日本未病システム学会雑誌
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12 巻 , 2 号
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  • 櫻林 郁之介
    2006 年 12 巻 2 号 p. 253-260
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 喜多 敏明
    2006 年 12 巻 2 号 p. 261-266
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    緒言: わが国の医療と福祉の現状をみると, 健康診断事業とリンクした西洋型未病対策に関する研究と実践は盛んである。しかし, 西洋医学の検査を行っても異常を見出せず, 自覚症状で苦しんでいる東洋型未病者のQOL (生活の質) の向上と健康寿命の延伸を実現するための研究や実践は, 未だ十分なされていない。そこで, 漢方治療の受療者をQOL低下のパターンによってタイプ分類し, それぞれのタイプが東洋医学的にどのような特徴を有するのかを解析し, 今後の東洋型未病対策に活用する目的で, 本パイロット研究を行った。
    方法: 対象は, 平成17年6月から平成18年6月までに千葉大学柏の葉診療所を受診した500例 (男性137例, 女性363例, 平均年齢57.0歳)。漢方治療の前に健康関連QOLと東洋医学的病態を評価した。健康関連QOLの測定にはSF-36 (MOS Short-Form 36-Item Health Survey) を用い, 東洋医学的病態の測定には寺澤の気血水スコアを用いた。SF-36の8つの下位尺度得点を算出し, 階層的クラスター解析 (最長距離法) の結果をもとに, 各クラスターの気血水病態の特徴を検討した。
    成績: 解析データと樹形図から抽出された8つのクラスター (A-H) の特徴は以下のとおりであった。A (33例): 精神的健康度の著しい低下と気虚・気鬱・水滞の病態。B (35例): 日常役割機能 (身体) の低下と気虚・水滞の病態。C (34例): 日常役割機能 (精神)・社会生活機能の低下と気虚・〓血・水滞の病態。D (162例): 健常人と同程度のQOLで, 気血水の異常なし。E (68例): 心の健康・活力の低下と気血水の全般的異常。F (158例): 体の痛み・全体的健康感の軽度低下と気虚・〓血・水滞の病態。G (5例): 加齢に伴う身体的健康度の低下はあるが, 気血水の異常なし。H (5例): 身体的健康度の著しい低下と気血水の全般的異常。
    考察: 本研究で得られたQOL低下のタイプ分類は, 東洋医学的な気血水の病態とも密接な関係を有することから, 東洋型未病に対するヘルスプロモーション・ツールとして適用できる可能性が示唆された。
  • 山本 昌弘, 徳田 泰子, 芦田 康示, 谷 幸治
    2006 年 12 巻 2 号 p. 267-273
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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    目的: 「ルンブルクスルベルス末」は, ミミズ類アカミミズが原料のルンブルクスルベルス末を主成分とする機能性健康食品である。ミミズ類は伝統的医学では地竜として, 脳卒中, 関節痛などに用いられる。成分ルンブロキナーゼが見出され, 線溶系促進作用を持つと報告されている。今回, 製造元である (株) ワキ製薬から本品の提供を受け, 初期段階の臨床試験を行った。
    方法: 高脂血症・高血圧症・軽症糖尿病などの生活習慣病を有する被験者10名の参加を得て行った。男性8名, 女性2名, 平均年齢48.0±2.8歳 (S. E.)。凍結乾燥精製成分160mgを含む被験品1カプセルずつ1日3回, 毎食後服用。診察・採血検査は, 服用開始2週前, 服用開始直前, 1カ月後, 2カ月後, 3カ月後終了時に行った。原疾患治療のための薬剤は, 服用量を変えないで継続。その他の薬剤は, 試験開始2週前から服用を禁止。推計学的処理はWilcoxon matched-pairs signed rank testによった。
    結果: 自覚症状: 服用開始時, 何らかの自覚症状を訴えた9例において, 改善項目数・改善程度の観点で, 服用により何らかの改善をみた例が8例あった。疲れやすさ・めまい・冷え・頭痛・肩こり・不眠・いらいらなどに対する効果がみられた。自覚症状の延べ改善率は59%, また症状ごとの改善度の総平均値をみると推計学的有意に有効であった。なお, 自覚症状の改善率および改善度の判定については, 山本らの前報に準拠。
    検査所見: 血圧, 脂質代謝, 糖質代謝, 血液凝固線溶系, 体重などについて, 服薬前後の比較を行った。服用前値については2回測定で平均値を採用した。脂質代謝に関して最も興味ある成績が得られた。何らかの改善は10例中7例にみられた。服用開始前と終了時との値を比較し推計学的検定を行った結果, 血中LDLコレステロール値は有意に低下, HDLコレステロール値は有意に上昇した。血液凝固線溶系については, 本試験の採血時期, 検査項目では, PT-INR, FDPにほとんど影響を見出し得なかった。また, 中性脂肪・血中総コレステロール, 血糖・HbA1C, 体重・BMI, 血圧などについては, 有意の変化は認めなかった。
    教案と結論: 本剤の有する自覚症状改善作用とコレステロール代謝改善作用とは, 報告されている血液凝固線溶系への良効とあいまって, 動脈硬化症・血栓症・末梢循環不全などに関連する生活習慣病予防・未病対策貢献への期待が持たれる。
  • 藤倉 小百合, 藤澤 信隆, 齋藤 久美子, 小山 茂
    2006 年 12 巻 2 号 p. 276-279
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 太田 宏樹, 縄田 麻友, 中西 員茂, 原 規子, 瓜田 純久, 島田 長人, 笹本 修一, 土谷 一晃, 赤坂 喜清, 杉本 元信
    2006 年 12 巻 2 号 p. 280-283
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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    症例は59歳, 女性。健康診断にて左鎖骨上窩腫瘤精査目的にて近医より紹介受診した。頸部リンパ節腫脹を疑い, 吸引細胞診を試みるも, 腫瘤に針を刺すと左前腕に放散痛を認めたため, 施行せず。全身検索した結果, 右上縦隔に直径3cm大の辺縁明瞭な腫瘤を認めた。同部位の生検の結果, 悪性所見を呈さない神経鞘腫であった。本症例は多発性神経鞘腫症と考え, 現在経過観察中である。本邦では神経鞘腫は比較的認めるが, 通常単発例であり, 本例のごとく多発するのはまれである。生検時に放散痛を認めたことにより神経鞘腫を疑い, 診断を得ることに役立ったと考えるため, この1例を報告する。
  • 秋山 佳子, 榎本 実, 石橋 令臣, 根本 隆章, 浜田 久美子, 信岡 祐彦, 品川 俊人
    2006 年 12 巻 2 号 p. 284-287
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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    75歳の男性。1年以上前より, 自転車乗車時に出現し数分で消失する右側腹部痛を認めていた。近医受診し精査するも特記すべき異常所見を認めず, 症状持続するため当院を受診した。身体所見上特記所見を認めず, MRI, 超音波上も特記所見を認めなかったが, 注腸造影にて回盲部変形を認めたため, 下部消化管内視鏡検査を施行したところ, 回盲部に複数の潰瘍性病変を認めた。同部の生検で, 壊死した腸管粘膜表面に, 胞体内に赤血球を貪食したアメーバ原虫の栄養体を認めた。便培養でもEntamoeba histolytica/disparが検出され, 抗赤痢アメーバ抗体も400倍と高値であった。以上より赤痢アメーバ症と診断し, メトロニダゾールの内服を開始したところ, 症状は消失し, 自転車を漕いでも腹痛の出現は認めなくなった。
  • 徳竹 英一
    2006 年 12 巻 2 号 p. 290-292
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 野口 久
    2006 年 12 巻 2 号 p. 293-294
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 高橋 久仁子
    2006 年 12 巻 2 号 p. 296-299
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 橋本 通子, 野々村 瑞穂
    2006 年 12 巻 2 号 p. 301-303
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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  • 川村 昌嗣
    2006 年 12 巻 2 号 p. 306-310
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2010/08/06
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