詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "カラーコーディネーター検定試験"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 石原 久代, 加藤 千穂, 鷲津 かの子, 浅井 徹
    日本色彩学会誌
    2020年 44 巻 3+ 号 118-
    発行日: 2020/07/01
    公開日: 2021/09/06
    ジャーナル フリー

    カラーコーディネートにおいて色彩調和は非常に重要であるが,色彩調和には多くの理論があり,用いられている表色系の色相の等差性に問題があるものも多い.そこで本報では,色相角を均等にした試料を作成し,2色配色として色相の調和について視覚評価を行った.さらにその結果を基に色彩調和論構築のためにディープラーニングの適用を試みた.

    研究はL*a*b*色空間において色相を20分割した試料を用いて配色実験を行った.試料はプリントした色票を分光色彩計にて測色し,各色票間の色相角を均等になるように調色し,高彩度域20色,高明度域20色を作成した.実験は,それらを2色配色し,高彩度域400試料,高明度域400試料をN6の背景に提示し,200名の被験者から6段階の調和度データを回収した.得られた計160,000データを基にディープラーニングを試みた.

    その結果,調和領域においては高彩度も高明度も同一色相が最も調和し,色相が離れるほど評価は下がり,最も遠いdh180度の評価が最も低く,これまでの色彩調和論にある対比の調和領域は存在しなかった.また配色した2色のL*a*b*値を入力データとして調和度のディープラーニングの予測結果は,比較的良好な成績が得られた.

  • 伊藤 啓
    情報管理
    2012年 55 巻 5 号 307-317
    発行日: 2012/08/01
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー HTML
    遺伝子の変異や目の疾患によって色の知覚が異なる人が,日本には500万人以上存在する。これらの人は,特定の組み合わせの色が識別しにくい以外に,赤い表示を見落としやすい,色名がわからないなどの不便が生じる。フィルターやパソコンソフトで提供されているツールを使うと,こうした色の見分けにくさを疑似体験できる。色を使ったデザインを行う際は,これらのツールで確認しながら,できるだけ見分けやすい配色を選ぶ,形の違いなど色以外の方法を併用して情報を伝える,色名を表記するなどの工夫を行い,伝えたい情報が誰にでも理解してもらえるようなカラーユニバーサルデザインに配慮する必要がある。
  • 名取 和幸
    日本官能評価学会誌
    2021年 25 巻 2 号 64-72
    発行日: 2021/10/15
    公開日: 2023/01/18
    ジャーナル フリー
  • ―色票を用いた評価―
    石原 久代, 加藤 千穂, 鷲津 かの子, 小町谷 寿子, 熊田 亜矢子, 戸田 賀志子, 畑 久美子
    日本家政学会誌
    2024年 75 巻 2 号 56-69
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/08
    ジャーナル フリー

     アパレル分野において色彩調和は非常に重要であり, 多くの調和理論がある. これらの理論の多くは色相の調和範囲を同一の調和, 類似の調和, 対比の調和として展開している.

     本実験では, ムーン・スペンサーの調和論, オストワルトの調和論, PCCSの調和論を取り上げ, L*, a*, b*色空間にて調和範囲の比較検討を行った. その結果, 表色系の色相間隔の均等性は認められず, 調和範囲が不明確であることが確認された.

     そこで本研究では, 色相角を均等に20分割した色票試料を作成し, 2色配色として色相の調和について視覚評価を行った. 試料は高彩度領域20色, 高明度領域20色の計40色を作成し, それらを上下に2色配色し, 計800試料をN6のグレーを背景で提示した. 実験参加者は女子大生200名であり調和の程度を6段階で回答させた. その結果, 高彩度も高明度も同一色相が最も調和し, 2色の色相角が大きくなるほど評価は下がり, いわゆる対比の調和領域は存在しなかった. また, 上下の配色の位置は暖色が上に, 寒色が下に配置した方が評価は高かった.

  • 石原 久代
    繊維製品消費科学
    2024年 65 巻 12 号 798-799
    発行日: 2024/12/25
    公開日: 2024/12/25
    ジャーナル 認証あり
  • 高 台泳
    デザイン学研究
    2006年 53 巻 3 号 11-20
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2017/07/11
    ジャーナル フリー
    人間の存在する空間としての環境を彩る視覚的イメージである環境グラフィックは、その歴史がきわめて古く、先史時代にまでさかのぼることができる。その一方、1960年代になってはじめて「環境グラフィック」という名称が与えられ、デザインの対象と認識されてから、環境グラフィックは更なる転機を迎えた。本研究は環境グラフィックが今後の生活に役立つよう、その可能性を見つけ出し、今後のあり方を示すことを目的としたものである。その目的のために、環境グラフィックの具体的な事例の検証や分析に先立って、環境グラフィックとは何かを理解する必要があったため、従来の文献資料に基づいて、その概念的整理を試みた。特に形式と対象範囲、流れについて考察した結果、長い歳月をかけて、人間の存在する全領域に対して、グラフィックの一種として影響を及ぼしてきた環境グラフィックの全体像に近づけることができた。さらに、今回の考察から、環境グラフィックという言葉は、環境におけるつグラフィックの諸作例を代表する名称と位置づけられることが確認された。
  • ファッションカラーコーディネート
    橋本 令子
    繊維製品消費科学
    2016年 57 巻 9 号 680-685
    発行日: 2016/09/25
    公開日: 2016/09/25
    ジャーナル 認証あり
  • 牧野 暁世
    日本色彩学会誌
    2018年 42 巻 3 号 90-
    発行日: 2018/05/01
    公開日: 2018/06/10
    ジャーナル フリー

     日本色彩学会第47回全国大会[名古屋]’16のビジュアルデザインを制作した.1.過去の実績と現状把握 2.制作物の目標設定 3.ロゴマーク制作 4.ポスター制作 5.デザイン展開 6. 制作の評価 の過程に基づき,「独自性」,「視認性」,「展開性」の3つの目標を定め,制作した.

     メインビジュアルとなるロゴマークにおいて,色彩は本大会に関連する事物と対応付けた7色を用いた.全体の造形は,7つの三角形で構成される七角形を用い,中央に図地反転で光の漢字が読めるように配置した.ロゴマークデザインに基づいたポスター,会場案内,うちわも作成された.本制作は,デザインの専門家から一定の評価が得られたことから,本大会に相応しいビジュアルデザインの一例を示せたのではないかと考えられる.全国大会が今後も色彩学の進歩普及を図り,色彩を通じて社会や人々の暮らしへの貢献を先導するとともに,ビジュアルデザインが一層発展することを願う.

feedback
Top