日本毒性学会学術年会
第42回日本毒性学会学術年会
セッションID: S5-1
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シンポジウム5 農薬の安全性と毒性の評価とその問題点
このシンポジウムのねらい
*遠山 千春
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抄録
医薬品や一般化学物質の安全性・毒性については、これまで日本毒性学会(JSOT)において長年にわたり広く情報の共有が図られてきた。これに比して、農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤、病害予防治療剤等)の安全性や毒性については、十分な討論がなされてきたとは言いがたい。そこで、農薬の安全性がどのように担保されているのかの科学的基盤について情報を共有するため、まず農薬の開発と適用に関する基本事項を中心に教育講演(浅見忠男先生)を企画した。引き続き、このシンポジウムにおいては、農薬登録制度及び試験法の現状とあり方、曝露実態と健康影響など、それぞれの専門家に講演を依頼していている。様々な意見を交換することが重要と考え農薬工業会にも業界の観点からの講演を依頼したが積極的なご回答をいただけなかった。農薬の安全性についての議論は、科学的論拠に基づくことが必須である。総合討論では、講演等で指摘された問題を中心に議論をしたいと考えている。
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© 2015 日本毒性学会
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