2018 年 2 巻 1 号 p. 65-73
[目的]社会人学生を含むグループと現役生グループの発言内容からグループ学習の特徴を明らかにする。
[方法]参加観察法(非参加型)による日常生活援助技術演習後の社会人学生を含むグループと現役生グループのグループ学習中の発言内容を質的記述的に分析した。
[結果]グループ学習の特徴として、学生は演習体験での気づきをメンバー間で語り合い、学びを共有していた。学生は既習の知識を想起し、実践しながら未熟な技術を実感し、これまでの学習方法・内容の見直しをしていた。社会人学生を含むグループのグループ学習では、就業することの厳しさや心身の健康維持の重要性を認識していたことから、社会人経験を活用した助言が行われていた。
[結論]グループ学習の効果を高めるために学習内容に即した多様な背景を持つ社会人学生の経験を引き出すような関わりが必要である。