植草学園大学研究紀要
Online ISSN : 2433-555X
Print ISSN : 1883-5988
14 巻
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植草学園大学研究紀要
  • 原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 1
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 3-4
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー
  • 金子 功一, 栗原 ひとみ
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 5-15
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    本研究では,大学生 158 名 ( 男性:37 名 ; 女性:121 名 ) を対象に,ボランティア活動や地域への関心,職業観,自己効力感等に関するオンライン調査を行った。研究Ⅰでは,ボランティア活動への参加,学生の住んでいる地域や大学周辺地域への関心について調査した。その結果,学生は地域への関心は低いものの,大学が地域と連携する必要性を感じていることが示された。研究Ⅱでは,ボランティア活動における職業観が進路選択に対する自己効力と友人との葛藤解決効力感に及ぼす影響過程について検討した。その結果,職業観の「やりがい」や「経済的安定」は,進路選択に対する自己効力を媒介し,友人との葛藤解決効力感に有意な正の影響を及ぼしていた。また,職業観の「人間関係」は,直接,友人との葛藤解決効力感に有意な正の影響を及ぼしていた。職業選択において,良好な人間関係を求めることは,友人との葛藤を適切に解決できる効力感につながることが示された。

  • —学生による3歳児の教材制作を通して一
    實川 慎子, 久留島 太郎
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 17-26
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    本研究では,保育者養成校と附属園における学生への協働的教育の試みとして学生による 3 歳児の教材制作を実施し,学生への教育効果と協働的教育を通した保育者への効果を探索的に明らかにすることを目的とした。協働的教育を通じた教材制作について学生と保育者の感想をKH coder によるテキストマイニングを用いて分析した。その結果,附属園で制作した教材を子どもが使用する様子を観察することにより,学生は教材の使いやすさだけでなく,遊びにおける教材の役割や子ども同士の関わりなどに気づき,保育者としての意識が明確になることが示唆された。また学生の教材制作が保育者とのやりとりを通して対話的に行われることで,附属園の保育者は,学生の工夫に刺激を受け,子どもたちの遊びにどのように生かされるかを考える機会となったことが推察された。附属園の保育者どうしが互いの理解を語る中で対話が生まれ,保育者どうしが保育観を理解し合うきっかけが生まれた。

  • ー大学生と現職教員の比較による調査ー
    長谷川 修治
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 27-35
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,小学校 5・6 年生を対象としたデジタル教材で,小学校教員の英語力が向上するかを,大学 1 年生のデータと比較して推定することであった。そのため,一日かけて行われる免許状更新講習で,現職教員 18 名にまず英検準 2 級のリスニングテストを実施した。次に,小学生用デジタル教材による一斉授業を 1 つの Lesson(15 分程度)体験してもらい,情意面に関する 6 項目の質問紙調査(5 件法)を実施した。そのリスニングテストの結果を,この教材で同様の学習を 5 回実施した大学 1 年生 27 名の事前テストの結果と比較したところ,有意な差はなかった。また,同様の質問紙調査を実施した大学 1 年生の結果と比較したところ,6 項目全てで有意な差はなかった。この大学 1 年生は小学生用デジタル教材を使用した一斉授業を毎週 1 回の割合で合計 5 回経験した結果,リスニング力の有意な向上を示した。したがって,現職教員も同じような学習をすればリスニング力の向上が期待でき,総合的な英語力の向上につながるのではないかと示唆された。

  • ー2020 年 4 月の緊急事態宣言前後の調査ー
    遠藤 隆志, 鈴木 瑛貴, 窪谷 珠江, 馬場 彩果
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 37-43
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    本研究は,2020 年より続くコロナ禍において様々な活動に大きな制限を受ける大学生を対象として,質問紙法を用いてコロナ禍がエネルギー消費量ならびに生活習慣に与える影響を明らかにすることを目的とした。204 名の大学生が調査の対象となった。身体活動調査票から算出された 1 日のエネルギー消費量は,コロナ禍前の 2020 年 1 月は対象者全体で 2067.2kcal であったが,緊急事態宣言中の同 4-5 月では, 1833.5kcal に有意に低下した(p<0.001)。またアンケート調査より,間食やスクリーンタイムの増加,睡眠の夜型化など様々な生活習慣ならびに心理的ストレスも大きく影響を受けたことが確認された。また,これらの変化は宣言解除後の 8-9 月においても宣言前の状態に完全に戻ることなく継続される傾向が認められた。健康的な大学生活を送り,生活習慣病を予防するために,様々な行動制限下においても身体活動量ならびに規則正しい生活習慣を維持することが必要かつ重要であると考えられた。

  • ー『おべんとうばこのうた』の創作に関する実践報告ー
    仁科 幸, 鈴木 瑛貴
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 45-52
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    本稿は,植草学園大学発達教育学部の 3 年生を対象として開講している「保育内容演習Ⅰ(表現)」の授業において,オンライン授業と対面授業を併用して実施した全3回の授業の中で,手遊びうたの実践,創作,発表の過程で学生がどのような学びを得たのかを考察することを目的とした。授業での様子やワークシートより,学生は,生活の中に存在する身近な表現を手遊びうたの中に取り入れることで,生活と保育の現場での身体表現が地続きのものであることを体験的に理解する機会を得ていることが明らかとなった。学生自身が,自由な発想のもとに主体的に自分の経験や嗜好を振り返り,他者とコミュニケーションをとりながら課題に取り組むことで,身体表現活動に対する技能が向上し,自らの表現を共有する喜びや他者の表現への関心が高まったと考えられる。

  • 早川 雅晴
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 53-59
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    植草学園大学構内にあるビオトープ「植草共生の森」は 2012 年より造成・整備が進められている。当初は放置され,林床がアズマネザサに覆われた荒れた森であったが,下草刈りを行ったり小川や水田を造成し,多様な環境が創出されたことにより,2021 年の調査では 154 種の植物が観察された。「植草共生の森」は人が手を加え続けることで維持される里地里山環境をイメージして造成しているため,今後も環境が少しずつ変化し,それに伴い植物相も変化することが予想される。そこで,将来植生の変遷を追跡する基礎資料として植物相を記録することとした。

  • 窪谷 珠江, 小泉 佳右
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 61-68
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    【目的】幼児の身体活動量と有能感および社会的受容感を計測し,その関係性について調査することを目的とした。【方法】幼稚園の年長児 22 名を対象とした。身体活動量の測定は,三軸加速度センサー付き小型活動量計を用いた。有能感および社会的受容感の測定は The Pictorial Scale of Perceived Competence and Social Acceptance for Young Children を参考とし,個別面接調査を行った。身体活動量について,歩数は 13,000 歩を境に,中高強度活動時間(moderate-to-vigorous physical activity;以下,MVPA 時間)は 70 分/日を境にその多寡をそれぞれ分類し,歩数と MVPA 時間の両方とも高値を示した者を「身体活動量充足群」,それ以外の者を「非充足群」として 2 群に分類した。それぞれの群における有能感および社会的受容感の得点の差を,Mann-Whitney の U 検定を用いて求めた。【結果】身体活動量充足群は非充足群と比較して運動有能感および一般的有能感が有意に高かった。両群において社会的受容感に有意差は認められなかった。

  • ー継続の賛否に関する要因分析からー
    千田 直人, 池田 恭敏
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 69-75
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    大学で作業療法学を専攻する 1.2 年次生が勉強に難渋する解剖学等の科目に関するリメディアル教育として,教員がチューターとなって支援にあたる学修チューター制(以下,チューター制)を実践した。チューター制では,学生が小グループの協同学習を通じて学力向上を目指し,教員は効率的な学習方法や個人学習の進捗確認と共に,学生同士の学び合いを促した。その実施後アンケートの結果,チューター制を有効であると評価し,今後も継続することに賛成な学生が多かった。継続の賛否に関する要因分析では,少人数での勉強で意欲が向上し,学生同士や教員とも良好な関係を築けた学生は,有意にチューター制を継続したいと思っていた。一方,継続に消極的な者は,有意に通学時間が長く,休日の睡眠時間が短かった。また,GPAも高い傾向にあり,効果的な個人学習が定着していることが確認できた。

  • 百田 貴洋, 加賀谷 斉, 伊藤 慎英, 酒野 直樹
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 77-81
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
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    近年,摂食嚥下に対する機能的電気刺激が用いられている。生体を電気刺激する場合には,最も大きな筋収縮が得られる運動点を刺激することが重要である。運動点は解剖学的には運動神経が筋膜を貫通する部位で舌骨・喉頭挙上筋の運動点はすでに確認されている。しかし,表面電極を用いて電気刺激を行う場合,通常は運動点を挟んで電極を設置する双電極法を用いるが,喉頭挙上筋が存在する頚部は弧を描いているため,運動点を最も有効に刺激が可能である表面電極設置部位は明らかでない。そこで本研究では X 線透視下で電気刺激時の舌骨の運動を計測し,表面電極の最適設置部位を検討した。今回の結果から,舌骨上端より上方1〜 2cm 舌骨正中より側方 2cm に表面電極を設置したときに電気刺激による舌骨の総移動距離と水平方向の移動距離が大きくなることが明らかとなった。

  • 原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 83-90
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 91-99
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 研究論文
    2022 年 14 巻 p. 100
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/06/30
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