雑草研究
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ACN発泡性大型錠剤の水中拡散性
小浦 誠吾小笠原 致道上田 成次近藤 裕美谷口 恵美子鴨居 道明田中 十城則武 晃二片岡 孝義
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1994 年 39 巻 2 号 p. 91-95

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抄録
水田除草剤の散布方法については, 一層の軽労働化および簡易化および省力化等が要望されているが, 最近, そのような目的にそうものとして, 日本植物調節剤研究協会提唱の畦畔からの投げ込み型の大型製剤 (以下通称のジャンボ剤とする) が検討されている。しかし, 水田に藻類およびウキクサ等が発生しているとジャンボ剤有効成分の十分な拡散が妨げられることも予想されるので, 殺藻効果の高い ACN発泡性大型錠剤 (以下通称のACNジャンボ剤とする) との組み合わせ (前処理または同時処理) をすることによりそのジャンボ剤有効成分の拡散を良好にする目的でACNジャンボ剤の開発を進めている。本報では, 1個50gの発泡性の良い発泡性大型錠剤を作製し, 水田に投入してその後のACN成分の経時的な水中濃度の変化を調べ, 次の結果を得た。
1. 投入の処理6時間後までは投入地点と風下の地点でACNの水中濃度が高かったが, 処理1日後には投入地点と水田の四隅の水中濃度の差は小さくなり, ACNの水中拡散性が良好であることが示された。
2. 水中でのACNの濃度の低下は粒剤より速やかであった。
3. ジャンボ剤の投入地点, 四隅地点の水中濃度と粒剤の水中濃度の経時的変化を示す関数式 (崩壊式) を求め, 崩壊の様相を解明した。
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© 日本雑草学会
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