Colloid & Interface Communications
Online ISSN : 2758-5379
48 巻, 3 号
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巻頭言
  • 酒井 俊郎, 飯山 拓
    2023 年 48 巻 3 号 p. 1
    発行日: 2023/08/25
    公開日: 2023/08/25
    ジャーナル オープンアクセス

    第74回コロイドおよび界面化学討論会は、9月12日(火)~9月15日(金)の日程で、長野県長野市にあります信州大学 長野(工学)キャンパス、ホテルメトロポリタン長野、善光寺本坊 大勧進 紫雲閣にて開催されます。昨年と同様にオンサイト(現地発表)・オンラインのハイブリッド開催となります。口頭発表はオンサイトとZoomによるオンライン発表のいずれかを選択することができ、ポスター発表はオンサイト発表となります。

    今回の討論会の主題は「コロイド・界面化学がつなぐ時間と空間」です。新型コロナウイルス感染症の拡大により時間と空間が断絶されました。人が直接出会うこともできず、学会もオンラインとなりました。そこで、本討論会では、時間(時間的背景、人が出会えなかった時間、世代など)と空間(空間的背景、専門分野、立場など)を超えて、人が出会う喜び、出会いが生み出す可能性、人のもつ創造性をコロイド・界面化学を通して再認識し、次の世代へと繋いでいくことを期待しています。

    一般研究発表、一般シンポジウム、科学奨励賞の受賞講演は9月12日(火)~9月14日(木)に信州大学 長野(工学)キャンパスにて実施されます。一般研究発表のセッションは昨年度と同様に以下の6つに分類されています。1.界面活性剤と両親媒性物質、2.分子膜、3.ソフトマターとバイオシステム、4.微粒子・ナノ粒子・ナノマテリアル、5.分散・凝集、6.固体表面と濡れ・吸着・接着。一般シンポジウムとして、討論会テーマを冠した「コロイド・界面化学がつなぐ時間と空間」、および「次世代マテリアルへの挑戦:最新コロイド技術による材料設計とプロセス最適化」、「有機フッ素化合物の関わる界面化学の新展開」、「界面ナノフォトニクス ~固液界面での光と物質の相互作用とダイナミクス~」、「水が関わるin situナノ構造変化分析」が実施されます。科学奨励賞を受賞された慶應義塾大学 理工学部 伴野太祐氏および京都大学 化学研究所 猿山雅亮氏による講演も行われます。また、ポスター発表は討論会初日9月12日(火)の午後に信州大学 長野(工学)キャンパスにて完全オンサイトで実施されます。

    二日目9月13日(水)の午後にホテルメトロポリタン長野にて信州大学先鋭材料研究所特別特任教授 金子克美氏による総合講演、およびスピードスケート オリンピック金メダリスト 小平奈緒氏(社会医療法人財団慈泉会 相澤病院、信州大学 特任教授)による特別講演が実施されます。また、Lectureship Awardを受賞されたUniversity of Newcastle教授 Erica Wanless氏(オーストラリア)およびLund University教授 Tommy Nylander氏(スウェーデン)による講演も予定されています。さらに、本年度は討論会の日程を1日延長して四日目9月15日(金)に善光寺本坊 大勧進 紫雲閣にて国際シンポジウムが開催されます。国際交流イベントも予定されています。

    一般研究発表、シンポジウムにおける口頭発表とポスター発表には、それぞれ188件と187件の申し込みを頂いています。その他、総合講演や特別講演、キーノート講演、奨励賞講演、一般シンポジウム、国際シンポジウムでの企画講演を合わせると、合計で407件程度となる予定です。若手研究者の発表には、例年通り、若手口頭講演賞、ポスター賞が設けられています。活発で有意義な討論会となりますよう、ご協力をお願い申し上げます。長野でお会いできることを楽しみにしております。

    新型コロナウイルス感染症の流行状況により開催形態を変更することがございます。詳細は、部会ニュースレター会告やホームページをご確認ください。

    https://colloid.csj.jp/202303/74th_meeting_1st/

特集記事
  • 2023 年 48 巻 3 号 p. 2-8
    発行日: 2023/08/25
    公開日: 2023/08/25
    ジャーナル オープンアクセス

    本年の第74回コロイドおよび界面化学討論会は「コロイド・界面化学がつなぐ時間と空間」を主題に、信州大学長野キャンパスで開催されます。本討論会では5つの魅力的な一般シンポジウムが企画されております。

    今回の特集記事では、これら一般シンポジウムを企画された先生方に当該研究分野の研究背景・動向に関する解説や依頼講演の内容(依頼講演者の紹介)などをご執筆頂きました。討論会へ参加される皆様におかれましては、ぜひこれら紹介記事をご一読いただき、各シンポジウムへの参加をご検討ください。ご自身の専門分野外であっても、シンポジウムに参加することで何かしらのヒントが得られたり、新しい出会いが待っているかもしれません。

    討論会への参加を決めかねている方は、ぜひこのシンポジウムをきっかけに参加してみてはいかがでしょうか。

     

    ・コロイド・界面化学がつなぐ時間と空間

     Time and space connected by colloid and interface chemistry

     

    ・次世代マテリアルへの挑戦:最新コロイド技術による材料設計とプロセス最適化

     Challenges for Next-Generation Materials: Material Design and Process Optimization Using Modern Colloid Technology

     

    ・有機フッ素化合物の関わる界面化学の新展開

     New Horizon of Surface Chemistry for Fluorinated Materials

     

    ・界面ナノフォトニクス~固液界面での光と物質の相互作用とダイナミクス~

     Interfacial nanophotonics -Dynamics of light-matter interaction at the liquid-solidinterface-

     

    ・水が関わるin situナノ構造変化分析

     In situ analyses on nanostructural change in aqueous dispersions

     

    〔担当:田中佳祐(日光ケミカルズ株式会社)、近藤剛史(東京理科大学)〕

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