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クエリ検索: "サカキ"
2,402件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤本 浩平
    樹木医学研究
    2023年 27 巻 1 号 33-36
    発行日: 2023/01/31
    公開日: 2024/12/13
    ジャーナル フリー
  • 藤本 浩平
    樹木医学研究
    2025年 29 巻 1 号 64-65
    発行日: 2025/01/31
    公開日: 2025/09/02
    ジャーナル 認証あり
  • *陶山 大志, 升屋 勇人
    日本菌学会大会講演要旨集
    2006年 50 巻 7-C
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/05
    会議録・要旨集 フリー
    ツバキ・サザンカ類,ミズキ類,チャノキを犯す輪紋葉枯病菌は繁殖体の形態,培養性質などから同一菌と考えられているが(堀江,1980),
    サカキ
    を含めての検討はない。島根県内の
    サカキ
    栽培園では輪紋葉枯病が発生し問題となっているが,栽培園周辺のツバキ類にも本病が発生しており,
    サカキ
    とツバキ間の相互伝染が疑われた。本報では,主に
    サカキ
    とツバキを宿主とする輪紋葉枯病菌について繁殖体の形態,培養的性質および核内リボソームDNAの塩基配列を比較し,系統関係を調べた。
    2005年9-10月,
    サカキ
    とツバキの病葉上に形成された繁殖体の形態を調査した。
    サカキ
    11菌株,ツバキ類14菌株,ミズキ類2菌株,ヒ
    サカキ
    1菌株について,リボソームDNAのITS領域の塩基配列を決定し,分子系統樹を作成した。また,同菌株のPDA培地上での菌そうと,
    サカキ
    とツバキ各3菌株の温度別の成長を調査した。
     
    サカキ
    病葉上の繁殖体は黄白色,キノコ状の菌糸塊で,径450-700μm,高さ約190-210μm、菌糸塊から長さ50-100μmの菌糸の伸長が認められたが,ツバキの繁殖体では上記のような菌糸の伸長はなく,径330-500μm,高さ約185-205μmで,
    サカキ
    と比べて径が小さかった。
    サカキ
    菌の菌そうは灰緑色で気中菌糸を有し,生育適温は20-27.5℃であるのに対し,ツバキ菌では白灰色から灰緑色,ビロード状で輪紋を描き,生育適温は17.5-25℃であり,成長は
    サカキ
    菌と比べると遅かった。分子系統解析の結果、供試菌株は大きく2系統に分けることができた。
    サカキ
    由来の菌はいずれも同一系統に,ツバキ類・ミズキ類・ヒ
    サカキ
    由来の菌はいずれももう一つの系統に属した。
     以上、繁殖体の形態,培養的性質、宿主およびDNA塩基配列から,輪紋葉枯病菌には2系統が存在することが示唆された。
  • 杉村 康司, 八田 洋章
    分類
    2003年 3 巻 2 号 95-105
    発行日: 2003/08/31
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
    バヌアツ新産のEurya vitiensis A. Grayを報告する.バヌアツのヒ
    サカキ
    属植物は,しばしばE. japonica Thunb.と同定されている.しかし,形態的特徴は,日本産ヒ
    サカキ
    と合致していない.むしろフィジーの固有種とされていたE. vitiensisの形態的特徴と合致する.これまでバヌアツで採集されE. japonicaと報告されてきた植物は,著者らが採集したヒ
    サカキ
    属と同様E. vitiensisであると考えられる.著者らによって採集されたこの植物は, Smith(1981)により引用されている2標本とは異なり,花被片の縁の腺を欠いている.
  • 大井-東馬 哲雄, 小栗 恵美子, 阿部 晴恵, 加藤 英寿, 天野 正晴, 蘇 夢淮, 孔 航輝, 永益 英敏, 内貴 章世
    植物研究雑誌
    2025年 100 巻 5 号 373-384
    発行日: 2025/10/20
    公開日: 2025/10/20
    ジャーナル オープンアクセス

    サカキ科ヒサカキ
    Eurya は,常緑低木または亜高木 で,インド,ヒマラヤ,東南アジア,東アジア,ニューギニア,太平洋諸島に 160 種ほどが知られる.先行研究では台湾産種を中心に核リボソーム ITS 領域に基づいた系統関係が示されているが,日本産種については網羅されていなかった.本研究では,日本産全種の系統関係を探るべく,ITS 領域および ETS 領域に基づく系統解析を行った.得られた最尤系統樹からは,日本産種は二つの系統群(クレード A,クレード B)に区別され,形態的特徴からは予想できなかった種間関係が明らかとなった.クレード A では,屋久島固有のヒメヒ
    サカキと沖縄島固有のクニガミヒサカキ
    が姉妹群となり,琉球列島に広く分布するアマミヒ
    サカキ
    は独自の系統に位置づけられた.また,小笠原諸島のムニンヒ
    サカキ
    は単系統群とはならず,父島産個体が八重山諸島固有のヤエヤマヒ
    サカキ
    と近縁となった.クレード B では,ヒ
    サカキ
    は単系統群となったが,ハマヒ
    サカキおよびサキシマヒサカキ
    はそれぞれ単系統群とはならなかった.ハマヒ
    サカキ
    の変種のうち,マメヒ
    サカキ
    は遺伝的に分化している可能性が示された一方,テリバヒ
    サカキ
    の遺伝的分化は明確にはならなかった.八重山諸島固有のサキシマヒ
    サカキ
    は,南琉球列島産のハマヒ
    サカキ
    や台湾産種とは遺伝的には区別することができなかった.なお,サキシマヒ
    サカキ
    の学名は Hatusima (1960) ではなく Walker (1976)が正式発表で,E. sakishimensis Hatus. ex E.Walker となる.さらに,台湾産タイワンヒ
    サカキ
    E. hayatae は,しばしば同種とされる E. nitida とは遺伝的に区別され,未記載の分類群を含む可能性があることが示唆された.

  • 藤本 浩平
    樹木医学研究
    2017年 21 巻 4 号 227-231
    発行日: 2017/10/31
    公開日: 2020/03/30
    ジャーナル フリー
  • 菅沼 孝之
    植物学雑誌
    1965年 78 巻 922 号 129-137
    発行日: 1965年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    わが国の暖帯林植生の中核をなすスダシイ群団を構成する一員であるカシ型森林について, 現在までに発表された原著者の群集組成表の原表, ならびに野帳の資料をもとにして全国統一組成表を作成し, 特にウラジロガシ-
    サカキ
    群集について群集の体系を考察した. その結果, 本群集は3つの標徴種群をもつことが明らかとなり, 3群集に分けた. なお, 近縁のアカガシ-ミヤマシキミ群集はコケ林としての性格をもつことが知られているが, 独自の標徴種群をもたず, 新3群集の1つであるウラジロガシ-イス群集にふくめられることが明らかになった. 新たに分類された3群集は, 隣接するカシ型の森林の組成と異なる要素をもつので, これらをウラジロガシ-
    サカキ
    亜群団に総括した.
    ウラジロガシ-
    サカキ
    亜群団 (異名: タブ-シイ群叢-ウラジロガシ下群叢; ウラジロガシ-
    サカキ
    群集) は次のように構成される.
    1. ウラジロガシ-ヒイラギ群集 (異名: ヒイラギ亜群集; ツクバネガシ亜群集)
    標準変群集
    ツガ変群集 (異名: ツガ亜群集)
    2. ウラジロガシ-イス群集 (異名: イス亜群集)
    a. 標準亜群集
    標準変群集
    ツガ変群集 (異名: ツガ亜群集)
    b. バリバリノキ亜群集 (異名: アカガシ-ミヤマシキミ群集)
    3. ウラジロガシ-コカンスゲ群集 (異名: ウラジロガシ-
    サカキ
    群集, 一部)
    群集および亜群集の領域は第1図に示す通りである.
  • *大西 洋聡, 竹内 啓恵, 上原 巌
    日本森林学会大会発表データベース
    2016年 127 巻 F1
    発行日: 2016/07/08
    公開日: 2016/07/19
    会議録・要旨集 フリー
     今日、ヒ
    サカキ
    (Eurya japonica Thunb)は使用用途が少なく、自生しているものは邪魔者扱いされていることがある。しかし、仮にヒ
    サカキ
    にアレロパシー物質があった場合、その物質を用いて除草剤や育苗剤などの特用林産物を生産することが出来るようになるため、ヒ
    サカキ
    の利用方法が増加するのではないかと考えている。そこで本研究では、ヒ
    サカキ
    にあるとされるアレロパシー物質の有無の検証、またどのような形で周囲の下層植物に影響を与えるのかを調査をした。試料の採取地は東京都青梅市に位置する青梅の森を選定した。また、アレロパシー物質が揮発性・溶脱性のものかをそれぞれディッシュパック法・抽出法を用いて調査し、実験で出たデータを数値化・グラフ化した。その結果、ヒ
    サカキ
    には揮発性・溶脱性のアレロパシー物質がある可能性が強くなった。また、強さとしては水溶性、脂溶性またはその他、揮発性の順となった。ヒ
    サカキ
    は常緑小高木であり、この特徴から雨や霧などの水滴によって周囲の植生にアレロパシー物質の影響を与えるのを主なものとしているのではないかと考察した。
  • *半谷 吾郎
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 P2-078
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    屋久島の標高約1000mの山岳地帯で、2年間にわたり結実フェノロジー、果実食鳥の数の季節変化、鳥とニホンザルによる主要な3種類の植物の液果の消費パターンを調査した。ハイノキはシロハラやヒヨドリのような果実食鳥の渡ってくる前の9月に結実する。一方、ヒ
    サカキ
    とハイノキはこれらの鳥の渡りに同調して10月から11月に結実する。果実食鳥の渡りの前後に結実する果実の間で、種子の散布成功を比較すると、鳥の渡りに同調させていないハイノキでは、定住性の果実食者であるニホンザルが果実を消費する割合が高かったが、ニホンザルはそのほとんどの種子を捕食していた。その結果、鳥やニホンザルによって散布される種子の割合はヒ
    サカキやサカキ
    で高く、ハイノキで低かった。ハイノキの早い結実は、定住性の散布者に頼ったり散布者をめぐる激しい競合を避けるといった、散布成功を最大化するための適応であるとはいえない。ハイノキは
    サカキやヒサカキ
    に比べて屋久島でも高標高地域に分布の中心のある植物である。この地域の液果をつける樹木群集全体を見ても、高標高地域に分布の中心のある植物は、ハイノキと同様に結実が早くなる傾向があった。早い結実は何らかの気候の制限によるものかもしれない。
  • 人と自然
    2007年 17 巻 137-142
    発行日: 2007年
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
     九州南部における照葉樹林土壌の埋土種子相および発芽経過を把握するため,1999年から2001年までの約1年半にわたり,実生発芽法による調査を行った.調査の結果,土壌中よりイイギリ,ヒ
    サカキ
    ,クマイチゴなど34科57種の種子植物を確認した.また,埋土胞子由来と推定されるホラシノブ,ヒメワラビなど4科10種のシダ植物の発芽を確認した.埋土種子からの発芽は,まき出し後,1~2週間目から始まり,1~3 ヶ月後に最も発芽確認個体数が多かった.その後,発芽数は減少し,冬季はほとんど発芽はみられなかった.春になるとヒ
    サカキ
    ,イイギリなどが再び多数発芽し,その後も発芽数は減少するものの,ヒ
    サカキ
    ,タラノキなどの発芽が調査終了時まで続いた.
  • 塚田 清志
    映像情報メディア学会誌
    2005年 59 巻 10 号 1401-1403
    発行日: 2005年
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
  • 籾山泰一
    植物研究雑誌
    1954年 29 巻 6 号 189
    発行日: 1954/06/20
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
  • 市原 優, 升屋 勇人, 田中 作治, 坂口 和昭
    森林総合研究所研究報告
    2024年 23 巻 3 号 93-95
    発行日: 2024/09/27
    公開日: 2024/09/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • *小南 陽亮, 真鍋 徹
    日本生態学会大会講演要旨集
    2004年 ESJ51 巻 P3-010
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/30
    会議録・要旨集 フリー
     ヒ
    サカキ
    は照葉樹林に広くみられる樹種であり,その果実が多様な鳥種に採食・散布されることから,その散布特性が多くの鳥散布性植物の散布時期・量に影響する可能性がある。ヒ
    サカキ
    が成熟果をつける時期は初秋から冬にかけてであり,鳥に採食・散布される時期も長期にわたる。この季節性は,散布者側の密度や選好性,植物側の果実特性や個体差によって生じると想定される。
     本研究では,ヒ
    サカキ
    果実の消失速度と様々な特性(幹高,株高,果実位置,林縁からの距離,成熟速度)との関係を解析し,消失速度の個体差をもたらす要因を明らかにすることを目的とした。
     調査を行なった熊本市立田山の二次林では,10月以降にヒヨドリやツグミ類などの果実食鳥が増加し,ヒ
    サカキ
    果実は10月_から_11月に急速に消失した。この消失速度には個体差がみられ,速い個体では10月中にほとんどの果実が消失したが,遅い個体では11月下旬でも90_%_以上の果実が残存していた。このような消失速度の違いと最も強く関係したのは果実が成熟する速度であった。また,果実がついている高さや林縁からの距離も関係することが示唆された。
     今回の結果からは,消失速度の個体差をもたらす要因としては散布者側よりも植物側のほうに強い要因があること,特に成熟速度に影響する要因が最も大きな影響をもつことを示した。ヒ
    サカキ
    の果実は成熟してもすぐには落下しないが,果実食鳥が多い場合には本研究の例のように急速に消費される。成熟速度にみられる大きな個体差は,果実食鳥による需要が大きい場合でも種子散布の期間を長くするように作用すると考えられる。
  • 戴 松君, 藤島 廣二
    農業市場研究
    2010年 19 巻 1 号 42-47
    発行日: 2010/06/30
    公開日: 2020/06/22
    ジャーナル フリー
    The export of sakakis from China to Japan started in early 1990s, initiated by the collection of the wild resources. However, as the wild resources of sakakis decreased greatly, it was difficult to maintain the steady export by the end of the decade. In response, artificial cultivation was energetically promoted in Zhejiang province, the main export source of sakakis, since the year 2000. With continued increase in the practice of artificial cultivation, the export of the sakakis resumed increasing and the earnings of growers have doubled.
  • 安部 哲人, 星 善男
    保全生態学研究
    2008年 13 巻 2 号 219-223
    発行日: 2008/11/30
    公開日: 2018/02/09
    ジャーナル オープンアクセス
    ハザクラキブシは小笠原諸島母島にのみ分布する固有変種であり、現存個体も1個体のみという絶滅危惧種である。しかし、2007年10月に母島の現存個体とは別の場所で新たに個体群(雌3個体を含む14個体)が発見されたので、既存の個体とあわせて生育状況及び生育環境を報告した。発見された個体群は葉脈数の多さや果実の小ささという形態的特徴からハザクラキブシであると判断された。個体サイズは1〜6m以上で斜面下部では林冠にまで到達する高さの個体もあり、近縁のナガバキブシより大きかった。この個体群の発見は、最近まで現存個体が1個体しか知られていなかったハザクラキブシの分類学的・生態学的特性を検討する上で重要な発見である。自生地はシマホルトノキやオガサワラグワ、ムニンエノキの大木からなる原生林に隣接し、沢沿いの斜面に成立した疎林であった。しかしながら、依然として個体数は15個体と非常に少なく、保全対策が急がれる状況であることには変わりがない。この点でも、新たな個体群の発見は種子からの育苗が可能になったことが保全上大きな意義がある。また、自生地にはアカギが侵入しており、樹冠の被圧により絶滅リスクが高まる可能性があることから、アカギの駆除と合わせた個体群管理の方策を提案した。
  • 小嶋 紀行, 藤原 一絵
    植生学会誌
    2008年 25 巻 2 号 121-129
    発行日: 2008/12/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
      1. 伊豆諸島の利島を対象に,東西斜面間での垂直分布の差異の実態と,西斜面の上部に特異的に存在するヤマグルマ-オオバエゴノキ群落の成因を検討した.
      2. 自然性の高い合計12の調査区において,毎木調査によって得られた資料から各種の優占度(RBA)を算出し,調査区間の類似度を求めてクラスター分析を行った結果,島の森林植生は低地のスダジイ-タブノキ型と,高地のヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型に分けられた.ヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型は,種組成の点でヤマグルマ-オオバエゴノキ群落と相同の植生であると考えられた.
      3. 東西斜面間でヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型の分布域を比較すると,分布下限高度が東斜面に比して西斜面で100mほど低く,垂直分布に東西較差がみられた.
      4. スダジイ-タブノキ型はスダジイとタブノキが優占し,発達した群落構造を示したが,一方のヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型は常緑広葉樹と先駆性落葉広葉樹が混生し,未発達な群落構造であった.
      5. 西斜面におけるヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型の分布域は,最寒月の平均気温が5.1℃,冬芽期の月平均気温の積算値が52.0℃・月となり,落葉広葉樹二次林の優占域と一致していたことから,ヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型は冬季の低温によって成立した植生であると考えられた.
      6. 偏形樹を調査した結果,偏形度の高い偏形樹が西斜面に集中分布していたことから,西斜面は強い季節風の影響下にあると考えられた.これより,冬季季節風の攪乱作用によってスダジイ-タブノキ型が欠落する西斜面の上部に,ヒ
    サカキ
    -オオバエゴノキ型が成立していると考えられた.
  • 辻本 始, 野川 裕司, 池田 大
    やどりが
    2020年 2020 巻 266 号 30-31
    発行日: 2020/09/30
    公開日: 2022/10/01
    ジャーナル フリー
  • 村上 亘, 小川 明穂, 小川 泰浩, 大丸 裕武
    森林総合研究所研究報告
    2016年 15 巻 1-2 号 31-38
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/03/20
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    2013年10月16日の台風26号の通過に伴い大規模な斜面崩壊が発生した伊豆大島において、崩壊斜面周辺に分布する倒木の樹種、樹高、根系深や根系幅といった根系の分布状況について調査を行った。調査した倒木の根系深と根系幅は樹種によって異なっていた。計測した倒木はヒ
    サカキ
    が最も多く、次にハチジョウイヌツゲが多く分布していた。これらは表層の浅い範囲に根を広げる傾向があった。ヤブツバキやオオシマザクラは比較的地下深くに根を広げる傾向が認められたが、本数は少なかった。このことから、崩壊した斜面では崩壊を抑制させづらい樹種構成であったことも崩壊の素因としてあったことが推測された。
  • 目黒 伸一, 朝倉 祝治, 宮脇 昭
    材料
    1994年 43 巻 484 号 101-106
    発行日: 1994/01/15
    公開日: 2009/06/03
    ジャーナル フリー
    In order to clarify the method of expressing tree form, the effect of wind on tree form and the branching system from the dynamic point of view, Strahler's system was applied to Masaki (Euonymus japonicus), Tobera (Pittosporum tobira), Enoki (Celtis sinensis var. japonica), Mochinoki (Ilex integra), Hisakaki (Eurya japonica) which grow at the tip of Miura peninsula in Kanagawa Prefecture.
    The results obtained can be summarized as follows:
    The number of branches exponentially decreased with an increase of the order of branch.
    The ratio of decrease of branches was constant for all the species under weak winds (point B). However, those of Masaki, Tobera and Enoki increased, while that of Hisakaki remained almost unchanged and that of Mochinoki decreased under strong winds (point A).
    The width and lengths of branches exponentially increased with an increase of the order. Winds checked both thickening and elongation growth for all the species except Mochinoki.
    Enoki likely accommodated strong winds with an decrease of aspect ratio of branches, while Masaki and Tobera did it with restraint of elongation of higher order branches to the growth check of wind.
    The mechanical safety allowance S of each branch was proposed. For all the species, it increased with a decrease of the order of branches. The branching system changed to a safer side toward winds.
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