1988 年 25 巻 1 号 p. 17-20
SPF豚農場の子豚30頭から分離したブドウ球菌83株と一般養豚場の子豚30頭から分離したブドウ球菌76株について菌種同定と薬剤感受性試験を実施した。両養豚場とも分離されたブドウ球菌は S. homins と S. haemolyticus が優勢であり, 両養豚場での菌種差はほとんど認められなかった。薬剤感受性試験ではKM, CTC, CPにおいて一般養豚場由来ブドウ球菌はSPF豚農場由来ブドウ球菌に比較して4倍以上高い50%MIC値が認められた。