主催: 日本毒性学会
会議名: 第51回日本毒性学会学術年会
開催日: 2024/07/03 - 2024/07/05
動物実験廃止の国際的な潮流やFDA近代化法2.0の制定により、vivoを外挿するin vitro試験法への期待が寄せられている。In vitro神経活動を非侵襲に計測できる微小電極アレイ(MEA)計測法は、機能を指標とした化合物の毒性評価法の一つであり、OECDの発達神経毒性評価においても導入が検討されている。本講演では、ヒトiPS細胞由来中枢ニューロンおよびアストロサイトのMEA計測による痙攣毒性予測法およびin vitroデータからvivoへの外挿性にアプローチする方法について紹介する。続いて、皮質ニューロン、ドーパニューロン、アストロサイトそれぞれで取得した100化合物データから作用機序予測法について紹介する。加えて、最先端のCMOS-MEAを用いたField potential imaging法とビックデータ解析、およびそのアドバンテージについて紹介する。