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1,488件中 1-20の結果を表示しています
  • オフィオライト
    」世話人会
    地球科学
    1978年 32 巻 6 号 267-
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2017/07/26
    ジャーナル オープンアクセス
  • 杉本 幹博
    地質学雑誌
    1979年 85 巻 6 号 287-292_2
    発行日: 1979/06/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • *木村 皐史, 小澤 一仁, 飯塚 毅
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2016年 2016 巻 R6-02
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    オフィオライト
    の形成率は一定ではなく、
    オフィオライト
    パルスと呼ばれる高形成頻度の時期が存在する。
    オフィオライト
    パルスは、巨大火成活動に関連づけられる単純なスーパープルームモデルでこれまで説明されてきたが、オルドビス紀に巨大火成活動の報告はないこと、オルドビス紀パルスには島弧型の
    オフィオライト
    が卓越すること等を説明できない。
    オフィオライト
    パルスが記録した熱史の解明には、個々のパルスについて熱状態を求めることが必要である。本研究では島弧場テクトニクスの複雑性とメルト組成推定の困難を克服し、貫入岩脈を用いたマントルポテンシャル温度の推定手法を確立した上で、オルドビス紀パルスを構成する早池峰−宮守
    オフィオライト
    から~1360℃と現在のMORBに近いマントルポテンシャル温度を推定した。さらに地球化学的情報とあわせて融解機構を減圧融解と特定し、ポテンシャル温度が沈み込みスラブ下のマントルの熱的状態を代表することから、~500Maのマントルは現在に近い熱状態であることを明らかにした。
  • 足立 佳子, 戸松 敬, 岡沢 志樹, 宮下 純夫
    地質学雑誌
    2002年 108 巻 8 号 XVII-XVIII
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/12/14
    ジャーナル フリー
    オマーン
    オフィオライト
    はアラビア半島の東端に露出する世界最大級の
    オフィオライト
    で, 海洋地殻・上部マントル研究のメッカとなっている. 本
    オフィオライト
    には厚さが1~4kmの斑れい岩層が連続的に存在しており, 高速拡大軸で形成されたとする一つの根拠とされている(Nicolas, 1989). 斑れい岩は, 下位からモホ漸移帯斑れい岩, 層状斑れい岩, フォリエイテッド(foliated)斑れい岩, 上部斑れい岩の順に累重する. Fig.1 はシート状岩脈群と斑れい岩との境界部付近を示している. 上部斑れい岩は一般に不均質で, Fig. 2のように急激な結晶成長を示す樹枝状構造が観察されることもある. フォリエイテッド(foliated)斑れい岩は面構造は発達しているが, 比較的均質な岩相を示す. 層状斑れい岩には多様な層状構造が観察され(Fig. 3), 級化成層もしばしば認められる(Fig. 4), モホ漸移帯斑れい岩では, 優黒部と斜長石濃集部がシャープに繰り返す層状構造がしばしば観察される(Fig. 5). 層状構造は, 下位ではマントルー地殻境界(モホ面)に平行で, 上位ではシート状岩脈群の貫入面に収敏していく. この事実は, 斑れい岩の層状構造が上方に向かって水平から垂直方向へと変化することを示している. 層状構造と海嶺軸との関係や層状構造の形成メカニズムについては様々な見解がある(宮下ほか, 2002).
    我々は, オマーン
    オフィオライト
    北部で興味ある構造を幾つか見い出した. Fig. 6.Aは上位の構造が下位の構造に斜交している斜交葉理様構造である. Fig, 6. Bでは下位の構造が上位の構造によって切られている. クリスタルマッシュ内での流動は, 斜長石やマフィック鉱物の配列による線構造によって示される. Fig. 7は褶曲構造を示しているが, 規模の大きな褶曲構造は線構造に垂直方向の壁面で観察される. 著しい擾乱構造は斑れい岩層の比較的中~上位で観察されることが多い(Fig.8). Fig.9は大規模なトラフ構造と思われるもので, 下位のコントラストの著しい層状構造が上位の比較的塊状の斑れい岩によって削り込まれている. こうした構造の空間的な分布の特徴を検討していくことによって, 海嶺下でのマグマの運動像が解明されるであろう.
  • 松本 一郎, Tomurtogoo Onongin, 中嶋 輝允, 高橋 裕平, 高橋 敏夫, 佐藤 庸一
    地質学雑誌
    1998年 104 巻 3 号 VII-VIII
    発行日: 1998年
    公開日: 2010/12/14
    ジャーナル フリー
    モンゴル国アルタイ地域には超マフィツク岩川のメンバーにクロミタイトを伴う
    オフィオライト
    があり, ハンタイシャー
    オフィオライト
    と呼ばれている. ユーラシア大陸のほば中心に位置する本
    オフィオライト
    が記録している上部マントルから地殻にかけての情報は広大な大陸形成前のテクトニクスを考えるうえで重要である. 特に超マフィック岩に記録された岩石・鉱物・鉱床学的情報は,マントルプロセスを明らかにするうえで興味深い. ここではJICAプロジェクト(JICA-IGMR project)の一環として行われた調査の一端としてハンタイシャー
    オフィオライト
    と伴われるクロミタイトの露頭を紹介する.
  • 石渡 明, 辻森 樹, 早坂 康隆, 杉本 孝, 石賀 裕明
    地質学雑誌
    1999年 105 巻 2 号 III-IV
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    日本列島は古生代から新生代にかけて形成された典型的な付加型造山帯であり, その基本構造は衝上断層で境されたナップの重なりであって, ナップに含まれる地層や岩石の形成年代は一般に構造的上位のナップほど古い. ナップには基盤岩(火成岩・変成岩)を含むものと, 堆積岩のみよりなるものがあるが, 日本列島の付加体の場合, 含まれる基盤岩の多くは
    オフィオライト
    や海山の断片である. 大陸地殻の断片と考えられる隠岐帯・飛帯を除くと, 西南日本内帯の古生代付加体には, 古生代前期以前に形成された大江山
    オフィオライト
    が構造的最上位を占め, その下に三郡-蓮華ナップ, 秋吉ナップ, 舞鶴ナップ(古生代後期以前の夜久野
    オフィオライト
    を含む), 超丹波ナップ, 三郡-周防ナップ(一部は中生代前期の付加体)があり, これら全体がジュラ紀付加体(美濃・丹波ナップ)を構造的に覆っている(Fig. 1)
    最近20年間に, これらのナップを境する衝上断層の露頭が次々に発見されてきた. ここにそれらの代表例をまとめて示す. Fig. 2は若桜地域において, 大江山
    オフィオライト
    の蛇紋岩化したマントルかんらん岩が蓮華ナップ(志谷層)の泥質片岩に衝上する露頭である(上村ほか, 1979, p.28). Fig.3 は新見地域で, 大江山
    オフィオライト
    の同岩が秋吉帯の石灰岩に衝上する露頭である(早坂ほか, 1995, Stop 1). この断層は3km以上にわたって追跡できる(Fig.4). Fig.5 は大屋地域において大江山
    オフィオライト
    (関宮岩体)の同岩が夜久野
    オフィオライト
    の玄武岩質凝灰角礫岩に衝上する露頭で, ここでは時代も岩石学的性質も異なる2つの
    オフィオライト
    が重なっている(Fig.6; Ishiwatari and Hayasaka, 1992のStop 14(中瀬地窓)の2km南方). Fig, 7は高浜地域で夜久野
    オフィオライト
    が超丹波帯の砂岩, 泥岩, 凝灰岩に衝上する露頭である(Ishiwatari and Hayasaka, 1992;Stop 6). Fig.8 とFig.9 は, 小浜地域および青垣地域において, 超丹波帯の二畳系氷上砂岩が丹波帯II型地層群のジュラ系泥質岩に衝上する露頭である(石賀ほか, 1987;Stop 2, 3).
  • 宮下 純夫, 海野 進, 足立 佳子
    地質学雑誌
    2002年 108 巻 8 号 520-535
    発行日: 2002/08/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    オフィオライト
    研究は今新たな局面を迎えつつある.当初,過去の海洋地殻-上部マントルとみなされた
    オフィオライト
    の成因は,トルードス論争以降,その大部分は沈み込み帯上で形成されたとする見方が支配的となった.最近,
    オフィオライト
    成因論にとって重要な2つの新知見がもたらされた.沈み込み帯の反対側に位置しているチリ海嶺から島弧的特徴を有するMORBが報告されたこと,および,MORBの組成が大洋毎に微妙に異なっているという事実である.一方,世界最大・最良の露出状況の
    オフィオライトとして有名なオマーンオフィオライト
    に関しては,多数の研究がなされ,その地質や構造の特徴が良く理解されているにもかかわらず,その成因を始め様々な問題がいまだに論争されている.本論文では,オマーン
    オフィオライト
    研究をレビューするとともに,日本の調査隊による最新の成果の一端を紹介する.そして,
    オフィオライト
    研究の新たな局面について考察する.
  • *石渡 明
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2009年 2009 巻 R3-16
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/04/06
    会議録・要旨集 フリー
    コリヤーク山地からアラスカにかけて一見
    オフィオライト
    帯が連続するように見えるが,両地域の
    オフィオライト
    にはいくつかの大きな違いがみられる.例えば,コリヤーク山地には古生代前期~中期の
    オフィオライト
    が複数存在するが,アラスカのものは大部分がジュラ紀で古生代後期より前のものは知られていない.コリヤーク山地の
    オフィオライト
    は「環太平洋型」の若い付加体に衝上する産状を示すが,アラスカのものは,最南部の太平洋岸のもの以外は,受動的大陸縁に衝上する産状を示す.マントル超苦鉄質岩の部分溶融程度はコリヤーク山地では肥沃なレールゾライトから高枯渇度ハルツバージャイトまで非常に変化に富むが,アラスカでは一様に単斜輝石を含むハルツバージャイトである.これらはアラスカ北部・中部の
    オフィオライト
    帯が他の環太平洋地域とは異なり大陸間の海盆の拡大・収束で形成された可能性を示唆する.
  • *サムスレン バヤルマンダル, 藤巻 宏和
    日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
    2004年 2004 巻 G6-12
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/08/04
    会議録・要旨集 フリー
    ハンタイシル
    オフィオライト
    はモンゴル国の南西に、首都ウランバートルから1000kmはなれてある。
    オフィオライト
    の長さは50km、幅が10–12kmであって、北西から東南へ細長い形である。この
    オフィオライト
    は下部において蛇紋岩、ハルツバージャイトとダナイトからなっており、上部では斑レイ岩、ドレライト、溶岩とチャートが見られる。ハルツバージャイトとダナイトは蛇紋岩化作用をうけてある。Sheeted dike はボニナイトとソレアイト安山岩の二タイプからなっており、溶岩は安山岩組成である。この研究では次の結果が出た:―ハルツバージャイト組成とN-MORB規格化図からハンタイシル
    オフィオライト
    はSSZセッティングでできたと考えられる。N-MORB規格化図と微量元素のパターンから安山岩と溶岩はソレアイトである。―溶岩は安山岩組成である.―クロムースピネルの組成からハンタイシル
    オフィオライト
    はSSZ(supra subduction zone)に、島孤にとても近い所にできたと考えられる。
  • *犀川 雄二, 石丸 聡子, 荒井 章司, 三浦 真, Parlak Osman
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2015年 2015 巻 R7-P01
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    従来,島弧の上部マントル過程についての情報は島弧マグマ中のマントル捕獲岩に依る所が大きかった(例えば,Ishimaru et al., 2007; Arai & Ishimaru, 2008)。主要なものとして高度の部分溶融およびシリカに富む流体/メルトによる交代作用がある。これらの情報を補完するために、空間的広がりが大きく,由来部分も異なると思われる
    オフィオライト
    からの情報が必要であるが,十分な解析は行われていない。そこで島弧起源とされるトルコ,メルシン
    オフィオライト
    のマントル部の岩石学的検討を行った。メルシン
    オフィオライト
    のマントルかんらん岩の特徴は,海洋底かんらん岩とは異なり島弧のかんらん岩と一致することから,メルシン
    オフィオライト
    のマントルかんらん岩は高い程度の部分溶融で形成された。また,小規模なシリカ交代作用も起こった。
  • 小嶋 智, 郷津 知太郎, 板谷 徹丸, Talat Ahmad, Rafique Islam
    地質学雑誌
    2002年 108 巻 3 号 VII-VIII
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/12/14
    ジャーナル フリー
    我々は, 2001年7月末から8月中旬にかけて北西インド, ラダックヒマラヤのインダス縫合帯沿いの地域で予察的な地質調査を行った. 現地は標高4,000-5,000mの乾燥地域で, 岩石の露出も良く, 高度障害にさえ気をつければ地質調査には都合のよい地域である. 調査地域には, 北東から南西へ(1)カラコルムブロックを構成する深成岩類, (2)シュヨク縫合帯構成岩類, (3)ラダック深成岩類, (4)インダス縫合帯構成岩類, (5)ソモラリ変成岩類, (6)ザンスカール堆積岩類が分布する. (3)はパキスタンのコヒスタンアークを構成する岩石の東方延長と考えられており, 110-22Maの様々な種類の火成岩からなる. (4)はカルギル層, インダス層, ニダール
    オフィオライト
    , ジルダット
    オフィオライト
    メランジュからなる. ニダール
    オフィオライト
    は, 超塩基性岩・はんれい岩・玄武岩・チャートなどからなり, 典型的な
    オフィオライト
    層序を示す. ジルダット
    オフィオライト
    メランジュは, 玄武岩・チャート・石灰岩などのブロックを含むメランジュである. (5)はインド亜大陸の上の陸棚相堆積物が変成作用を被って形成された変成岩や花岩類であり, (6)おかはその非変成相である. 今回の予備調査では, (3)-(5)の分布域を概査することができたので, そこに見られる地質の特徴を速報する. なお, 第2~5図の写真撮影地点は第1図に示されている.
  • *隅田 祥光
    日本地球化学会年会要旨集
    2009年 56 巻 3C22 21-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    舞鶴帯南帯の夜久野岩類は,超苦鉄質岩類と変斑れい岩,変ドレライト,変玄武岩などの苦鉄質岩類(夜久野
    オフィオライト
    )を主としたもので,花崗岩類と少量の砂泥質片岩が伴われる.これら舞鶴帯南帯に産する夜久野岩類の岩石学的・地球化学的特徴から,これらの形成場はかなり多様なテクトニックセッティングが想定されている.舞鶴帯南帯の夜久野岩類から得られている放射年代値は,舞鶴帯南帯の夜久野岩類から得られている放射年代値はペルム紀の年代値を示すものと石炭紀~シルル紀の年代値を示すものに分けられる.舞鶴帯南帯に産する夜久野岩類および夜久野
    オフィオライト
    に関する岩石学的,年代学的データはかなり蓄積されつつあり,本講演ではこれらデータをレビューしながら,舞鶴帯および夜久野
    オフィオライト
    テクトニックモデルについて考察する.さらに,舞鶴帯および夜久野
    オフィオライト
    に関する地質学的,年代学的な諸問題をまとめる.
  • 番場 猛夫
    鉱山地質
    1974年 24 巻 126 号 297-305
    発行日: 1974/08/30
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    トルコのアナトリア半島の地質構造区はKETIN(1966)により北方の黒海側からPontids, Anatolids, TauridsおよびBorder fbldsの4帯に区分されている.それらは半島方向に沿って,たがいに並走する,エルガニー鉱山地域はアナトリア半東の南島基部に位置しTaurids帯に属らする.ここは典型的なアルプスオフィライトからなる.すなわち泥岩,チャート,石灰岩,枕状溶岩等からなる海成の上部白亜紀層とその一部を占める
    オフィオライト
    複合体とからなっている.
    オフィオライト
    複合体は,下位から蛇紋岩,はんれい岩,シート状輝緑岩からなり,厚さは約1,500mと推定される.この複合体の上位にも下位にも枕状溶岩を伴う地向斜堆積岩があらわれている事実は注目に値する.
    オフィオライト
    累層は北方でペルム紀石灰岩の衝上をうけ,
    オフィオライト
    累層自身は南側の新第三系(Border fblds)の上に衝上し,ここに2つのナツペ構造が現出している,また
    オフィオライト
    累層自身も複雑な褶曲をこうむり南側に倒れる"imbricated structure"を示している.その褶曲構造を切ってN-SまたはNWをとる断層の発達が目立つ.この断層は地域の随所にあらわれる輝緑岩岩脈の貫入を規制している.
    このような地質状況からTaurids帯の火成活動は枕状溶岩にはじまり,
    オフィオライト
    複合体の貫入をへて輝緑岩岩脈の貫入によっておわるものとみなされる.このうち玄武岩質岩石の化学成分を検討すると,すべてアルカリ玄武岩タイプ(スピライト)に属するとはいえ,古いものから若い方へ向って次第にソレアイト組成に近づいてゆく特徴を示している.
    中東地域の
    オフィオライト
    のemplacementについてはMOORES(1971)によって代表される海洋底拡大説(プレート論)とそれに対立するKETIN(1966),沢村(1971)による大陸拡大説とを引用議論し,エルガニー
    オフィオライト
    はAnatolidsの南縁に生じた地向斜帯とそこから発展した造山運動の過程で成立し,その後中新世―鮮新世にかけて生じたスラストによって北方からの偏圧をうけつつ,現在の位置を占めるに至ったものと考察した.
  • *石川 正弘, 柴田 聡, 秋月 龍之介, 金子 健太, 市來 孝志, 斉藤 哲
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2011年 2011 巻 T8-09
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/28
    会議録・要旨集 フリー
    オマーン
    オフィオライト
    を構成する代表的な岩石の弾性波速度と密度、地質柱状図から、下部地殻-モホ遷移帯-マントルの地震波速度および地震波反射面の特徴を議論する。本発表では、オマーン
    オフィオライト
    北部のフィズ地域、スクバ地域、ラジミ地域、ヒルティ地域を対象として、多様な地質産状を示す下部地殻マントル断面についてその特徴を比較する。
  • 佐野 栄
    岩鉱
    1992年 87 巻 7 号 272-282
    発行日: 1992/07/05
    公開日: 2008/03/18
    ジャーナル フリー
    Radiometric age and origin of metagabbros and the related plagio-granites constituting “Yakuno ophiolite” in Maizuru Tectonic Belt, southwest Japan, have been examined by using the Nd isotopic compositions.
    It has been considered that the metagabbros are equivalent to lower parts of unusually thick oceanic crust, because the metamorphism corresponds to amphibolite ?? granulite facies. Based upon K-Ar and Rb-Sr mineral age determinations, the range of radiometric age of 240-280 Ma has been reported.
    The Sm-Nd ages of the metagabbros and the related rocks are 409-426 Ma, and the initial 134Nd/144Nd ratio is 0.512265-0.512300 (εNd=+3.4-3.7). The obtained ages are enough older than results of previous works. These ages must represent igneous event such as the solidification from a magma. Ages including clinopyroxene which is product of metamorphism of granulite facies condition, are also same with that of isochron of whole rocks. Ages reported from previous workers maybe represent the events that the minerals such as amphiboles and micas are recrystallized during metamorphism of any later stages, or passed through the closure temperatures of the system. Therefore, metamorphism of granulite facies should be followed to the magmatic process.
    The ages of 409-426 Ma of the gabbros and the related rocks of the “Yakuno ophiolite” is similar to that of age (about 400 Ma) of metagabbros in the Sangun-Renge Belt where locates on different tectonic unit. Based on age similarity the gabbros of the “Yakuno ophiolite” may at least belong to member of mafic-ultramafic complexes in the Sangun-Renge Belt.
    The obtained εNd values of the gabbros at 409-426 Ma are +3.4-+3.7. These values are quite lower than those from recent oceanic basalts. On the other hand, it has been reported that the metabasalts from the Ibara district belonging to the Maizuru Tectonic Belt show higher εNd values of +7.7, and younger age of about 300 Ma. Furthermore, it has been preliminary reported that Rb-Sr whole rock radiometric age of metabasalts in the Yakuno district is 285 Ma. It means that there is no genetic relations between the metagabbros in the Yakuno district and metabasalts in both Yakuno and Ibara districts. Metagabbros and the related rocks in the Yakuno ophiolite must represent lower crustal materials showing less depleted Nd isotopic signature at Silurian Epoch.
  • 上杉 次郎, 荒井 章司, 森下 知晃, 松影 香子, 角島 和之, 田村 明弘, 阿部 なつ江
    地学雑誌
    2003年 112 巻 5 号 750-768
    発行日: 2003/10/25
    公開日: 2009/11/12
    ジャーナル フリー
    We examine the petrological nature of the mantle-crust transition zone (MCTZ) based on detailed field observations of the northern Oman ophiolite. Two kinds of MCTZ, early-gabbroin-dunite and late-dunite-in-gabbro transition zones, can be recognized between the residual peridotite and the layered gabbro sequence. They are distinguished by an intrusive relationship between gabbro and dunite. In the early-gabbro-in-dunite transition zone, gabbro forms network-like sills and has intrusive contact with dunite. The frequency of the gabbro sills gradually increases from the top of residual peridotite to the base of layered gabbro, which itself has a sharp boundary with the underlying dunite. All constituents of the earlygabbro-in-dunite transition zone are deformed, and lithological boundaries are parallel to foliation of the rocks. On the other hand, in the late-dunite-in-gabbro transition zone, dunite has intrusive contact with gabbro sills and layered gabbro. Clinopyroxenite produced by reaction/partial melting occurs frequently along the intrusive contact. The late-dunite-ingabbro transition zone is of secondary origin, being modified from the primary layered gabbro to the early-gabbro-in-dunite transition zone by later dunite intrusion.
    Degree of serpentinization is irregularly distributed, and antigorite, a high-temperature serpentine species, is not found in the peridotite portion. This indicates the Hess model that the oceanic Moho is placed within peridotite as a serpentinization front is not deduced from observations of the Oman ophiolite.
    We propose a model for the formation of two kinds of MCTZ. The gabbro sills in dunite were originally formed beneath a mid-oceanic ridge as a network of upward-moving melt within residual harzburgite. Dunite was produced by a reaction between melt and harzburgite. The network-like gabbro and dunite were deformed to become elongated by the horizontal mantle flow with leaving the spreading ridge. The boundary between the melt-rich part (center of paleo-melt flow) and melt-poorer part later became the layered gabbro/dunite boundary. The early-gabbro-in-dunite transition zone is the part between the layered gabbro/dunite boundary and the residual harzburgite. An off-ridge magmatism formed socalled late-intrusive plutonic bodies including dunite, cutting the primary rocks formed at the spreading ridge. The dunite formed intrusive contacts throughout the pre-existing crustal sequence, that is, the secondary late-dunite-in-gabbro transition zone. The intrusive bodies have island-arc geochemical signatures and are genetically linked to effusive rocks of islandarc type including picrite. The late-dunite-in-gabbro transition zone probably formed at an island-arc setting during detachment and obduction of a slice of oceanic lithosphere as an ophiolite suite. The early-gabbro-in-dunite transition zone may occur frequently beneath the ocean floor, especially that of the fast-spreading ridge system. We predict a common latedunite-in-gabbro transition zone beneath some oceanic island arcs and back-arc basins.
  • 小出 良幸, 田崎 耕市, 加々美 寛雄
    岩石鉱物鉱床学会誌
    1987年 82 巻 1 号 1-15
    発行日: 1987/01/05
    公開日: 2008/08/07
    ジャーナル フリー
    舞鶴構造帯の西部に産する井原ディスメンバード・
    オフィオライト
    は,主として変玄武岩と変斑れい岩からなる。この
    オフィオライト
    のRb-Sr全岩アイソクロンは281±8Maの火成年代を示し,初生値は現世のMORBや縁海玄武岩よりやや高い0.70359±04である。この高いSr初生値は,高Sr同位体比を持ったサブダクション成分によってすでに汚染されていた縁海マントル起源を示していると考えられる。火成年代は変成年代(270-290Ma)とほとんど同じである。これは,井原
    オフィオライト
    がマグマの固結直後に変成作用を受けたことを示唆する。
  • 小澤 一仁, 前川 寛和, 石渡 明
    地質学雑誌
    2013年 119 巻 Supplement 号 S134-S153
    発行日: 2013/08/15
    公開日: 2014/03/21
    ジャーナル フリー
    南部北上山地は,シルル紀の酸性火山岩類を含む地層が分布し,シルル紀前期の花崗岩も確認されており,大陸性の地殻がシルル紀-デボン紀に存在していたと考えられる古い地塊である.この地塊の北縁と西縁には,オルドビス紀の島弧
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    (早池峰(はやちね)・宮守(みやもり)
    オフィオライト
    )とオルドビス紀~デボン紀の間に形成された高圧変成岩類(母体(もたい)変成岩類)が分布し,これらは,オルドビス紀以降のおよそ数千万年で成熟した島弧地殻へと進化していった沈み込み帯の発達過程を記録している.本見学旅行では,早池峰・宮守
    オフィオライト
    のマントルセクションとほぼ同時~1億年後の沈み込み帯である母体変成岩を対象として,これまでの地質学・岩石学・地球化学的研究に基づいてオルドビス紀の島弧を復元し,当時の島弧マントルの進化過程について議論したい.
  • 地学雑誌
    2010年 119 巻 5 号 Cover05_1-Cover05_2
    発行日: 2010/10/25
    公開日: 2011/01/21
    ジャーナル フリー
     ベイオブアイランズ・
    オフィオライト
    はColeman(1977)による世界の4つの主要な
    オフィオライト
    の1つである(概要は新版地学事典(平凡社)の拙著同名項目参照).ニューファンドランド島の西岸沿いに北北東へ延びる120×25kmの範囲に分布し(図1),東から西へマントル超苦鉄質岩,超苦鉄質集積岩,斑れい岩,輝緑岩岩脈群,玄武岩枕状溶岩の順に重なる
    オフィオライト
    層序が発達する.この
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    はフィヨルドやベイオブアイランズ湾によって北から南へテーブル山,ノースアーム山,ブローミーダウン山,ルイス丘陵の4つの山体に分かれる.表紙写真は北部のテーブル山岩体の超苦鉄質集積岩と斑れい岩との境界,すなわちモホ面付近の深成岩に発達するレーヤリング(層状構造)を示したものである.白い層はトロクトライト,かんらん石斑れい岩,斜長岩よりなり,褐色の層はダナイトやウェルライトからなる.テーブル山のマントル断面では全体として下部(衝上断層直上)から上部(モホ面直下)に向かって溶け残りかんらん岩の涸渇度が増す(Suhr and Robinson, 1994).この
    オフィオライト
    は古生代前期に沈み込み帯上の拡大軸で形成されたと考えられており,とくに西部の海岸岩体やルイス丘陵は島弧の化学的特徴を示す(Edwards and Malpas, 1995; Kurth-Velz et al., 2004).現地を案内していただいたS.J. エドワーズ博士に感謝する.
    (写真・解説:石渡 明 1994年8月11日撮影)
  • 木村 敏雄
    日本地質学会学術大会講演要旨
    1971年 1971 巻
    発行日: 1971/10/10
    公開日: 2017/11/25
    会議録・要旨集 フリー
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