植草学園大学研究紀要
Online ISSN : 2433-555X
Print ISSN : 1883-5988
13 巻
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植草学園大学研究紀要
  • 2021 年 13 巻 p. 1
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー
  • 2021 年 13 巻 p. 3-4
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー
  • 学生の性格型から英語教育を考える
    安藤 則夫, 長谷川 修治
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 13 巻 p. 5-16
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

    (要旨)今までの著者らのアンケート調査では,英語が不得意と思う学生が多かった。その原因が多数の学生の性格型に合っていない英語教育法にあると予想し,確かめた。学生の性格の違いは,勉強への意欲や勉強法の違い・成績や習得の違いとなって現れると考えられる。今回は,アンケートによって学生の性格から見たニーズを明らかにし,性格の違う学生が自分に合った勉強の仕方を出来るようにする教材について検討した。アンケートの結果,活発型の学生が多かった。活発型の学生は,集中力を求められる授業が苦手であり,学習の成果が得られないことが分かった。また,学習の成果を得るには,理解できることが重要であると考えられ,英語のあらゆる面での理解が簡単に得られる教材について検討した。それは,集中力が弱くても飽きさせない英語の持つ多層的情報が得られやすい教材であると予想され,そのような教材の可能性について検討した。

  • 動機づけ調整方略を媒介とした影響過程の検討
    金子 功一, 金子 智栄子
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 13 巻 p. 17-25
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

    本研究では,友人に対する価値観と友人との葛藤解決効力感が,動機づけ調整方略の各下位尺度を媒介して,学習効果の指標である感情的エンゲージメントと学習の持続性の欠如に及ぼす影響過程について検討した。調査対象者は大学生479 名(男性:194 名; 女性:285 名)であった。構造方程式モデリングによるパス解析を行ったところ,友人に対する価値観は,動機づけ調整方略の下位尺度を媒介して,学習効果に有意な影響を及ぼしていた。また,友人に対する価値観は,葛藤解決効力感を媒介し,感情的エンゲージメントに正の影響,学習の持続性の欠如に負の影響を及ぼすことが示された。特に,動機づけ調整方略の価値づけ方略は,学習効果の各要因に影響を及ぼしており,学習に自分自身や目標のためとして意義を見いだすことが最も重要であることが示された。

  • 現職教員の英語力向上を視野に入れて
    長谷川 修治, 安藤 則夫
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 13 巻 p. 27-38
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,小学生用デジタル教材による個別学習で,成人のリスニング力が向上するかを検証することであった。今回は,英語力に不安を抱える現職教員を視野に入れ,類似した大学生対象の調査とした。参加者は,処置群として1 年間以上英語学習をしていない3・4 年生合計9 名,対照群としてリスニング力の成績が処置群の学生とほぼ同じ1 年生9 名であった。処置群は,1 つのLesson が15 分程度で終わる18のLesson で構成された5・6 年生用デジタル教材を使用し,1 日1 Lesson を目安に1 ヶ月程度の個別学習を行った。一方,対照群は当該大学で実施された習熟度別少人数クラスで通常の英語授業を13 回受講した。それぞれの事前・事後を学習内容とは関係のない英検準2 級のリスニングテストで比較した結果,処置群は成績が向上し5%水準で有意な差になった。一方,対照群は成績に有意な向上はなかった。よって,英語力に不安を抱える現職教員は,小学生用デジタル教材による個別学習で,英語力の基盤となるリスニング力の向上が図れると示唆された。

  • 早川 雅晴
    原稿種別: 症例報告
    2021 年 13 巻 p. 39-50
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

     植草学園大学構内には約 2ha のビオトープ「植草共生の森」が造成されている。「共生」の名が示すように, 障害のある人もない人も,子どももお年寄りも,誰もが安全に楽しく散策したり様々な体験や学習をしたり する場の創出を目指して 2012 年より整備を始めた。当初は放置された荒れた森であったが,2020 年現在は, 多様な環境の創出により,多様な生物が観察されるようになっている。また,これまでの整備活動及びビオ トープを活用した体験活動を通して様々な学習を提供することができた。今後も継続的な整備活動が必要で あるが,目標としていた持続可能な里山をモデルとしたビオトープの大枠は形作られてきたので,ここまで の整備と活動の記録を記すこととした。

  • 千葉 諭
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 13 巻 p. 51-57
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

    要旨:膝関節外反は,膝関節前十字靭帯損傷のリスクを高める肢位として知られている。また,着地動作 においては,下肢による衝撃緩衝能力が重要である.そこで本研究では,片脚着地動作時に生じる膝関節 外反運動と下肢の衝撃吸収能力の関連について明らかにすることを目的とした。対象は健常男子大学生 16 名とし,課題動作は 45cm 台からの片脚着地とした.着地時の床反力データより衝撃緩衝係数を算出し,下 肢の角度変化量との関連性について検討した。結果,衝撃緩衝係数と膝関節外反(rs = 0.54,p<0.01,95 % CI:0.30 〜 0.71),膝関節屈曲(rs = -0.62,p<0.01,95% CI:-0.77 〜 -0.41),骨盤前傾(rs = 0.32, p<0.05,95% CI:0.04 〜 0.55)との間にそれぞれ相関がみられた.さらに,膝関節外反と骨盤前傾(rs = 0.32,p<0.05,95% CI:0.04 〜 0.55),膝関節屈曲(rs = -0.30,p<0.05,95% CI:-0.55 〜 -0.04)との 間にそれぞれ相関がみられた。このことから,着地直前における大腿直筋の過剰な筋活動が下肢のスティフ ネスを高め,膝関節外反運動を引き起こしていた可能性が考えられた.そのため,衝撃吸収を意識した着地 動作を習得することで膝関節外反運動を予防できる可能性が示唆された

  • 一般に誤解されていることを最新の知見を交えて説く
    前田 仁士
    原稿種別: 総説
    2021 年 13 巻 p. 59-65
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー

    片頭痛の実態は重い神経障害であり,人口の約10%が日常的に悩んでいる。国際頭痛学会では,4 〜72時間続く再発性の原発性頭痛障害を片頭痛と定義している。頭痛は片側性かつ脈動性が多く,中等度から重度の強さが日常的な身体活動によって悪化し,めまいや悪心あるいは羞明および音過敏を伴うことが多い。片頭痛には周期的な病態の変化があり,「予兆期」,「前兆期」,「頭痛発作期」,「postdrome(後発症状)」と移行する。発作の約3 日前から体調の変化を感じる予兆期には視床下部,脳幹,大脳辺縁系,および特定の皮質領域が活性化し,約3 分の1 の患者は視覚,感覚,言語または脳幹の障害からなる前兆を伴う時期があるが,その際大脳皮質に特有の“spreading depression (CSD)”が生じる。Postdrome ではめまい,倦怠感,身体の痛み,集中力の欠如,抑うつ症状などが残存し,これが仕事などに対する意欲の低下にもつながる問題となっている。片頭痛の発症メカニズムは1938 年から研究され始め,現在も治療薬開発のために世界各国で研究が続いているが,近年になって分子生物学や画像解析技術の進歩により,ようやくその病態解明に光明が現れている。

  • 原稿種別: 研究論文
    2021 年 13 巻 p. 67-72
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー
  • 2021 年 13 巻 p. 73-81
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー
  • 2021 年 13 巻 p. 82
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/03/26
    ジャーナル フリー
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