2018 年 2 巻 1 号 p. 135-137
本研究の目的は医療・福祉系養成校における低意欲学生の傾向を分析することである。対象は医療系学生404名・福祉系学生621名とし、平成29年の前期前半と後半、後期前半と後半にアンケート調査を実施した。項目は学校生活の充実度、目指す職種に対するギャップ、学習意欲、卒業後に専門職に就きたいか否かの4項目とした。学校生活の充実度については後期後半で医療系が22.4%、福祉系は31.1%であった。目指す職種に対するギャップは、ギャップ無しの回答が医療系では各期60%以上であるに対し、福祉系では34.6~46.5%であった。学習意欲については前期前半で医療系は21.1%、福祉系は16.2%がやや無い・非常に無いと回答していた。卒業後に専門職に就きたいか否かについては、前期前半で医療系は4.7%、福祉系では6.6%がまったく思わない・やや思わないと回答していた。以上の結果より、休退学者の減少の施策として学生の傾向を正確に把握し、早期から導入することが重要だと提案する。