日本毒性学会学術年会
第42回日本毒性学会学術年会
セッションID: W3-2
会議情報

ワークショップ3 イオンチャネル型受容体の機能とその毒性学的な意義
レドックス感受性TRPイオンチャネルのケモセンサーとしての役割
*森 泰生
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
TRP(transient receptor potential)はユニークな活性化感受性を示すカチオンチャネルを群である。最近、私たちはその酸化還元(redox)感受性を明らかにし、多様な生理的意義に迫りつつある。特に、酸化還元活性種の感知に関与する一群のTRPチャネルが存在しており、酸化ストレスだけでなく様々な外因性物質(毒物)を感知し、生体防御応答を制御することを示した。今回は、中でも最も高感受性のTRPA1に着目し、酸素に対してさえ生体防御応答を惹起しうるその興味深い生理的役割についての研究展開を紹介したい。
著者関連情報
© 2015 日本毒性学会
前の記事 次の記事
feedback
Top