エンジンサイクル解析を用いて,パルスレーザーラムジェット機のSSTO打ち上げの検討が行われた.
高々度では,多くのレーザーエネルギーが化学反応凍結流によって失われるが,重量100kg,断面積
1m
2程度の機体にたいして,100MW程度のレーザーパワーでレーザーラムジェット機をSSTO打ち上げ
可能であることがわかった.
また,エンジンサイクル解析により得られた運動量結合係数Cmを,
CFDを用いて得られたCmと比較することでその妥当性を検討した.
結果として,エンジンサイクル解析はCmを過小評価していることがわかった.
この理由は,実際の加熱過程における強い非定常なエネルギー入力と機体のafterbody上での
空間的にローカライズされた圧力上昇のためであると考えられる.
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