1966 年 19 巻 12 号 p. T291-T300
目的 糸巻き端面の段付け, バルジなどの形くすれの原因を除去し, 良い糸巻きをうるためには, 巻き糸中の状況を解析することか必要となる.その解析の基礎となる糸巻き表面の特性を知る手段として, 表面の弾性硬度を定義し, 巻き径との関連性を求める. 成果 近似的な解析てはあるか, その結果によって弾性硬度により, 糸巻きの表面特性か推定しうるという測定結果をえた.とくに, 等角オープンワイントの場合の表面特性, ならびに巻き半径の増加にともなう硬度の実験値, ならびに実験式をえた.