赤門マネジメント・レビュー
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早期公開論文
早期公開論文の4件中1~4を表示しています
  • 経営学輪講シリーズ「組織ルーチンはどのように創られ、維持され、変化するのか―Howard-Grenville et al. (2016)」第10章
    會澤 綾子
    論文ID: 0240327a
    発行日: 2024/04/10
    [早期公開] 公開日: 2024/04/10
    ジャーナル フリー 早期公開

    本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第10章「関係的なパワー、人格および組織」を紹介したものである。第10章は、これまでの章とは異なり、組織ルーチン論から離れ、プロセス哲学の視点から、関係的なパワーのもたらす創造性について提言している。本稿では、第10章の概要を紹介したうえで、プロセス哲学の視点と組織ルーチンのプロセス学派の共通点や、プロセス学派の描く世界観の行方について論じる。

  • 経営学輪講シリーズ「組織ルーチンはどのように創られ、維持され、変化するのか―Howard-Grenville et al. (2016)」第8章
    阿部 真美
    論文ID: 0240325a
    発行日: 2024/04/04
    [早期公開] 公開日: 2024/04/04
    ジャーナル フリー 早期公開

    本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第8章「複雑なイノベーション・プロジェクトにおけるチーミング・ルーチン」を紹介したものである。第8章は、複数のエキスパートが前例のないプロジェクトの成功に向けてともに活動し、革新的な成果を得ることを目指す「複雑なイノベーション」に注目し、その成功要因を検討している。著者らは、アメリカのフロリダ州で行われたノナ湖プロジェクトをとりあげて、プロジェクトが成功に至るまでのプロセスを検討した。すると、同プロジェクトでは、その時々の状況に応じてエキスパート間で行われる調整と協働を意味する「チーミング」が効果的に行われていた。また、その背景には、チーミングを促進させる二つのチーミング・ルーチンと、チーミング・ルーチンを実現する三つのリーダーシップ行動があった。本章からはまた、複雑なイノベーションの文脈では、リーダーがルーチンを意図的につくることや、ルーチンの遂行的側面から直示的側面がつくられることが示唆された。本稿では、第8章の概要を紹介したうえで、改めてルーチン研究への貢献と課題を解説し、今後の発展の可能性を論じる。

  • 経営学輪講シリーズ「組織ルーチンはどのように創られ、維持され、変化するの か―Howard-Grenville et al. (2016)」第7章
    菊地 宏樹
    論文ID: 0240110a
    発行日: 2024/02/21
    [早期公開] 公開日: 2024/02/21
    ジャーナル フリー 早期公開

    本稿はルーチンハンドブックの第7章の解説である。第7章においては、ルーチンの遂行において組織内のアクターのパワーがどのような作用をもたらすかを明らかにすることが目的とされている。これにあたり上司が部下の1年の働きぶりを評価する業績評価面談が事例として用いられている。三つの業績評価面談を事例として、その録画を行い、それに基づいて会話分析が実施されている。分析の結果、ルーチンの遂行にあたり、上司と部下のパワー関係により直示的側面からの逸脱が発生するか否かが変わってくる点が明らかとなった。ただ、本章もルーチン・ダイナミクスのパフォーミングに関する議論に偏ってしまっているため、真にルーチン・ダイナミクスの研究とするためには、パターニングの要素の有無を再検証することが求められると考えられる。

  • 経営学輪講シリーズ「組織ルーチンはどのように創られ、維持され、変化するのか―Howard-Grenville et al. (2016)」第6章
    會澤 綾子
    論文ID: 0240110b
    発行日: 2024/02/21
    [早期公開] 公開日: 2024/02/21
    ジャーナル フリー 早期公開

    本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第6章「プロフェッショナル・ルーチンにおける接続性への人工物の役割を紹介したものである。第6章は、プロフェッショナル・ルーチンに焦点を当て、アクターと人工物は、それぞれ単独ではなく不可分な関係のなかでルーチンが構成されることを提言する。アクターと人工物が絡み合うなかで、プロフェッショナル・ルーチンにおける「個人」「専門職」「集合的業務」の接続性の基盤となっていると示唆し、フレームワークとして提示している。本稿では、第6章の概要を紹介したうえで、改めてプロフェッショナルとは何かを確認し、Jarzabkowski, Bednarek, and Speeからの発展の可能性を論じる。

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