1分子計測研究のパイオニアである大沢文夫博士（1922年12月10日〜2019年3月4日）は、日本生物物理学会若手の会が1996年に開催しました「夏の学校」において統計力学に関する一連の講義を行いました。この講義を元に日本語の教科書が2011年に出版されましたが、それ以来、英語版教科書の出版が望まれておりました。一般社団法人日本生物物理学会では、英語版教科書発刊チームにより、この都度、オープンアクセスの英文学会誌Biophysics and Physicobilogy （Vol. 18）のSpecial Issueとして英語版教科書を出版することにいたしました。2021年12月には、まずPrefaceとChapter 1が最初に出版されましたが、Chapter 2以後も次々と出版予定となっております。