2018 年 2 巻 1 号 p. 75-80
[目的]社会人学生を含むグループと現役生グループの討議過程からグループ学習の特徴を明らかにする。
[方法]参加観察法(非参加型)による日常生活援助技術演習後の社会人学生を含むグループと現役生グループのグループ学習中の発言内容を質的記述的に分析した。
[結果]共通して「方向づけ」で始まり、「テーマに沿った意見交換」「意見の調整」「「討議の再開」「学習課題の明確化・共有」「グループ学習の目標達成」のプロセスでグループ討議されていた。「テーマに沿った意見交換」の過程で「テーマからの逸脱」は共通していたが、社会人学生を含むグループでは「発言者の偏り」や討議過程での「指名」がみられた。
[結論] 社会人学生に「発言者の偏り」が生じていたが、同時に偏りを改善するための現役生の発言を促す「指名」をし、調整をしていた。社会人学生を含む学生グループの中でも現役生が主体的に発言できるような支援の必要性が示唆された。