進路指導研究
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1 巻
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 藤本 喜八
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 1-
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
  • 藤本 喜八
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 2-3
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
  • 田村 鍾次郎
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 4-12
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
    同一対象者を高校卒業後の実際の進路経歴により、中3、高3時の進路、職業希望等の調査結果について検討し、その希望の形成過程について考察を行なった。親の期待等を反映し、進学についての希望が比較的早期に決定していくのに対して、希望職業は不明確であること、男、女の比較では男子の希望の方が明確で、また達成度も高い点などが示された。中3時期が親の期待を色こく反映した希望の時期であるのに対し、高3時期が、社会での価値観を反映した主体的な希望をもっていく時期と、要約して述べてみたが、さらに検証し考察を加えていくべき点は多い。
  • 戸田 勝也
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 13-21
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
    職業興味検査開発上の1つの問題として、興味領域の決定に必要となる興味の分類、つまり職業興味の構造について検討した。そして、既に報告されているHolland理論を検証した同種の研究結果の対比において興味構造に関する若干の考察を行なった。その結果、次のようなことが確認された。(1)基本的な職業興味因子として、生産・技術、芸術・美術、事務・書記、社会・対人、科学・研究の5つをあげた。(2)の5因子の関連はHollandの環状構造にほぼ類似していることを検証した。(3)職業興味の階層構造はHolland理論を検討したNafzigerらの研究結果とほぼ同様の傾向を示した。これらの知見は興味検査作成の際の、1つの基盤となりうるであろう。また、職業興味を階層構造として把握することにより、進路指導における興味検査の活用において、より検査結果の解釈が深められるであろう。Levistraussによれば、「構造とは、要素と要素間の関係からなる全体であって、この関係は一連の変形過程を通じて不変の特性を保持するもの」といわれている。職業興味の構造をみるということは、生徒の興味プロフィールをみる場合、他の興味領域とのかかわりあいを教師が頭に描きながら、各生徒の興味傾向の全体を把握することである。本研究はこのような職業興味をより深く、総合的に解釈し、指導援助する道にも通じているといえよう。
  • 神谷 孝男, 首藤 太郎
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 22-29
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
    男子の勤労青少年224名を対象に、彼らが職場や職業生活にどのような希望や要求(欲求)を強くもっているか、現実に、そうした要求(欲求)はどの程度充足されているか、さらに、人生に何を求め、何に生きがいを感じているか、何のために働き、余暇はどのように活用しているかなどについて検討した。その結果、次のようなことが明らかになった。(1)「よい給与を得たい」と強く望んでいる者は79.0%にも達し、このほか、「よい労働条件の中で仕事をしたい」、「同僚とうまくやっていきたい」、「職場での生活は楽しくおくりたい」、「なんでもうちあけられる仲間がほしい」、「快適な作業環境で仕事をしたい」、「仕事は自信をもってやりたい」、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやりたい」といった要求を強くもっている者は50%を超えている。(2)現実の職場や職業生活では、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやっている」と肯定する者は77.6%に達し、このほか、「同僚とうまくやっている」、「上司を信頼している」、「なんでもうちあけられる仲間がいる」、「上司には懇切ていねいに指導してもらっている」と肯定する者は50%を超えている。しかしながら、「よい給与を得ている」と肯定する者は16.0%にすぎず、83.5%の者がこれを否定している。否定率の高い事項は、このほか、「現在の地位に満足している」、「職場における自分の将来に希望をもっている」、「仕事に能力や個性を発揮している」、「上司に好感をもたれている」、「同僚からたよりにされている」、「仕事に興味をもっている」、「職場の期待や要請に応えている」などである。そして、現在の職場や職業生活は「予想していたより悪い」と評する者が50.9%となっている。(3)人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者が23.2%で最も多いが、人生に何を求めてよいか「わからない」という者も15.2%見られる。「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は7.1%で、「何を求めてよいかハッキリしないが、毎日努力はしている」という者が37.5%で最も多い。なお、生きがいの対象については、何に一番感じているのか「わからない」という者が29.0%で最も多い。(4)「生計を維持していくため」に働いているという者が38.4%で最も多く、余暇は「趣味に打ち込んだり」、「仲間同士の交流を図ったり」、「ストレスの解消を図ったりすることに活用されることが多い。また、職場や職業生活に対してもつ要求の充足度が高い勤労青少年(要求「高充足群」)と要求の充足度が低い勤労青少年(要求「低充足群」)とを比較した結果、次のようなことが明らかになった。(1)「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は要求「高充足群」の方に、「なんとなく、毎日を送っている」という者は要求「低充足群」の方に多い。人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者は要求「高充足群」の方に、人生に何を求めてよいか「わからない」という者は要求「低充足群」の方に多い。なお、生きがいを何に一番感じているのか「わからない」という者は、要求「低充足群」では42.9%にも達し、要求「高充足群」(16.1%)よりも多い。(2)学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は、要求「低充足群」より、要求「高充足群」の方に多く、かつ、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は、要求「高充足群」の方に多い傾向がみられる。なお、全体的には、学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」という勤労青少年は29.9%、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は33.9%、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は23.2%にすぎず、今後、こうした指導の改善充実を図ることが期待される。
  • 岡田 三郎
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 33-35
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
  • 岸 国男, 出井 啓文
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 36-38
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
  • 米田 博
    原稿種別: 本文
    1980 年 1 巻 p. 39-41
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
    この調査は試み的規模の域を出ず、対象も制約されておるので十分な成果は得られなかったが、以上の点を指摘することにより社会・経済的条件と職業的行動の関係につき、より広範な仮設を発展するための示唆は得られるように考える。1.子弟の職業的発達に対する親の期待は教師のそれと異なる面がある。教師は公教育の理念をより大きく反映し、かつ中学校教師にその傾向が強い。2.経済的水準を異にするにつれ、親の期待は異なる。3.子弟に対する教育計画の水準を異にする親の期待は経済的水準を異にする場合と似かよっている。
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