日本毒性学会学術年会
第51回日本毒性学会学術年会
セッションID: S22-4
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シンポジウム22: 新薬開発における薬剤性痙攣の評価 ―非臨床における痙攣リスク評価の強化―
ヒトiPS由来神経細胞およびアストロサイトを用いたin vitro痙攣毒性予測と作用機序予測
*鈴木 郁郎
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抄録

動物実験廃止の国際的な潮流やFDA近代化法2.0の制定により、vivoを外挿するin vitro試験法への期待が寄せられている。In vitro神経活動を非侵襲に計測できる微小電極アレイ(MEA)計測法は、機能を指標とした化合物の毒性評価法の一つであり、OECDの発達神経毒性評価においても導入が検討されている。本講演では、ヒトiPS細胞由来中枢ニューロンおよびアストロサイトのMEA計測による痙攣毒性予測法およびin vitroデータからvivoへの外挿性にアプローチする方法について紹介する。続いて、皮質ニューロン、ドーパニューロン、アストロサイトそれぞれで取得した100化合物データから作用機序予測法について紹介する。加えて、最先端のCMOS-MEAを用いたField potential imaging法とビックデータ解析、およびそのアドバンテージについて紹介する。

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