可視化情報学会論文集
Online ISSN : 1346-5260
ISSN-L : 1346-5252
発着回数の少ない空港に着目した風による進入方向選択の意思決定の可視化
手塚 亜聖, 松山 陽祐
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2026 年 46 巻 8 号 p. 17-24

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抄録

 滑走路への進入方向は,航空機が対向風で着陸できるよう,着陸空港における風向変化に伴い調整される.本研究では,着陸時の閾値となる風の条件を明らかにするため,操縦者が進入方向を柔軟に選択でき,最適な経路選択が可能な離着陸回数の少ない空港に着目した.飛行経路の短い側に計器着陸装置(ILS)が供用されている空港では,優先滑走路方式適用の有無によらず,進入方向が変更となる風の閾値は背風成分約7 ktであった.飛行経路の長い側にILSが供用されている空港では,横風成分が大きい場合にILS進入可能な滑走路を選択する傾向が示された.優先滑走路方式に関しては,制限が解除される背風成分5 ktの閾値を超えると,飛行経路の短い進入方向を選択する傾向が認められた.

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