抄録
カメラのカラー化・高画素化に伴い画像処理装置の計算負荷が増大している。そこで、処理時間の低減を目的としてGPGPU(General Purpose computing on Graphics Processing Unit)の適用を検討した。GPGPUの開発環境として、NVIDIA社のCUDA2.0を代表として選定した。検査処理に適用可能な代表的な処理として、単純二値化・シェーディング補正・テーブル参照・色検査処理・フィルタ処理を選択し、処理時間についての検証を行った。結論として、GPGPUを適用することにより処理時間・計算負荷の低減が実現できる。