日本放射線技術学会雑誌
日本放射線技術学会では,学術雑誌として毎月1冊(年12冊)の「日本放射線技術学会雑誌」を発行しています.この雑誌は,放射線技術学に関する研究成果としての原著論文や臨床技術論文などの学術論文の他,教育講座や基礎講座などを連載しており,最新の臨床放射線技術を第一線の研究者・実務者によりわかりやすく解説しています.放射線技術学の研究者・実務者必携の学術雑誌です.
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収録数 50,045本
(更新日 2026/04/14)
Online ISSN : 1881-4883
Print ISSN : 0369-4305
ISSN-L : 0369-4305
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Pubmed
2024年度 瀬木賞 受賞論文
81 巻 (2025) 8 号 25-1488
タングステンリングを用いたワイドビームCT装置におけるビーム幅計測法の考案とその精度評価について もっと読む
編集者のコメント

本研究は,X 線CT のビーム幅測定における,X 線検出体を用いた従来法の問題点を解決するペンシル型電離箱線量計を用いる手法について,ワイドビーム幅の計測精度に主眼を置いて検証した論文である.近年,100 mm 長のペンシル型電離箱線量計とタングステンリングを用いた計測法が提案されている.本研究では,100 mm の線量計を移動しながら300 mm 長の空気カーマ長さ積を測定し,その際にタングステンリングを用いることで,ワイドビーム特有の問題点であるヒール効果による影響がビーム幅の測定精度に影響することを明らかにした.また,タングステンリング幅,管電圧,公称ビーム幅を可変させた際の,ビーム幅計測法の考案と誤差の要因を特定し,その補正法を開発した.医療被ばくの中で線量が多いCT 装置では,線量測定の精度は被ばく管理にも大きく影響する.また,近年ではワイドビーム撮影が可能なCT 装置が多く普及する中,本研究は大変貴重な研究内容であり,瀬木賞に相応しいと考え推薦した.

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