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クエリ検索: "ハマエンドウ"
199件中 1-20の結果を表示しています
  • 伊東 時子, 我妻 尚広, 岡本 吉弘, 森 志郎
    日本緑化工学会誌
    2018年 44 巻 1 号 213-216
    発行日: 2018/08/31
    公開日: 2019/05/10
    ジャーナル フリー

    北海道の海岸緑化に

    ハマエンドウ
    Lathyrus japonicus Willd.)を地域性種苗として利用するため,利尻富士町と苫小牧市における
    ハマエンドウ
    の葉緑体ゲノムpsb A - trn H 領域とatp I - atp H 領域の塩基配列を解析し,遺伝変異の有無を調査した。その結果,利尻富士町では遺伝変異が見られた。しかし,苫小牧市では遺伝変異が見られなかった。また,北海道では北陸から東北に分布する
    ハマエンドウ
    と同一のハプロタイプとそれとは異なる新たなハプロタイプが検出された。これらの結果は北海道に分布する
    ハマエンドウ
    には少なくとも二つのハプロタイプがあることを明らかにした。

  • 鯨 幸夫, 小村 由希, 登内 良太
    北陸作物学会報
    2004年 39 巻 24-27
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2017/01/27
    ジャーナル フリー
    水稲栽培における雑草防除効果について, 植物資材の表面散布および再生可能資材による表面散布効果の面から検討した.試験区は, アレロパシー効果を視野に入れたレンゲまたは
    ハマエンドウ
    の散布区, 資材の有効利用として米糠またはクズ大豆の散布区, クマザサの表面被覆区, 対照区(無処理)および除草剤散布区とした.実験圃場では14種の雑草が確認されたが, いずれの試験区でも優占種はコナギとマツバイであった.レンゲおよび
    ハマエンドウ
    の散布によりコナギの発生は抑制され, 抑制効果はレンゲより
    ハマエンドウ
    散布区で勝っていた.米糠散布でもコナギの発生は抑制されたが, クズ大豆散布区では雑草防除効果は認められなかった.雑草防除効果および散布用資材の調達と散布労力を考慮した場合, 米糠散布が現実的であると考えられたが,
    ハマエンドウ
    散布で雑草防除効果が顕著に認められたことから, アレロパシー物質の検討を進めていく必要がある.
  • 大橋広好, 立石庸一
    植物研究雑誌
    1977年 52 巻 7 号 233-234
    発行日: 1977/07/20
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー
  • 近藤 哲也, 坂井 明子, 佐々木 真二郎
    日本緑化工学会誌
    2002年 28 巻 2 号 330-341
    発行日: 2002年
    公開日: 2004/08/27
    ジャーナル フリー
    ハマヒルガオと
    ハマエンドウ
    の出芽とその後の生残に関する知見を基に, これらを海浜に導入する際の指針を得ることを目的とした。北海道石狩浜で採取した両種子に硫酸処理を施して硬実休眠を解除し, 秋と夏に様々な埋土深で砂浜に播種して出芽と生残を調査した。ハマヒルガオの秋播きでは, 埋土深5 cmで最高の89%が出芽し, 埋土深が深くなるに従って, または埋土深1 cmで出芽率は低下した。夏播きでも埋土深5 cmで最高の出芽率を示したが, いずれの埋土深でも秋播きよりは低かった。
    ハマエンドウ
    の秋播きでは, 埋土深1∼15 cmで60∼76%と比較的高い出芽率を示したが, 埋土深1 cmで最低の出芽率となった。夏播きでの出芽率は最高でも11%であった。両種ともに埋土深1 cmまたは夏播きで出芽率が低下したのは, 極めて高温 · 乾燥となる地表付近の乾砂層が原因であると考察した。両種で5 cm以下の埋土深の影響が異なったのは, 実生の土壌貫通力の違いであると考えた。両種共に秋播きでは春になって地下から再生したが, 全播種数から求めた再生率は前年の出芽率よりも低下した。無処理種子は両種とも播種時期, 埋土深に関係なく6%以下の出芽率となった。
  • 伊東 時子, 我妻 尚広, 岡本 吉弘, 森 志郎
    日本緑化工学会誌
    2019年 45 巻 1 号 57-61
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    本調査では北海道で

    ハマエンドウ
    を地域性種苗として利用する際の移動可能範囲を検討するため,北海道に自生する
    ハマエンドウ
    の葉緑体ゲノムの塩基配列を解析し,遺伝変異を調査した。その結果, 種のハプロタイプが検出され,石狩市,新ひだか町と浦幌町では全個体がハプロタイプ,せたな町ではハプロタイプ: が:,奥尻町ではハプロタイプ:: が::,長万部町と雄武町ではハプロタイプ: がそれぞれ: と:,と各地域で出現するハプロタイプの種類やその出現割合に違いがみられた。北海道の主要ハプロタイプは で先行研究の北陸から東北に分布すると報告されたハプロタイプと一致することが明らかになった。

  • 近藤 哲也, 山口 真有美
    ランドスケープ研究
    1998年 62 巻 5 号 507-510
    発行日: 1999/03/30
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    海浜植物の保全と海浜地域での景観への利用を目的として
    ハマエンドウ
    の種子発芽特性を明らかにした。
    ハマエンドウ
    の種子は硬実種子であることが確認された。濃硫酸に浸漬することで種皮に穴と亀裂を生じ, それによって硬実を打破できた。40分間硫酸処理された種子は10~20℃の温度範囲で90%以上の発芽率を得ることができた。しかし, 25, 30℃ では発芽率が低下し, 発芽速度は遅くなった。硫酸処理後の種子は, 乾燥3℃, 無乾燥3℃, 無乾燥室温のいずれの条件下で貯蔵しても, 少なくとも1年間は処理直後の発芽力を維持できた。また, 自生地の砂を覆土した実験では, 6cmの覆土でも25日目には80%の発芽を見た。
  • 島田 直明, 伊藤 来希
    日本緑化工学会誌
    2020年 46 巻 1 号 162-165
    発行日: 2020/08/31
    公開日: 2020/12/25
    ジャーナル フリー

    東日本大震災により,東北地方の沿岸域は甚大な被害を受けた。岩手県陸前高田市の高田松原地区では,復興事業として減災を目的としたコンクリート製の巨大な防潮堤が建設されたが,これにより景観が損なわれた。この景観を改善するために岩手県では防潮堤法面において海浜植物を用いた緑化が検討されることとなった。そこで緑化手法について考察することを目的に試験を行った。本試験は異なる土壌条件で海浜植物の播種および苗の植栽試験を行い,生育状況の調査を行った。その結果,盛土による防潮堤緑化には,基盤を砂のみとし,緑化対象種として

    ハマエンドウ
    を主とし,ハマヒルガオも混ぜて種子を播種する方法が有効であると考えられた。

  • 清水 一
    景観生態学
    2016年 20 巻 2 号 83-100
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/31
    ジャーナル フリー
  • 楠瀬 雄三, 伊東 憲正, 遠藤 知二
    景観生態学
    2017年 21 巻 2 号 127-135
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/31
    ジャーナル フリー

    This study aimed to elucidate the characteristics of the flower-visiting insects community in the coast of western Japan (Pacific side). In total, 144 individuals belonging to 27 species were collected from the flowers of three coastal plants, Lathyrus japonicus, Calystegia soldanella, and Vitex rotundifolia, as well as from Senecio madagascariensis, an invasive alien species. We compared our results with those of previous studies, which reported that Apis mellifera was the most abundant insect species. It was found to be the dominant species on L. japonicus and C. soldanella. The findings on the flower-visiting insects found on L. japonicus were not consistent with those of previous studies. Some common flower-visiting insects were found on C. soldanella in different areas. The main flower-visiting insect on V. rotundifolia was Megachile kobensis, consistent with the results of two previous studies. M. kobensis is regarded as a particularly important flower-visiting insect. Although the nectar of its source plant decreases toward the end of May and from September to November in the study area, during this period, the beach may possibly have little nectar of resources for visiting-insects.

  • 佐々木 大介, 佐藤 智
    昆蟲.ニューシリーズ
    2017年 20 巻 2 号 60-62
    発行日: 2017/04/05
    公開日: 2019/04/05
    ジャーナル フリー
  • 富田 基史, 小林 聡, 阿部 聖哉, 津田 その子
    日本緑化工学会誌
    2018年 44 巻 1 号 45-50
    発行日: 2018/08/31
    公開日: 2019/05/10
    ジャーナル フリー

    緑化工事において地域性種苗を使用する場合,種苗の移動可能範囲を定めることがまず必要となる。本研究は,種苗移動可能範囲の設定に向け,日本の暖温帯(東北〜九州)において海浜植物6種の葉緑体DNA非コード領域(3,010〜3,647 bp)の遺伝変異にもとづく地域差を評価することを目的とした。

    ハマエンドウ
    では主要2グループが,日本海側と太平洋側に分かれて分布する傾向が認められた。一方,ハマヒルガオ・ネコノシタでは複数のハプロタイプが得られたものの明瞭な地域差は認められなかった。コウボウムギ・コウボウシバ・イワダレソウはすべてのサンプルが同一ハプロタイプであった。

  • *岩科 司, 瀬戸口 浩彰, 村井 良徳
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2010年 2010 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    ハマヒルガオ(Calystegia soldanella)、ハマゴウ(Vitex rotundifolia)、
    ハマエンドウ
    (Lathyrus japonicus)などは本来、海岸に生育している植物であるが、淡水の琵琶湖にも隔離的に自生している。海岸は海水や強い紫外線のような環境ストレスに絶えずさらされている場所でもある。このような環境条件にある植物にとって、どのように各種ストレスに対処するかは生育の大きな要因となっている。植物がフラボノイドのような抗酸化能の強い成分を合成することによって、このような環境に適応している例はいくつか報告されている。本研究では、ハマヒルガオ、ハマゴウ、
    ハマエンドウ
    などを材料として、異なる環境条件下に生育する集団間で、含有するフラボノイドが質的あるいは量的に変化しているかを調査した。その結果、これらの植物はそれぞれ多様なフラボノイドを有していることが明らかとなった。このうちハマヒルガオでは、フラボノイドは質的に変化がなかったが、量的には変異が生じていた。すなわち、海岸のものではQuercetin型のフラボノイドがKaempferol型に対して約4.5-10.5倍も含まれていたのに対して、琵琶湖のものでは0.8-1.8倍程度しか含まれていなかった。またハマゴウにおいては質量ともに変化がなく、
    ハマエンドウ
    では明らかに質的に変化していることが判明した。
  • 藤本 滋生, 米盛 明子, 菅沼 俊彦, 永浜 伴紀
    澱粉科学
    1984年 31 巻 4 号 208-214
    発行日: 1984/12/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     1.鹿児島県下に自生する未利用のマメ類4種,ハマナタマメ,
    ハマエンドウ
    ,ヤハズエソドウ,フジの各種子から,希薄な重亜硫酸ナトリウム溶液および水酸化ナトリウム溶液を用いて澱粉を単離精製した.収率はそれぞれの乾燥状態のマメ種子に対して,約21%,20%,300,12%であった. 2.これらの澱粉につき,水分,蛋白質およびリンの分析,顕微鏡観察,粒径分布,X線回折,ヨウ素呈色,生澱粉のグルコアミラーゼによる消化,膨潤力,溶解度,アミログラフィー等の諸項目につき測定し,それぞれの澱粉の特性を考察した. 3.マメ類澱粉に特有な粒の形状や,アミロース含量が比較的高く糊化温度も高いなどの共通点がみられた.またハマナタマメ澱粉は大形で,アミログラムの立ち上がりが鋭いことなどから,澱粉粒がかなり均質なものであることが示唆された.
    ハマエンドウ
    とヤハズエソドウの澱粉は文献上のリョクトウ澱粉にやや似た性質であると思われるが,ヤハズエンドウ澱粉はアミログラム上ではほとんど粘度を示さなかった.またフジ澱粉は,マメ類澱粉としてはきわめて小粒(平均4.9μm)で,ヨウ素呈色スペクトルや溶解度その他の点で他の3種とはかなり性質が違うことがわかった.
  • 瀬戸口 浩彰
    景観生態学
    2017年 22 巻 2 号 43-51
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/06/25
    ジャーナル フリー

    海浜植物には種子散布が海流によって長距離に及ぶものが多く,また匍匐茎が拡がって多くのラメットを形成するものも多く存在する.そのために,海浜植物は系統地理構造を作りにくく,遺伝的な多様性が低いというイメージがある.本稿では,DNAデータを用いた系統地理学と集団遺伝学のいくつかの知見をもとにして,海浜植物群落を保全や復元するにあたっての注意点を提起した.ハマヒルガオと

    ハマエンドウ
    では日本列島全域にわたって地理構造は存在しなかった.その一方で,集団内の遺伝的多様度は高く,外交配による実生繁殖が集団維持に貢献していることがわかった.ハマダイコンは果実の海流散布能力が高いにもかかわらず,日本列島内で明瞭な南北分化を起こしており,これは花芽形成に必要な春化の必要性が温暖な地域では失われていることが原因になっていた.海浜植物の系統地理構造や集団遺伝構造の研究は事例が少ないため,今後に更なる研究の蓄積が必要である.また,研究事例が無い植物の場合には,出来るだけ近隣地域から個体を導入すること,実生苗の作出による遺伝的多様性の確保が必要である.

  • 遠州灘海岸における防潮堤の緑化実験
    野口 英昭
    日本緑化工学会誌
    2009年 35 巻 4 号 508-512
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/12/02
    ジャーナル フリー
  • 大槻 達郎
    琵琶湖博物館研究調査報告
    2025年 38 巻 56-67
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/06/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Lake Biwa is a freshwater lake formed about 4 million years ago, and the long-term isolated water area has many endemic species and has formed a unique biota. Several coastal plants have established in the sandy beach, but their origins are unknown. In addition, because the salt environments of the beach and the lake shore are significantly different, physiological differentiation was expected between the populations isolated on the shore of Lake Biwa (Lake Biwa populations) and the coastal populations. In this paper, I report the history of the formation of the Lake Biwa populations and its physiological response to the freshwater environment by summarizing the results of molecular phylogenetic analysis using DNA base sequences and seed germination characteristic analyses, focusing on the coastal plant, Beach pea. As several results of molecular analyses, it was estimated that the ancestral populations of Beach pea settled in Lake Biwa sometime during the warmest period of the Holocene climate. It was also revealed that the genetic diversity of the Lake Biwa populations is lower than that of the coastal populations. Analyses of germination characteristics revealed that the Lake Biwa population was more likely to germinate than the coastal population, but was also more likely to become moldy. On the beach, the seed coat can become damaged by friction from sand and parasitic insects, but this does not happen on the shores of Lake Biwa. However, considering that seeds germinate on the lake shore when their seed coats are eaten by detritivorous insects, the physiological differentiation of seeds can be seen as an adaptive response to the lake shore environments.
  • 松本 敏秀
    仙台市科学館研究報告
    2016年 25 巻 61-62
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/09/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震で発生した巨大津波により,壊滅的な被害を被った蒲生干潟の植物の 5 年後の姿を記録した。蒲生干潟にもオニハマダイコンの定着を確認した。
  • 八谷 和彦
    蝶と蛾
    1977年 28 巻 2 号 46-54
    発行日: 1977/06/01
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    モンキチョウColias erate poliographus Motschulskyの食草には,マメ科の多数の植物が知られているが,この中には,帰化植物や移入植物,栽培種などが少なくない.また,この蝶は草原性の蝶である.従って,本種は農耕の開始以前には,現在よりも限られた食草と棲息地のもとで少数個体が発生していたか,あるいは,日本に分布していなかったことが考えられる.日本に分布していなかったという考え方は,本種の分布,亜種分化,飛翔力,現在の食草の中に在来植物があることや他の草原性蝶類のことなどを考慮すればほぼ否定できる.従って,本種は,農耕開始以前には,海岸・河岸草原やその他の一時的草地などで在来のマメ科植物を食草として棲息していて,その後の人類の営力による環境の変化に応じて棲息域を拡大し,食草の構成を変え,個体数を増加させて現在に至ったものと考えられる.北海道は開拓が始まってからわずか100余年しか経っていないが,このような変化は北海道においても起こったと思われる.本種は自発休眠をせず,多化性であり,比較的多食性であって,害虫的性格をもっている.実際,同属種のオオアメリカモンキチョウC. eurythemeは,北米の開発とともに分布域と個体数を増大し,一部でムラサキウマゴヤジの大害虫となっているし,モンキチョウ自体,かつて日本ではダイズの著名な害虫であった.筆者は,開拓が開始される以前の北海道における本種の食草を推定するため土着の各種のマメ科植物で飼育を行ったので,その結果と,本種の食草について得られた若干の他の知見をここに報告する.
  • 松本 敏秀
    仙台市科学館研究報告
    2017年 26 巻 56-57
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/09/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震で発生した巨大津波により,壊滅的な被害を被った蒲生干潟の植物の 6 年後の姿を記録した。2015 年からオニハマダイコンの定着を確認しているが,安定しているわけではないと思われる。
  • 佐藤 春雄

    1960年 15 巻 76 号 292-294_1
    発行日: 1960/09/15
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
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