画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第281回研究会講演予稿
セッションID: 16-04-09
会議情報

位置ベース流体シミュレーションのための局所密度補完モデル
*目野 泰平鶴野 玲治
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
精細な流体をリアルタイムで計算する方法として位置ベース流体シミュレーション手法がある。この手法では流体の非圧縮性を密度に関する制約として与え、制約を満たすように粒子の位置を直接移動する。この手法は高で安定した計算 が可能であるが、制約を満たすためには反復計算を行う必要があるためリアルタイムアプリケーションでは計算コストの面で問題となる。そこで本論文では、密度の制約を補完するために局所密度補完モデルを設定することで少ない反復計算回数でも非圧縮性を保つ手法を提案する。提案手法を用いることで、従来の手法よりも密度の安定化が可能であり、少ない計算コストで非圧縮性の実現が可能であることが確認された。
著者関連情報
© 2017 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top