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クエリ検索: "アジアの風"
165件中 1-20の結果を表示しています
  • 清水 正治
    雑草研究
    1977年 22 巻 Suppl 号 225-230
    発行日: 1977年
    公開日: 2010/02/25
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  • 原沢 秀明
    溶接学会誌
    2012年 81 巻 7 号 563-565
    発行日: 2012年
    公開日: 2015/02/05
    ジャーナル フリー
  • 草と農耕とのかかわり
    清水 正治
    雑草研究
    1978年 23 巻 1 号 1-8
    発行日: 1978/06/25
    公開日: 2009/12/17
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  • E-journal GEO
    2019年 14 巻 1 号 93-98
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/20
    ジャーナル フリー
  • 橋本 晃, 齋藤 晴美
    農業農村工学会誌
    2019年 87 巻 3 号 211-216,a3
    発行日: 2019年
    公開日: 2022/06/20
    ジャーナル フリー

    筆者らは,既報において(一財)日本水土総合研究所が独自に開発した「農家参加型水管理組織評価診断表」による調査結果を報告した。この成果を踏まえ,伝統的な水管理組織が存在するインドネシアのスバック地域およびタイのムアンファイ地域,ならびにスリランカの集団入植した地域において同様な調査を実施した。加えて,これらの地域では地域共同体の存在が参加型水管理の機能発揮によい影響を与えているのではないかと考え,新たに開発した「社会学的観点からの水管理組織診断表」によるアンケート調査も同時に行った。その結果,これらの地域の水管理組織は,地域共同体的な性格を持ちながら適切かつ合理的な水管理を行っており,共同体の結びつきが強いほど良好な水管理が行われていることがわかった。

  • 北原 淳
    ソシオロジ
    2000年 45 巻 1 号 101-109
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2016/11/02
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  • *松本 淳
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018a 巻 S603
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/01
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    1 アジアのモンスーン気候

    気象学・気候学では,モンスーン(季節風)気候とは,季節によって卓越風向が反対になる現象のことである。Ramage (1971)では,1月と7月を夏と冬の代表月として,1) 地表風の卓越風向が120度以上変化, 2) 卓越風の出現頻度の平均が40%以上,3) 卓越風の平均風速が3 m/s以上,4) 経緯度5度以内での高低気圧中心の出現が2年に1回以下,との4条件によって,世界のモンスーン気候の分布を示した。この図によると,日本や韓国・中国を含む東アジアは,上記の4)の条件によってのみ,モンスーン気候ではない,とされた。このような地域は世界の他の中緯度から亜熱帯地域には存在しない。

    1990年代になると,気象衛星観測の充実により,モンスーン気候のもう一つの側面である夏雨気候が注目され,モンスーン地域の定義を雲活動や降水量から行う研究が主流となってきている。例えばWang and Ding (2008) では,1) 北半球の夏(5~9月)と冬(11~3月)の降水量の差を年降水量で除したモンスーン降水指標(MPI)が0.5以上,2) 夏と冬の降水量の差が300 mm以上の地域をモンスーン気候域とすることを提案している。この定義によると,アジアからアフリカにかけての伝統的なモンスーン地域以外に,世界の全大陸とその周辺域にモンスーン気候が存在することとなり,グローバル・モンスーンとも呼ばれる。しかし,この定義においても,緯度30度より極側にモンスーン気候がみられるのは,アジアだけであり,亜熱帯から中緯度にかけて広がるモンスーンアジアの気候の特異性は,依然として明白である。

    2 大陸東西での大きな乾湿コントラスト

     グローバル・モンスーン気候論の一つの主眼点は,多雨の夏雨モンスーン気候と,その西側のやや極側に隣接する乾燥域とが,対で存在することである。この乾燥域が大陸上に広く東西に広がっている大陸は,ユーラシア大陸だけである。換言すると地中海性気候が広大な面積を占めている大陸は,ユーラシア大陸だけである。

     ジャレド・ダイヤモンド(2000)は,東西に長いユーラシア大陸が,農耕の発展に有利であったとし,また,藤本(1994)や佐藤(2016)などは,ユーラシア大陸東部の夏雨地域と,西部の冬雨地域の違いを論じている。ユーラシア大陸東西の気候コントラストが人類史に果たしてきた役割はきわめて大きかったといえる。

    3 モンスーンと稲作

     ユーラシア大陸東部のモンスーンの降雨による夏雨地域には,水田が広がっている。篠田他(2009)によれば,この水田から蒸発した水蒸気が,中国大陸上の梅雨前線帯における対流活動を活発化させているという。水田という人間活動が作り出した陸面状態が,モンスーンアジアに特有の大気陸面相互作用をもたらしている可能性がある。

    浅田と松本(2012)は,ガンジス川・ブラマプトラ川の下流域において,近年洪水が頻発する一方,バングラデシュでは乾季作が拡大し,1998年の大洪水以降は,乾季米が雨季後期米の生産量を上回るようになったことを示した。洪水を契機とした灌漑の普及が,モンスーンアジアの稲作を大きく変貌させている。

    4 大陸東西での気候の将来変化

    IPCC(2013)などによる地球温暖化に伴う気候の将来予測においては,熱帯アジアモンスーン域では降水が増加し,地中海性気候域では,乾燥が強まる可能性があることが指摘されている。現在でも大きいユーラシア大陸の東西の乾湿気候コントラストがより強まる方向に向かうことになる可能性が高い。
  • *佐藤 洋一郎
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018a 巻 S601
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/01
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    人間の生存には糖質と、たんぱく質・脂質など必須の栄養素の摂取が必須である。世界の人類集団はそれら栄養素を持つ食材を同所的に生産(獲得)し、加工・調理してきた。これを「食のパッケージ」と呼ぶ。モンスーンアジアに典型的な食のパッケージは水田稲作と淡水漁撈による「米と魚」という形をとる。また欧州の畑では人間の食料とともに家畜の飼料が栽培されてきた(「ムギとミルク」のパッケージ)。食のグローバル化は、食材の大量生産と長距離輸送を促進してこれらのパッケージを壊しつつあるが、このことが食料生産に使うエネルギーを過大にしてきた。ここでは伝統的な食のパッケージと風土の相互関係について考える。
  • *横山 智
    日本地理学会発表要旨集
    2020年 2020a 巻 S201
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/01
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    ■背景

     現在,発表者が代表の「ネイチャー・アンド・ソサエティ(NS)研究グループ」は,2007年度に日本地理学会の研究グループとして正式に認められ,今年度で7期目を迎えた.これまで14年間,日本地理学会学術大会において,数多くの研究グループ集会とシンポジウムを開催し,地理学界内における人文社会系と自然系の研究者との協働,また隣接する他分野の研究者との協働を実践してきた.さらに2013年度には,海青社から『ネイチャー・アンド・ソサエティ研究シリーズ』(全5巻)を刊行した.NS研究グループは,これまで地理学で研究対象とされなかったテーマにも積極的に挑み,研究グループ発足当初の目的であった「専門や地域の垣根を取り払ってつなぐ」という目標は,少なからず達成された.そして,今期をもってNS研究グループは,日本地理学会における研究グループとしての活動を終えることを決定した.

     我々は,NS研究グループの活動を締めくくるための,シンポジウムを実施することを企画していたが,同時に発表者が発起人として名前を連ねている「モンスーン

    アジアの風
    土研究グループ」からも同じくシンポジウムの企画を行うという話が提案された.2017年度に新しく発足した「モンスーン
    アジアの風
    土研究グループ」は,自然事象と人文事象の双方からの地理学的アプローチを交差させることによって,モンスーンアジア地域の風土研究を再構築することを目的としている.人文地理学者と自然地理学者の両方で協働しながら風土概念を再構築しようという試みは,NS研究グループと共通する点が多く,この2つの研究グループで合同のシンポジウムを実施する運びとなった.

     NS研究グループは,世界各地の生業,土地・資源利用,生態史などの解明を試み,歴史的および空間的な視点から自然と人間活動との関係について研究を行ってきた.一方,モンスーン

    アジアの風
    土研究グループは,広大なモンスーンという特異な自然環境を持つ地域における人間活動を含めた地理学的特徴を,風土という枠組みで捉えることを目的に研究を進めてきた.これら2つの研究グループで議論を実施することによって,地理学の総合性の再検討が可能になることが期待される.

    ■研究目的

     発表者は,NS研究グループとモンスーン

    アジアの風
    土研究グループの両方の発起人となっているが,本発表では,主にNS研究グループの活動を振り返ることにする.そのために,地理学の総合性に関する従来の議論を踏まえながら,NS研究グループのこれまでの活動を批判的に自省し,今後行われるべきNS研究の方向性について問題を提起することを試みたい。

    ■地理学の総合性とは

     『地理』第46巻12号(2001年)で「総合力とは何か」という特集が組まれたことがある.浮田典良,榧根 勇,西川 治,野澤秀樹,藤原健蔵,堀 信行の6名が地理学の総合性について論じた.この特集の内容から,総合性にはさまざまな捉え方があることがわかる.

     1つ目は,総合的な地域の捉え方に関する議論である.これまでも,地理学的思考と地域研究的思考との違い,また最近では従来の(静態的な)地誌と動態地誌との違い(熊谷 2019)などが議論されている.

     2つ目は,分野の総合性である.人文地理学と自然地理学との協働を試みるという視点だけではなく,例えば「統合自然地理学」(岩田 2018)のような自然地理学の地形学,気候学,水文学などの各研究領域をつなぐような俯瞰的研究も含む.また人文地理学の中でも,社会と自然,人間と動物などの二分法的思考ではなく,網の目状の関係性(人間と人間以外のものとの関係も考慮)を組み込んだ「ハイブリッド・ジオグラフィーズ (Hybrid geographies)」(Whatmore 2002)が提唱されている.同様の研究潮流は,文化人類学における「マルチスピーシーズ人類学」にも見ることができる.

     3つ目は,分析と総合である.田中啓爾の『地理学の本質と原理』(1949, 古今書院)では,分析的な手法を用いて,地理的性格の総合性を明らかにするという地理学の手法について論じられた.しかし野澤(2001)は,「「総合」は,実は「分析」と対をなして科学,とりわけ自然科学の方法をなしてきた」とし,新しい地理学において導入された理論・計量地理学的が,古典地理学(=地誌学)の「総合性」を批判したのは,その「総合」が「分析」を欠いた総合であったことに対するものだと述べる.

     上記3つ以外にも,総合性の議論には,マクロかミクロかといった調査スケールの問題,また地理学の本質ではなく,個々の研究者の研究スタイルやキャパシティの問題と指摘されることもある(たとえば西川 2001).シンポジウムでの発表においては,上述の地理学の総合性に対する議論を日本で行われてきたNS研究と接合させ,その成果と課題を論じたい

  • 藤本 尊子, 森 益一
    日本衣服学会誌
    2011年 55 巻 1 号 19-22
    発行日: 2011年
    公開日: 2018/08/25
    ジャーナル フリー
  • 松下 敬一郎
    人口学研究
    1998年 23 巻 99-
    発行日: 1998/11/30
    公開日: 2017/09/12
    ジャーナル フリー
  • *本多 将俊, 鈴木 勝彦, 清水 洋
    日本地球化学会年会要旨集
    2005年 52 巻 2P23
    発行日: 2005年
    公開日: 2007/02/28
    会議録・要旨集 フリー
    中国の黄土高原及びイリ盆地で採取した黄土とタクラマカン砂漠の砂漠堆積物のRe-Os,Sm-Nd,Rb-Sr同位体組成を比較し,それぞれの地域的特徴を明らかにする.また,主成分元素組成,粒度組成等のデータと比較検討することによって,同位体組成の違いを生む要因について考察する.モンゴルのゴビ砂漠の砂漠堆積物と台湾の黄土の分析結果も併せて比較する予定である.それによって,東
    アジアの風
    成堆積物のOs-Nd-Sr同位体組成の特徴を明確にする.本研究により得られた結果は,アジア内陸部の乾燥・半乾燥地帯を発生源とし,太平洋方面に供給される風送ダストの供給経路や供給量の推定に対して地球化学的な制約を与える事が期待できる.
  • これまでの取り組みとこれから
    *荒木 一視
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018a 巻 S602
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    1 これまでの取り組み

    2010年5月の地球惑星科学連合の大会において「モンスーンアジアのフードと風土」というセッションを企画したのが端緒である。その後,セッションの成果をもとに一冊の書籍として刊行することに取り組み,2012年9月に明石書店より横山・荒木・松本編『モンスーン
    アジアの風
    土とフード』として上梓することができた。その後,2014年1月に同書の英訳出版の企画を立ち上げた。この企画は原稿が思うように集まらずに頓挫しかけるが,2016年12月に企画を再起動させ,2018年7月時点で概ね原稿が集まり,目下,日本地理学会の英文叢書としての刊行を目指している。また,これと並行して,2017年度より日本地理学会に「モンスーン
    アジアの風
    土」と題した研究グループを立ち上げ,数次の研究集会を開催してきた。

    一連の活動を通じて,私たちが目指したものはモンスーンアジアの魅力を共有したいということはもちろんであるが,それに加えて自然地理学と人文地理学の長い断絶を超えたいということがある。その際に着目したのが風土という考え方である。ここでは私たちが採用した風土を論じる際の着眼点を紹介したい。以下の3つである。第1はモンスーンアジアの自然環境と農業生産との関わり,第2は自然環境と食品加工や消費とのかかわり,そして第3にはそうした食べ物に対して社会や文化,伝統という側面からの作用である。この枠組みに沿って,都合21人の執筆者が序章を含め12の章と4つのコラムで構成したのが,標題の本である。

    2 風土論再考

     地理学において風土を論じるときに避けて通れない先駆的業績,あるいは壁でもあるのが,いわゆる和辻哲郎の「風土」である。和辻の生年は1889年,没年は1960年,戦前から戦後にかけて活躍した哲学者,倫理学者,また思想史家とも言われる。ただし,地理学者とは言われない。『風土 人間学的考察』はその代表的な著作の一つで,1935年に刊行された。その内容についてここで議論することはしない。ただし,そのあまりにも大きく,多方面に影響を与えたとされる業績は私達地理学者が風土を論じることを遠ざけさせたという側面がありはしないだろうか。

     もとより風土は和辻の作り上げた言葉ではない。「風土記」に代表されるように古くからある言葉であり,風土,風土記は地誌という意味でもあった。私達はあまりにも地理的なこの風土という言葉と概念をもっと積極的かつ自由に使うべきではないだろうか。和辻の文脈に沿わずとも風土を語っても良いのではないか。和辻の哲学的な風土論は,フィールドに身をおく私たち地理学者にとってはあまりにも抽象的に過ぎるのである。そもそも風土記に描かれた風土は極めて具体的なものであった。そこに描かれてきた風土とは,山や川,産物,人口,習俗,それから地名,それらの膨大な集積である。そこには自然地理学的事象も人文地理学的事象も当然のように含まれている。そのようにして記述されたのが風土であるならば,記述された様々の事象の関係性を読み解くのもまた風土であろう。そこに自然地理学的アプローチと人文地理学的アプローチが共存することのメリットがあると考える。

      無論,この試行的な捉え方でもある私たちの風土論がどれほど効果的かと言うことには議論の余地があって当然である。しかし,極めて高い多様性を包含しつつも,全体として一つの大気現象ということもできるアジアモンスーンとその大気現象の下で営まれてきた人々の営みを関連づけて捉えようとするとき,その自然環境と社会や文化や伝統といったコンテキストの多様な発現形態を把握するための概念として私たちが古くから持って来た風土という認識は十分な有効性を持っていると考える。

    3 これからのこと

     風土論に紙数を割いたが,私たちが議論したいのはそれだけではない。モンスーンアジアをどのように捉えるのかという議論も喚起したい。例えばあるものはベンガルをモンスーンアジアの中心と言い,あるものは周辺という。この議論はもっと深めていくことができるだろう。また,私たちのこれまでの取り組みではフード,すなわち食や農に重心をおいて来たが,衣食住の衣や住へもその対象を広げていきたいと考えている。
  • 田村 照子
    人間と生活環境
    2006年 13 巻 2 号 101-
    発行日: 2006年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • E-journal GEO
    2021年 16 巻 1 号 130-135
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー
  • 上田 悦紀
    風力エネルギー
    2008年 32 巻 2 号 20
    発行日: 2008年
    公開日: 2011/01/27
    ジャーナル フリー
  • 成瀬 敏郎, 鈴木 信之, 井上 伸夫, 豊田 新, 蓑輪 貴治, 安場 裕史, 矢田貝 真一
    地学雑誌
    2005年 114 巻 5 号 811-819
    発行日: 2005/12/25
    公開日: 2009/11/12
    ジャーナル フリー
    This study aims to reconstruct paleo-environments since 30 ka from the viewpoint of the characteristics of eolian dust and fluvial materials at Hosoike moor in the Chugoku Mountains, western Japan. We collected 2 boring cores 3 meters deep from the moor, which is located at 960 meters asl., on the Chugoku mountain ridge. The moor deposits, which have accumulated for 30 ka, consist of peat, silt, silt with organic matter, sand and gravel, and 4 tephras K-Ah, SUk, DHg, and AT. These deposits can be classified as fluvial material and eolian dust on the basis of the characteristics of ESR oxygen vacancy and grain size distribution. The fluvial material consists of coarse grain of more than 30 μm, while eolian dust consists of a finer material of less than 20μm. Peaks of lithogenic matter density, which consists of fluvial material, may be correlated with Interstadials 1 to 4, as indicated by the GRIP climate record. Fluvial materials were deposited during warmer, wetter periods such as the interstadial periods, whereas eolian dust was deposited during the drier colder periods of MIS 2 and 3. As Hosoike moor was located north of the polar front during MIS 2 and 3, eolian dust was transported from the pre-Cambrian rock areas of north Asia by northwesterly winds. During MIS 1, eolian dust is transported from the Chinese inland deserts by westerly winds.
  • 原 慶太郎, 須崎 純一
    写真測量とリモートセンシング
    2001年 40 巻 1 号 2-3
    発行日: 2001/03/05
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • ──After Victor Lieberman──
    大橋 厚子
    東南アジア -歴史と文化-
    2012年 2012 巻 41 号 84-104
    発行日: 2012年
    公開日: 2016/12/14
    ジャーナル フリー

    This essay discusses Southeast Asia as the strategic area of historical science and area studies in the midst of the growing crisis today. The author focuses her inquiry on theoretical frameworks in famous researches.

    In the first section the accounts of Southeast Asia in Wallerstein’s Modern World-System I-IV, ReORIENT by A.G. Frank, and Navigating World History by P. Maninng are examined very briefly. The author concludes that the accounts are few with little quality, and that students who read those books would think Southeast Asia is a less important area to study.

    In the second section V. Lieberman’s frameworks, concepts and analytical tools in the first chapter of Strange Parallels are examined. The author highly appreciates his brilliant ideas that compare mainland Southeast Asia with Europe as a promontory of Eurasia protected from Inner Asian nomad, and that “For the first time mainland Southeast Asia enters the big leagues.” Also she believes that almost all Southeast Asia specialists would admire his strategy which makes the scholars who are interested in global history read the history of mainland Southeast Asia firstly. However, his work has a tendency to exclude Maritime worlds, Africa, international systems, as well as the minor countries and areas than mainland Southeast Asia. Although his work doesn’t favor big countries but middle size countries, it seems to stand on the same theoretical basis influenced by social evolutionism as the previous studies do.

    In the third section the author introduces important previous studies on Southeast Asia in her own purpose to establish a theoretical framework, with which we can describe the natural and human environments around societies and make as many historical actors (from a central government of a big country to a small society, even street prostitutes and cats) as possible appear on the global stage. The author anticipates that this research strategy combined with case study/method in business school will contribute to solving problems today and overcoming the vestige of social evolutionism.

  • *岩本 洋子, 亀崎 和輝, 服部 祥平, 三浦 和彦, 植松 光夫
    日本地球化学会年会要旨集
    2020年 67 巻
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/01/29
    会議録・要旨集 フリー

    黒潮域の基礎生産におよぼす大気起源窒素の影響を調査するため、2015年秋季の黒潮域において採取した大気試料中の無機態窒素成分の濃度から、同海域への大気起源窒素の乾性沈着フラックスを推定した。大気エアロゾル中で、硝酸は主に粗大粒子、アンモニウムは主に微小粒子として存在し、アジア大陸からの気塊が到達した期間に高い濃度が観測された。エアロゾルの乾性沈着による窒素沈着フラックスは、平均で1日1平方メートルあたり0.48 mgNと推定された。仮に黒潮域の植物プランクトンによる基礎生産が窒素のみに制限されており、大気からもたらされる窒素の全てが基礎生産に使われると仮定すると、大気起源窒素による炭素の取り込みはレッドフィールド比を用いて1日1平方メートルあたり3.7 mgCと見積もられた。

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