商品開発・管理研究
Online ISSN : 2758-3872
Print ISSN : 1880-0297
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  • 山田 浩喜
    2023 年 19 巻 2 号 p. 2-18
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー
     本稿では、岐阜地区で競合関係にあるドラッグストアにおけるストアイメージ評価が消費者満足度の順位にどのように影響するかを階層ベイズロジットモデルによって解明する。さらに、モデルの構造異質性を表現するために、Gilbride, Allenby, and Brazell(2006)で提案された変数選択モデルを個体内モデルに組み込む。変数選択モデルによって顧客毎の満足モデルにおける反応パラメータ値の違いに加えて、モデル自体の構造異質性を表現することができる。そのため消費者満足に影響を与える要因を明確に把握することができる。ストアイメージには、利便性、商品の品揃え、商品の品質、価格の安さ、店舗の雰囲気、店員のサービスを構成する要因を用いる。実証分析の結果をもとに、満足度順位を高めるマーケティング施策の方向性について議論を展開する。
  • EV化を見据え、フィアットを中心に
    小山 太郎
    2023 年 19 巻 2 号 p. 19-42
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー
     デザインの自由度が高い電気自動車では、構造的に安定した固有の美しいかたちを研究する余地が大いにある。新しいボディフォルムを探求するデザインプロジェクトには 4 種類あり、それらは、当該自動車会社を象徴するような過去の傑出したモデルを大胆に再解釈するのか、それともゼロから新たなかたちを模索するのか、という軸と、将来の都市の在り方を踏まえるのか、踏まえないのか、という軸とで規定される。フォロワーになることを避けるならば、過去の優れたモデルを再解釈するプロジェクトとゼロから新たなかたちを模索するプロジェクトを同時に走らせて、かたちに関する刷新を常に図ることが自動車会社には求められる―ただし 自動車は、将来そうなりたい自分を示すべく自らのテイストが反映されたものであるので、刷新されたかたちは長寿命であることが求められる。つまり頻繁なモデルチェンジを行うというスタイリングの論理との決別が必要である。また自動車のデザインは、将来の都市の在り方と関連しており、イタリアの都市が演劇のための舞台(劇場空間)でもあることを踏まえると、未来の小型自動車は、即興的な演劇空間が街に出現した際には、おとぎの国の馬車のようなものとしてその演出に役立つものとなるだろう。さらに夜間照明を通じて日中とは違う雰囲気となった都市や、季節ごとに衣替えがなされた都市の雰囲気に応じてその色が変化する小型自動車なども考えられる。
  • 入澤 裕介
    2023 年 19 巻 2 号 p. 43-49
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー
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