経営学においてサステナビリティとウェルビーイングへの関心が高まっている。一方で、これまで両者の関係性を体系的に整理した研究は限定的であった。本研究の目的は、経営学分野におけるサステナビリティとウェルビーイングに関する研究の潮流を明らかにし、両概念がどのように扱われ、どのような関係性が議論されてきたかを統合的に分析し、将来の研究課題を導出することである。そのために本研究はFinancial Times選定のトップジャーナル50誌 (FT50) に掲載された関連論文33本を対象にシステマティックレビューを実施し、五つの研究潮流に分類したうえで、サステナビリティとウェルビーイングの概念化の動向を横断的に分析した。本研究の学術的貢献は、断片的に議論された二概念の関係を構造化し、今後の研究の課題・方向性を示した点にある。