森林野生動物研究会誌

表紙

原稿種別: 表紙
2010 年 35 巻 p. Cover1-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_Cover1

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表紙イラスト(説明)

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. App1-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_App1

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目次

原稿種別: 目次
2010 年 35 巻 p. Toc1-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_Toc1

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北海道中部・南東部におけるシジュウカラとゴジュウカラの繁殖期の生息状況

藤巻裕蔵

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 1-6
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_1

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1976〜2009年の4月下旬〜7月上旬(高標高地では7月下旬)に北海道中部・南東部の823区画(5km×4.5km),調査路928か所でシジュウカラとゴジュウカラの生息状況を調べた.シジュウカラが出現したのはそれぞれ505区画(61%),548か所(59%),ゴジュウカラが出現したのは333区画(40%),359か所(39%)であった.シジュウカラの生息環境別の出現率は常緑針葉樹林53%,針広混交林52%,落葉広葉樹林77%,カラマツ林71%,農耕地・林68%,農耕地43%で,住宅地71%であった.ゴジュウカラの出現率はそれぞれ67,63,60,50,33,16,14%であった.標高別の出現率はシジュウカラについては200m以下では60%,201〜400mでは65%,401〜600mでは61%,601〜800mでは40%,801m以上では12%,ゴジュウカラについてはそれぞれ33,47,68,36,24%であった.調査路2km当たりの平均観察個体数は,シジュウカラでは常緑針葉樹林0.5±0.5(平均値±標準偏差),針広混交林0.8±1.1,落葉広葉樹林1.0±1.1,カラマツ林1.0±1.1,農耕地・林0.8±1.2,農耕地0.3±0.8,住宅地0.8±0.8.ゴジュウカラではそれぞれ0.5±0.9,0.6±0.9,0.5±0.9,0.1±0.3,0.2±0.4,0.04±0.23,0.03±0.17であった.

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ニホンリスの巣と営巣特性

矢竹一穂

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 7-12
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_7

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千葉県と山梨県のアカマツが優占する森林でニホンリス(Sciurus lis)の営巣木40例および球状巣23例の測定を行った.営巣場所は林縁木および林縁部の利用も多く,営巣木はアカマツの28例が最も多く,その他カラマツ6例,スダジイ2例,シラベ2例など常緑針葉樹の利用が多かった.営巣木の胸高直径(平均±標準偏差)は26.1±9.7cm,樹高は13.0±3.3m,巣の地上高は10.1±2.5mであった.巣は長径40cm,短径25cm,高さ20cm程度で,巣材は外層が営巣木と同種の小枝,内層はスギ・ヒノキの樹皮が主に利用されていた.小枝は直径約2〜5mm,長さ50〜300mmのものが1巣で53〜116本が使用されていた.リスの巣は球状で鳥類のように皿状ではなく,周囲に内層巣材に利用したスギ・ヒノキの剥皮跡が見られることが特徴であった.また,ムササビの球状巣はリスのものより約1.5〜2倍弱大きかった.

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生息痕跡によるムササビの生息地利用の解析

繁田真由美, 繁田祐輔, 田村典子

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 13-21
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_13

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東京都西部に位置する多摩森林科学園樹木園内の調査範囲1.8haにおける直接観察によるムササビの最大個体数は,2.2〜3.9頭/haであった.糞は広葉樹に比べて針葉樹の下に多く落下しており,5月,10月に比べて2月に多い傾向が見られ,分解者や溶解など糞の残留率が影響している可能性があった.16樹種5部位(葉・芽・花・堅果を含む種子・果実)の食痕が確認され,常緑あるいは落葉広葉樹の葉が年間を通して利用された.糞や食痕が多く集中しているエリアはあったが,樹木ごとにみると,糞が落下している木と採食頻度が高い木は必ずしも同じではなかった.

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エゾモモンガの冬期の採食物とその選択性

南部朗, 柳川久

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 22-25
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_22

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冬季に雪上に存在する食痕からエゾモモンガPteromys volans oriiの採食物を知ることを目的とし,帯広市郊外の林において調査を行った.調査期間(1月〜3月)中に落葉広葉樹林で採食されていたのはハルニレの冬芽,シラカンバの冬芽と花穂,ハンノキの冬芽と樹皮であった.このうち,特にハルニレの冬芽が選択的に採食されていることがわかった.

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博学連携によるセンサーカメラを使った哺乳類調査の実践

永野昌博, 澤畠拓夫, 三上光一

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 26-32
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_26

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哺乳類は子どもたちが最も関心の高い生き物であるにも関わらず,野外調査の困難さから小中学校の総合的な学習の時間での教材としてほとんど扱われていない.本研究では,博物館と学校が連携して,センサーカメラを活用することによる野生哺乳類調査の教材化を試みた.本調査で,17種類の哺乳類を撮影することができ,子どもたちは身近な自然環境の多様性や哺乳類と環境との関わりを学ぶことができた.また,本調査活動を通じ,子どもたちは周囲の自然環境や哺乳類に強く関心を抱くようになった.これらのことから,博学連携によるセンサーカメラの活用を総合学習に組み込むことによって野生の哺乳類であっても効果的な教材となり得ることが示唆された.

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南アルプス地域におけるコテングコウモリの分布とねぐら利用

佐藤顕義, 勝田節子, 山本輝正

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 33-41
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_33

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南アルプス地域においてコウモリ類の調査を2005年11月から2009年3月まで行った結果,ねぐらにおける目視調査13地点と森林における捕獲調査2地点の計15地点でコテングコウモリを確認した.この地域における本種の記録はこれまで,夏季,標高1000m以上(落葉広葉樹林帯上部から亜高山帯)にほぼ限定されていたが,本調査では標高350mから750mの範囲で周年確認され,夏季に当才獣も確認された.本種は南アルプス山麓にあたる落葉広葉樹林下部から常緑広葉樹林帯に周年生息し,出産哺育も行われていると考えられた.車両用トンネル内外の穴や割れ目において,晩秋から春季まで確認され,越冬場所として利用されていた.

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野生動物の断片的紹介(16) : オーストラリア(6)

斉藤昌宏

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 42-44
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_42

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追悼柴田義春さんを偲ぶ

樋口輔三郎, 林文

原稿種別: 本文
2010 年 35 巻 p. 45-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_45

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事務局報告

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 46-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_46

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第42回森林野生動物研究会大会記録

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 47-49
発行日: 2010/03/01
公開日: 2017/10/03

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_47

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森林野生動物研究会会則

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 50-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_50

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「森林野生動物研究会誌」投稿規定

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 51-52
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_51

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森林野生動物研究会入会案内

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 53-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_53

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投稿連絡票

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. 55-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_55

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編集後記

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. App2-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_App2

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編集委員

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. App3-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_App3

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奥付

原稿種別: 付録等
2010 年 35 巻 p. App4-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_App4

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2010 年 35 巻 p. Cover2-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_Cover2

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CONTENTS

原稿種別: 目次
2010 年 35 巻 p. Toc2-
発行日: 2010/03/01
公開日: 2019/10/26

DOIhttps://doi.org/10.18987/jjwrs.35.0_Toc2

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