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クエリ検索: "むずむず脚症候群"
202件中 1-20の結果を表示しています
  • *近藤 英明
    看護薬理学カンファレンス
    2024年 2024.2 巻 2024.2_S1-1
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/04
    会議録・要旨集 オープンアクセス

    妊婦の

    むずむず脚症候群
    (restless legs syndrome: RLS)の有病率は同世代で同じ地域の女性の有病率の 2-3 倍と高率である。我々の日本人妊産婦 266人 を対象とした調査では有病率は 15%であり、合併症の有無に関わらず有病率は ほぼ同じである。半数以上のRLS 症状は軽症であるが、重症者も1割以上認 められる。COVID-19 の感染拡大ととともに RLS の有病率は増加する傾向が 認められ、最近の妊婦の調査でも倍増している。見過ごすことができない睡眠・ 覚醒障害の一つである。

    妊婦のRLS の多くは妊娠中に症状が出現し、出産とともに消失すると報告さ れていた。しかし、妊娠直前からさらにさかのぼって確認すると、半数以上の者 が RLS 症状を自覚していた時期があることが判明している。妊娠前からRLS が 存在する例では出産後も症状が続き、治療のために薬剤が必要となり断乳を要 することもある。安定した妊娠・産褥期を過ごすためには妊娠前からの治療介 入が必要であり、女性のライフステージに合わせた対応が望まれる。

    妊婦を含む RLS 患者ではビタミン D 欠乏状態の者が多い。妊婦のビタミン D 欠乏状態は RLS の独立した予測因子であることも報告されている。我々の調 査ではビタミン D 欠乏は妊婦のRLS のリスクを約 3 倍高めていた。また、妊婦 のRLSと関連する血清25(OH)ビタミン D 濃度のカットオフ値は10ng/mLであっ た。妊婦のRLS 症状に対するビタミン D 補充療法の有効性は報告されていな いが、本カットオフ値は補充療法の目安になるものと期待している。

    日本で RLS に対する保険適用を取得してる薬剤はドパミン作動薬であるプラ ミペキソールとロチゴチンの 2 剤のみであるが、いずれの薬剤も妊婦への投与は 禁忌である。動物実験で妊娠初期の妊娠継続性に影響を及ぼすことが報告さ れており、妊娠可能性のある女性に対する両薬剤の継続服用には他の治療法へ の切り替えを含めた注意を要する。本症には前述のビタミン D に加えて、鉄や葉 酸の欠乏も影響することが知られており、適切な補充療法が必要である。

  • 永松 正明, 塩澤 全司
    日本内科学会雑誌
    2000年 89 巻 4 号 691-697
    発行日: 2000/04/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Restless legs syndromeは夜間就寝時に下肢に深在性の「むずむず感」などと表現される異常感覚が生じ,足を動かさずにいられなくなる病態をさし,しばしば睡眠障害をきたす.特発性のものと尿毒症などに伴う症候性のものがあり,ドパミン系細胞の機能異常などの機序が推測されているが,原因は解明されていない.ドパミン作動薬, L-dopa薬などが有効である.診断には注意深い問診が重要である.
  • 蓮尾 英明, 石原 辰彦, 畠 尚子, 三枝 美香, 岡田 美登里, 木村 秀幸
    Palliative Care Research
    2011年 6 巻 2 号 344-349
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/01
    ジャーナル フリー
    今回われわれは, がん性腹膜炎による出血性貧血を併発した症候性
    むずむず脚症候群
    に対して, 輸血が有効であったがん終末期症例を経験した. 症例は, 70歳代, 女性, 肝細胞がん. 下肢の異常感覚に対して, 赤血球輸血の施行後に症状の劇的な改善を認めた. がん終末期では, 症候性
    むずむず脚症候群
    を合併する頻度は高いと予想され, 積極的な診断と適切な治療が必要であると考えられた. Palliat Care Res 2011; 6(2): 344-349
  • 寺澤 捷年, 辻 正徳, 八木 明男, 小林 亨, 隅越 誠, 地野 充時
    日本東洋医学雑誌
    2017年 68 巻 3 号 231-235
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/26
    ジャーナル フリー

    防已茯苓湯は『金匱要略』収載の漢方方剤であり,その適応は四肢の骨格筋が楡の葉が動くように攣縮する者(四肢聶聶動者)と記述されている。著者らは不随意な四肢の筋収縮現象に防已茯苓湯が奏効した2症例を経験した。 本報はその症例の呈示と表面筋電図の結果を示したものである。防已茯苓湯の四肢聶聶動についての症例報告は調査した限りでは見いだせなかった。また,この不随意な筋収縮運動を筋電図によって検討した報告はこれまでにない。表面筋電図の結果から,この不随意運動はミオキミア(myokymia)と関連するものであることが推測された。

  • *周尾 卓也
    看護薬理学カンファレンス
    2024年 2024.2 巻 2024.2_S1-2
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/04
    会議録・要旨集 オープンアクセス

    体内のビタミン D は多くが皮膚で生合成されるともに、一部が食餌から摂取される。これらビタミン D は肝臓と腎臓で順を追って2回の水酸化反応を受けるこ とで様々な生理活性を発揮するが、ビタミン D 充足の指標となる貯蔵量は肝臓 で水酸化した 25 - ヒドロキシビタミン D の血中濃度で評価されている。

    最近になって、ビタミン D 欠乏と

    むずむず脚症候群
    との関連が注目されるよう になってきた。
    むずむず脚症候群
    の症状が頻発し、増悪する妊娠後期の血中濃 度を検証した私たちの先行研究においても、臨床で採用されている血液化学検 査の CLEIA 法では定量限界値の 4ng/mLを下回るほどに 25 - ヒドロキシビタミ ン D 低値の患者を複数認めていた。

    妊婦

    むずむず脚症候群
    における発症のカットオフ値を明確にする目的で、質 量分析技術の一つであるLC-multiple-reaction-monitoring-MS 法の高感度測 定を導入したことで、妊婦 205 名を対象とした定量結果から、これまでに10ng/ mLという25 - ヒドロキシビタミン D の閾値が得られており、現在も調査を継続し ている。

    他方、新しい質量分析技術であるLC-high-resolution-MS 法の高分 解能測 定を活用して、25 - ヒドロキシビタミン D のように予めに標的分子を絞ることなく、 体内の生化学反応で生じる有機化合物−代謝物−を幅広く同定する取り組みも 進めている。

    代謝物は、生命活動の表現型、あるいは表現型が現れる直前の変動に直結 していることから、妊娠、分娩、産後に急激に変化する母体の血液中には、物理 化学的性質の異なる多様な代謝物が盛り込まれているはずで、これら代謝物の 特徴によって、母子の健康状態を描出できる可能性があると考えている。

    この先には、妊婦と非妊婦や健常と病態とを比較する方策で、血中代謝物の 全体像から周産期母子の健康を見守るバイオマーカー探索に有用な解析プラッ トフォームの構築とその提供を目指している。

  • 駒田 陽子, 廣瀬 一浩, 白川 修一郎
    女性心身医学
    2002年 7 巻 1 号 87-94
    発行日: 2002/06/30
    公開日: 2017/01/26
    ジャーナル フリー
    妊娠随伴睡眠障害は睡眠障害国際分類によれば,妊娠中に生じる不眠あるいは過眠と定義され,一般に過眠で始まり重度の不眠へ進展することが多いとされる.本研究では,妊婦の睡眠習慣,睡眠健康や睡眠障害の可能性についての実態を把握することを目的として,研究内容を十分に説明し同意の得られた,妊娠初期,中期,末期の妊婦364名(29.7±4.2歳)および同一地域に居住する非妊婦194名(34.0±4.2歳)を対象とした探索的調査を行った.睡眠習慣に関しては,就床時刻には妊婦と非妊婦で差はみられなかったが,起床時刻は妊婦の方が,どの妊娠期においても非妊婦に比べて有意に遅延していた.また睡眠時間も同様に妊婦で有意に延長していた.睡眠健康に関しては,妊婦は睡眠維持が悪化しており入眠困難性を有していた.
    むずむず脚症候群
    ・周期性四肢運動障害の可能性のある者は妊娠中期で発生頻度が9.0%と高かったが,海外での報告と比べかなりの低値であった.睡眠時歯ぎしりは妊娠初期で発生頻度が高く,夜間下肢こむらがえりは妊娠各期で発生頻度が対照群に比して高かった.悪阻の症状が重度の者は睡眠維持,入眠困難性,起床困難性が悪化していた.本研究から,心理的不安の強い妊娠初期に,悪阻などにより睡眠が障害され,また妊娠期を通じて
    むずむず脚症候群
    や周期性四肢運動障害など入眠を障害する睡眠随伴疾患が発生している可能性のあることが判明した.
  • 加藤 久美
    心身医学
    2024年 64 巻 5 号 431-435
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/09/01
    ジャーナル フリー

    睡眠不足と生活の夜型化は,若者に限らずわが国の社会的な問題である.思春期・若年成人は体内時計が後退するため,夜型になり早起きが苦手となる.顕著な遅寝,遅起きを呈する睡眠覚醒相後退障害は思春期・若年成人に多く,神経発達症にも多いことが知られており,起立性調節障害の有病率が高いとの報告がある.睡眠の疾患からの視点では,「むずむず」などの脚の不快感があり脚を動かしたくなる下肢の感覚異常を伴う運動障害である

    むずむず脚症候群
    の成人において,体位性頻脈症候群が多いことが知られている.また,日中の眠気,居眠りを呈し,思春期・若年成人に発症する中枢性過眠症である特発性過眠症においても,起立性調節障害の随伴症状がみられることがある.起立性調節障害の診療では,睡眠不足の有無,就床時刻・起床時刻のリズムの問題,入眠時の脚の不快感がないか,日中の眠気や居眠りの問題がないかを確認し,睡眠衛生指導を行うことが重要である.

  • 白石 一浩, 高尾 龍雄
    心身医学
    2008年 48 巻 10 号 902-
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 所 昭宏, 木村 剛, 中井 吉英
    心身医学
    2008年 48 巻 10 号 902-
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 水野 泰行, 福永 幹彦, 中井 吉英
    心身医学
    2008年 48 巻 10 号 902-
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 刑部 彰一, 平野 亘, 内山 真, 高橋 秀夫
    日本内科学会雑誌
    2021年 110 巻 4 号 753-760
    発行日: 2021/04/10
    公開日: 2022/04/10
    ジャーナル フリー

    睡眠障害は,糖尿病において高頻度でみられる併発症である.睡眠が障害されると,自律神経系の機能を介し血糖コントロールに悪影響を及ぼす.睡眠障害によるQOL(quality of life)低下は積極的な治療アドヒアランスを低下させ得る.本稿では,糖尿病と睡眠の関連について述べ,糖尿病で多く併発する睡眠障害として,不眠症,閉塞性睡眠時無呼吸,レストレスレッグス症候群を取り上げ,併発機序について考え,診療のポイントをまとめた.

  • アプライド・セラピューティクス
    2012年 4 巻 1 号 20-23
    発行日: 2012年
    公開日: 2021/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
  • 行動医学研究
    2012年 18 巻 Supplement 号 S23-S26
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/07/03
    ジャーナル フリー
  • 濱野 高行
    臨床血液
    2019年 60 巻 9 号 1092-1099
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/10/08
    ジャーナル 認証あり

    無作為介入研究(RCT)により,貧血改善以外の鉄の恩恵は,

    むずむず脚症候群
    の改善や貧血を有さない鉄欠乏患者における倦怠感の改善などもわかってきた。心不全患者におけるRCTから,静注鉄剤であっても自覚症状のみならず,心不全増悪による入院を有意に減らすと報告され,欧州心不全ガイドラインでも鉄欠乏があれば,ferric carboxymaltoseを静注投与することが推奨された。また血液透析患者におけるRCTでも積極的静注鉄剤投与が,鉄欠乏時にだけ投与する消極的投与に比し,赤血球造血刺激製剤の投与量や輸血頻度を減らすだけでなく,非致死性心筋梗塞,脳卒中,心不全入院,総死亡の主要複合アウトカムを抑制することが報告された。これらの理論的根拠は,致死的心筋症を呈する心筋特異的transferrin receptorノックアウトマウスの基礎実験に求めることができる。このマウスでは,心筋内鉄欠乏が電子伝達系の機能不全を惹起する結果,アデノシン三リン酸の産生障害が起こり,鉄欠乏によるオートファジー不全が異常ミトコンドリアの心筋内蓄積を招来する。

  • 高橋 一司
    神経治療学
    2018年 35 巻 3 号 272-276
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/25
    ジャーナル フリー

    Although Parkinson disease (PD) is generally considered a movement disorder, a majority of PD patients also suffer from non–motor symptoms (NMS) adding to the overall burden of parkinsonian motor symptoms. NMS in PD are numerous and include sleep disturbance (insomnia, excessive daytime sleepiness, sudden onset of sleep, REM sleep behaviour disorders, restless legs syndrome), mood disorders (depression, anxiety, apathy) and fatigue, neuro–psychiatric disturbance (hallucination, delirium, delusion, impulse control disorders, dopamine dysregulation syndrome, cognitive dysfunction, dementia), autonomic dysfunction (orthostatic hypotension, constipation, urinary dysfunction, sexual dysfunction, hyperhydrosis) and sensory disturbance (pain). Despite the high prevalence and associated disability of NMS in PD, many of the NMS may not have effective treatment options. One possible strategy for assisting clinicians in decision–making is the use of evidence–based medicine (EBM) treatment guideline, whose principles allow clinically meaningful conclusions to be drawn from clinical trials, and therefore the comparison of results from these different trials is simplified. The new Japanese “PD clinical guideline 2018” updates the previous PD treatment guideline 2011 and incorporates new data on efficacy, safety, and implications for clinical practice of treatments for NMS of PD published from January 2009 to February 2016. By using the current evidence in the medical literature, EBM helps to provide the best possible care to patients. There is a paucity of research concerning the diagnosis and treatment of NMS in PD. The NMS of PD are frequently missed or undeclared during routine consultations and well–performed large–scale RCTs for the treatment of the different NMS in PD are lacking. A large number of studies indicates that this is a continually changing field and that there is a need for constant updates.

  • 白川 修一郎
    女性心身医学
    2022年 26 巻 3 号 328-332
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/31
    ジャーナル フリー
  • 渋井 佳代
    バイオメカニズム学会誌
    2005年 29 巻 4 号 205-209
    発行日: 2005年
    公開日: 2007/10/23
    ジャーナル フリー
    女性は,月経,妊娠・出産,閉経を通して,視床下部-下垂体-卵巣系の内分泌環境が大きく変動する.それに伴い,気分の変調や睡眠が変化することはよく知られている.月経前には,いらいら,抑うつ感を伴った日中の眠気の増加が特徴的である.妊娠中に関しては,妊娠前期に過眠がみられるが,妊娠中期には比較的安定し,妊娠後期に夜間不眠が多く経験される.睡眠時無呼吸症候群や
    むずむず脚症候群
    が発症する場合もある.産褥期には夜間睡眠の分断化が余儀なくされる.更年期には,ほてりやのぼせなど自律神経症状がきっかけとなる夜間不眠がみられる.それぞれのライフステージにおけるホルモン動態を正しく理解し,適切な対処をする必要がある.
  • 片山 宗一
    日本内科学会雑誌
    1995年 84 巻 3 号 419-423
    発行日: 1995/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 滝本 佳予, 西島 薫, 森 梓, 金 史信, 小野 まゆ
    日本ペインクリニック学会誌
    2016年 23 巻 1 号 8-11
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/06
    [早期公開] 公開日: 2015/11/20
    ジャーナル フリー
    全身の痛みを中心とする多彩な症状を訴え心因性多飲を合併する患者に対し,薬物療法・認知行動療法と併せて行った,患者の語りの傾聴と対話を重視した診療が有用であった1例を報告する.症例は68歳の女性,全身の痛みを訴えて当科を紹介受診した.併存合併症として心因性多飲による低ナトリウム血症と意識混濁,
    むずむず脚症候群
    ,過敏性腸症候群,睡眠障害,失立失歩があり,ドクターショッピングを長年続けた後の受診であった.患者の語りの傾聴と対話により,まず心因性多飲が改善した.次いで痛みの訴えを線維筋痛症・中枢感作性症候群と診断し薬物療法・認知行動療法を実施したところ,ドクターショッピングをやめ症状も軽減した.“説明不能な”痛みの訴えはペインクリニックではたびたび遭遇する.器質的原因が明確ではない疾患の症状を一元的にとらえ,診断治療を行う役目を果たすためには,患者との語り合いにも問題解決への可能性があることが示唆された.
  • 唐津 尚子, 吉川 悟
    心身医学
    2008年 48 巻 10 号 902-903
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
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