抄録
多種多様な情報が日常にあふれ、社会の一部としてその多くが共有されている。現代社会で生活していく上で、これらの情報を効率的に、かつ必要に応じて手に入れる手段が求められる。ネットワーク上に存在する多くの電子化されたデータの中から、必要なデータを探し出す方法として検索エンジンがよく使われているが、検索の対象となるのは基本的に文字データが主流である。本研究は画像中に存在する画素で構成されている文字に焦点を当て、目視ではすぐに探すことのできない単語をその画像中から素早く識別、検索し、必要とする単語のみを視覚的情報として抽出、表示させることを目的とした。今回、研究のサンプルとして「地図画像」を使用した。