学生の私語による騒音は講義を著しく阻害する。私語騒音は社会問題として新聞雑誌に取り上げられている。教師の講義のやり方によっては私語騒音が減少するので,教師自身の責任も若干あるため,防止策を深く追求しない。しかし最近次第に私語騒音が増大する傾向がある。そこで日頃考え実行していて方策を示すのでご批判をお願いする。
私語騒音は自覚の足らぬ学生が,わかろうとしない講義を出席目的で在席するため,退屈から隣の人に話しかけることから始まる。教室の構造,机の配置,出席者の数によってもその騒音値は変る。学生に自覚を持たせるため,訓話をする。その瞬間は静かになるが永続きしない。しかし繰返すことにより,少しずつ向上の気配がある。
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