台湾における電子産業は, 約20年前の, 外国大手資本による半導体組み立てに始まり, 現在では“Made in Taiwan”とマーキングされた製品が世界中に売られるようになった。しかし, ハイブリッド技術が実際の産業レベルで役に立つようになったのはごく最近のことである。
台湾におけるハイブリッド製品の売り上げや成長率については公式な発表がないため, 定量的な推定は難しい。しかし, 現在, 25以上の工場で, セラミック基板上に, 厚膜技術を用いたハイブリッドICや部品が作られている。薄膜については, いまだに軍用や通信用のごく限られた用途にとどまっている。
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