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クエリ検索: "サンキュー事故"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • :脳卒中者の自動車運転シミュレータを用いた危険予測の検討
    對間 泰雄, 所 和彦, 林 朋子
    神奈川作業療法研究
    2024年 14 巻 1 号 18-26
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/05/03
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

    本研究は,脳卒中者と健常者の自動車運転シミュレータ(以下,DS)における危険場面走行の結果を分析した.対象は,当院の運転外来にて運転適性評価を行なった脳卒中患者41名と健常者28名で,脳卒中群は問題あり群となし群に分け,健常者との3群で比較した.問題あり群は,危険場面10箇所のうち3箇所と総合点で有意に点数が低く,顕在的ハザードや行動予測ハザードに注意しながら潜在的ハザードにも対応することが求められる場面であった.一方で,健常群は,潜在的ハザードの要素が高い場面で失点する傾向にあった.脳卒中者へのDSによる評価では,危険場面の状況や文脈にも考慮して,運転の可否を判断することが必要である.

  • 小川 圭一
    土木計画学研究・論文集
    2008年 25 巻 955-962
    発行日: 2008/09/30
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    長距離交通と短距離交通とが混在している幹線道路では、限られた車道空間にさまざまな種類の車両が混在して走行しており、交通錯綜や交通事故が発生しやすい状況となっている。本研究では、往復2車線の幹線道路における二輪車の路肩走行挙動に着目し、とくに路肩幅員と二輪車、四輪車の走行位置や走行速度との関係について分析をおこなう。また、非渋滞時における二輪車と四輪車の走行挙動への影響についても検討をおこなう。これらにより、路肩幅員を変更することによる二輪車の路肩走行の抑止効果について検討するとともに、その課題点についても検討をおこなう。
  • PDCAサイクルによる交通事故抑止
    後藤 寛
    日本交通科学学会誌
    2017年 17 巻 1 号 41-51
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/02/21
    ジャーナル フリー
    滋賀県内の交通事故死者数は、過去最悪であった時と比べて4分の1以下にまで減少しているものの、依然として交通事故件数が高い水準で推移していることなどから、より高度な交通事故分析を行うため、本県警察では交通事故分析システムを構築し、平成28年度から本格運用している。同システムは、以前から活用している交通事故発生地点を電子地図上にプロットし、視覚的に事故多発場所を認識させるという手法をベースにし、これに警察活動情報のほか、道路管理者が行う道路環境整備情報などをレイヤとして重畳表示させたうえで、これらとの関連性を分析するという手法が大きなポイントとなっている。今までの交通事故分析は、交通事故情報としての発生状況の属性(路線、時間、事故類型、道路形状等)や当事者の属性(当事者種別、年齢等)のみで分析していたが、電子地図上において事故多発場所(路線、地域)を特定したうえ、事故情報と重畳した他の情報との関連性(事故抑止効果)を分析するPDCAサイクルにより、的確な事故抑止対策が期待される。今後、リンクさせる情報として注目されるのはETC2.0のようなプローブ情報であり、急ブレーキ発生地点情報、渋滞発生地点情報などの情報が、事故とどのように関連しているかを分析することにより、さらに事故抑止を図ることができるものと期待している。
  • 塚田 悟之
    交通工学研究発表会論文集
    2022年 42 巻
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/10
    会議録・要旨集 フリー

    交通死亡事故数は、これまで関係諸機関で講じられてきた交通安全対策が効果をあげ、減少傾向にある。今後、この数のさらなる低減へは、ドライバーの認知エラーの要因一つひとつを解明した対策の検討が必要である。本研究では、信号交差点における右折車と対向直進車の衝突事故、いわゆる右直事故に着目し、その予防策を検討した。具体的には、“ドライバー自身の『思い込み』を除去することが認知エラーを防止する最善の予防策になる”との仮説を置き、信号交差点における右折挙動調査を実施した。そして、対向直進車の短い車頭間隔で右折する車両と長い車頭間隔で右折する車両の挙動比較を通じて、本仮説を実証すると共に、認知エラーの対策要件として、思い込み自体の是正、思い込みのきっかけ除去、思い込みによる影響連鎖の遮断、の 3 つを導出した。

  • 塚田 悟之
    交通工学研究発表会講演集
    2025年 45 巻
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/10
    会議録・要旨集 認証あり

    本研究は、わが国の右直事故対策にどう取り組んでいけばよいかを右側通行国である米国の左直事故対策を事例に論じたものである。まず、右直事故の発生メカニズムと対策の現状を整理しながら、その主要な事故原因であるドライバーの認知ミス、もっと言うと、認知ミスを招く思い込みや思い込みを誘発する諸要因を排除する観点が必要であることを論じた。そのうえで、この観点から導入されている米国ミシガン州の左直事故対策『ミシガンターン』を取り上げ、現地観測調査を通じて、その役割と効果を明らかにした。そして、右直事故低減に向けては、右折車と対向直進車との動線交錯の排除だけでなく、右折ドライバーから右折待ち時間を排除するという円滑性の追求も重要であることを述べた。

  • 古屋 秀樹, 池田 武司, 土屋 三智久, 太田 剛, 森 望
    土木計画学研究・論文集
    2004年 21 巻 983-990
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    本研究は, 沿道路外施設への出入り時に公道上で発生する事故を対象として, マクロ的実態把握を行うとともに, 個別事故事例を踏まえた詳細分析を行い, これら事故の抑制策検討を日的とする. マクロ分析において, 平成13年に約5.7万件の沿道施設出入りに関連した死傷事故の発生が概算された. 特に, 単路部の件数が多く, 出会い頭や右左折時の構成比率が高かった.また, つくば周辺地域を対象としたミクロ分析では, 2輪車との接触が大きな割合を占め、人的要因と道路・交通環境要因が影響していることが明らかとなった. さらに, 個別事故毎にバリエーションツリーを作成し、不適切な行動の排除を考慮した対策メニューの提案を行った.
  • 三村 泰広, 尾林 史章, 小野 剛史, 中谷 周平, 安藤 良輔, 小塚 一宏, 小沢 愼治
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2014年 70 巻 5 号 I_1077-I_1085
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/05/18
    ジャーナル フリー
    2013年の交通死亡事故死者数は4,373人と13年連続で減少傾向にある一方で,高齢者の占める割合,居住空間に近い狭隘道路である生活道路での占める割合が高まっている.交通事故の被害程度は衝突時の車両の走行速度が大きく関係しており,近年欧州では,特定地域において車両側から適正な速度に制御するISA(Intelligent Speed Adaptation)技術の開発が進展している.ISAはその効果の検証が適切に行われれば,わが国の生活道路における走行速度規制の実効性を担保する革新的対策になるものと考えられる.本研究では最初の段階として,生活道路における強制型・助言型ISAの高齢運転者に対する受容性について把握し,我が国における対策導入・推進にあたっての基礎的知見を得ることを目的とする.
  • 鈴木 美緒, 岡田 紫恵奈, 屋井 鉄雄
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2013年 69 巻 5 号 I_715-I_724
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/12/15
    ジャーナル フリー
    自転車は車道通行が原則であるにもかかわらず,歩道通行を安全と考える利用者はいまだ多い.自動車からの視認性の悪さが指摘される歩道通行だが,その事故の実態は詳細に分析されていない.そこで本研究では,大田区内の歩道を有する道路での事故を分析し,歩道通行する自転車の事故要因を考察した.過去4年間での自転車に関連する事故の分析を行なった結果,歩道通行する自転車と歩行者・自転車との事故傾向は歩道幅員によらないこと,対自動車事故では,車道通行する自転車の事故要因が自転車側の違反であるのに対し,歩道通行する自転車は正しい通行方法であっても事故に遭っていることがわかった.さらに,単路部,交差点部とも,歩道通行の特徴である自転車の双方向通行と自動車からの視認性の悪さが事故の要因となっていることが明らかとなった.
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