生産加工技術の大きな目標である加工精度と,加工能率の向上は,数値制御工作機械の機能拡大と生産の向上から,完全な自動化によって実施されつつある.
一方,生産加工,特に多品種少量の生産加工のシステム化は,製品の多様化に対応しつつ,いかに能率を上げ自動化するかが問題となっている.
FMS(フレキシブル生産システム)で代表される自動加工システムは,複数台の数値制御工作機械と,自動搬送システムをコソピュータによって制御することにより,24時間の無人加工を実施し,生産コストの低減を達成した.
以下に当社犬山工場NCセンターシステムの事例を紹介し,自動搬送システムの経済的効果課題について概説する.
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