繊維機械学会論文集
Online ISSN : 1883-8723
ISSN-L : 0040-5051
19 巻, 12 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 1966 年 19 巻 12 号 p. e1a
    発行日: 1966年
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
  • 1966 年 19 巻 12 号 p. e1b
    発行日: 1966年
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
  • (第2報) 糸巻きの硬度について
    平井 恒夫, 津久間 新
    1966 年 19 巻 12 号 p. T291-T300
    発行日: 1966/12/20
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
    目的 糸巻き端面の段付け, バルジなどの形くすれの原因を除去し, 良い糸巻きをうるためには, 巻き糸中の状況を解析することか必要となる.その解析の基礎となる糸巻き表面の特性を知る手段として, 表面の弾性硬度を定義し, 巻き径との関連性を求める. 成果 近似的な解析てはあるか, その結果によって弾性硬度により, 糸巻きの表面特性か推定しうるという測定結果をえた.とくに, 等角オープンワイントの場合の表面特性, ならびに巻き半径の増加にともなう硬度の実験値, ならびに実験式をえた.
  • 清水 保昭, 池村 貞雄, 田畑 昌顕, 宇野 稔
    1966 年 19 巻 12 号 p. T301-T308
    発行日: 1966/12/20
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
    目的 よこ編み地のたて方向引っ張り挙動を解析するため, 簡単なループ模型を仮定し, 力の釣合いより荷重と伸長の関係を導く.また実際に編み地を引っ張り, 理論曲線と比較し検討を加える. 結果 1) 3個の円が互いに相接する平面モデルを考え, 荷重Pと伸びεとをθをパラメータとする式として導いた. 2) 一般に糸自身の伸びは無視できるので, n個のループよりなる編み地に対し, ループ1個当りにかかる荷重と編み地伸びは P=2EIF0(θ)/h02 ε=10.472(ng(θ)-n+1)/(1+2.732nf(θ)-1 をうる.ただしEIはループを構成する糸の曲げ剛性, h0はループの初めの高さを表わす. 3) 糸をループ状に曲げ, EIを測定する実験法を確立し, 同時に糸のばね定数kも実測した. 4) これらを理論式に入れ, 実測の引っ張り曲線と比較し, よい類似性のあることを示した. 5) ループが理想モデルに近いか, またずれていてもループの重なり部分や角度θを考慮すると, 理論と実際はよく一致することを示した.
  • (第2報) たて糸張力の変動とその影響
    内山 生
    1966 年 19 巻 12 号 p. T309-T315
    発行日: 1966/12/20
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
    目的 本報では, たて糸張力の実測値を第1報で得た関係式に適用して, 耳線形状の凹凸率を数値的に表現することを試みる. ついで, たて糸張力のサイクル間変動要因として, たて糸送り出し量の変動をとりあげ解析する. さらに, サイクル内挙動を実験的に考察し, クランクサークルとの関連性を追求する. 成果  (1) 基準線に対する耳形成点の左右のずれを, 実測張力から試算した.たて糸張力に約17%の変動率がある場合, 耳線形状の変動率は39%になる.  (2) サイクル間たて糸送り出し量を実測した.この結果から変動率は, この織機では11%で, 12サイクルを単位とする周期性のあることが認められた.この原因が送り出し装置にあり, 変動率が2%以下になる方法を実験的に検討した.  (3) つぎにサイクル内張力変動と織機の運動によるたて糸ひずみ量との相関を確認し, またたて糸の長手方向の張力分布も検討した.この結果, 耳形状に直接影響するたて糸張力は, 上口開口の糸で最高約12g, 下口開口の場合は最高36gを示し, 両者間に大きい差のあることがわかった.  (4) 以上のことから, 耳形状の直線性に関与するたて糸張力について, 若干の具体的知見を明らかにできた.
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