抄録
コウシュンシバ茎葉部の水抽出液はイヌビユの種子発芽と幼植物伸長を強く阻害した。茎葉部のメタノール抽出液からイヌビユの種子発芽阻害活性を指標にして阻害物質を各種カラムクロマトグラフィーおよびHPLCにより精製した。活性物質を含むODS-HPLC溶出区をメチルエステル/TMS誘導体とし, GC-MSにより分析した。
その結果、阻害物質として9つの脂肪酸 (C10-C18) と2つのフェノール酸 (p-クマール酸、p-ハイドロキシベンゾイックアシド) が得られた。特にフェノール酸の阻害活性が高かった。