運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348
報告
LRT・路面電車を活用した都市再生の可能性
-世田谷線の事例を通じて-
太田 雅文
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 7 巻 3 号 p. 030-040

詳細
抄録

本稿の目的は,世田谷線を題材に,LRTや路面電車を活用した都市再生の可能性について論じることにある.高度成長期において路面電車が次々と廃止される中,世田谷線も旧玉電の支線として残された.しかしながら,成熟型社会の到来により,サステイナブルな社会の必要性が高まる今日,むしろ,地域からの愛着を得やすい世田谷線の位置づけは高まりつつある.本稿では,バリアフリー等公共交通としてのサービス機能の向上にはじまり,沿線地域との相乗効果を発揮すべく実施した,コミュニティとの協働型「フラワリング」やIC乗車券「せたまる」を活用した商店街振興策といった近年の取り組みを紹介することにより,今後,都市・交通政策や事業者のパラダイムシフトについて論じる.

著者関連情報
© 2004 一般財団法人運輸総合研究所
前の記事
feedback
Top