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3,360件中 1-20の結果を表示しています
  • *仲西 由美子, 入江 謙太朗
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 2A-p1
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー


    【目的】
    パスタ
    はイタリアを起源とし、今では日本でもすっかりと定着した食品である。現在、
    パスタ
    加工品の美味しさに大きく影響する
    パスタ
    の品質(太さ、硬さ、粘弾性等)と
    パスタ
    ソースの品質(粘度、味の強さ等)の嗜好性や相性は、官能や経験によって判断されているのが主流であり、科学的側面からの評価手法は皆無である。そこで本研究では、科学的評価により
    パスタとパスタ
    ソースの嗜好性や相性の因果関係を明らかにする。

    【方法】代表的な
    パスタ
    ソースの1種であるスープ系ソースについて検討を行った。粘度の異なる
    パスタ
    ソースと太さの異なる
    パスタ
    をそれぞれ組み合わせ、官能評価による嗜好性評価を実施した。さらに、
    パスタとパスタソースを組み合わせた際にパスタ
    に絡むソース量や表面に付着するソース量、内部に吸収されるソース量などをソースの拭き取りにより算出し、嗜好性評価との関係性を考察した。

    【結果】スープ系
    パスタソースとパスタ
    の組み合わせについての嗜好性は、
    パスタ
    の太さ、ソースの粘度の間に関係性があることを明らかにした。また、
    パスタ
    とソースが絡む機構について、スープ系のソースは
    パスタ
    に吸収される割合が多いため、これが嗜好性と関連していることを明らかにした。
  • 変遷と種類について
    塚本 守
    調理科学
    1984年 17 巻 2 号 75-82
    発行日: 1984/07/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • *佐藤 靖子, 鈴木 惇
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2019年 31 巻 1P-8
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/26
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】市販されている

    パスタ
    は,手軽に食することができ,多様な調味により購買意欲が増す商品の一つである。本研究では,市販
    パスタ
    の組織構造を調べて食感やおいしさとの関連を調べた。

    【方法】材料には,市販冷凍

    パスタ
    2種類(A,B)および生
    パスタ
    (C)の3種類を用いた。冷凍
    パスタ
    は,解凍後および加熱後,生
    パスタ
    は,未加熱および4分間加熱後の麺を5mmの長さに切断し,カルノア液で固定後,パラフィンに包埋して薄切した。切片は,過ヨウ素酸シッフ液(PAS)により染色した。加熱した
    パスタ
    は,3人により食味を評価した。

    【結果および考察】冷凍

    パスタ
    は,解凍時に表面部分と内部の組織構造が異なり,表面部分は密で内部は粗であった。加熱後は,表面部分の組織構造がより密になり,内部は粗の組織構造であった。A
    パスタ
    の中心部分は,粗の構造であり気泡は見られなかった。Bの
    パスタ
    は,膨潤した内部には大小の気泡が存在した。Cの
    パスタ
    は,未加熱では全体が粗の構造であったが,加熱後は表面部分が密な構造となり,内部には小さな気泡と亀裂が多かった。

    加熱後の

    パスタ
    の食味は,Bが最も弾力性がありおいしかった。AおよびCの弾力性には,差がなかった。

    パスタ
    は,加熱後の中心部分に大小の気泡が存在する組織構造が,麺の弾力性およびおいしさに関連するものと考える。

  • - 緩やかな運動生活による健康 社会 -
    *長谷川 克也,
    パスタ
    ー 真由
    画像電子学会年次大会予稿集
    2018年 46 巻 OS2-12
    発行日: 2018年
    公開日: 2022/01/10
    会議録・要旨集 認証あり
  • 消費の状況と製造について
    塚本 守
    調理科学
    1984年 17 巻 3 号 143-149
    発行日: 1984/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • *浜守 杏奈, 石田 雅芳, 福留 奈美
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 1P-11
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】

    パスタ
    の種類は多種多様であり,特にショート
    パスタ
    には,マカロニ,ペンネ,フジッリ等,形状そのものが大きく異なる多様なタイプがある。日本で流通する
    パスタ
    の調査を行いタイプ分類を行ったところ,同じ名称の
    パスタ
    であっても形状・大きさ等が異なるものがあり,商品によって茹で加熱中の吸水率に差があることが推察された。吸水率の差は
    パスタ
    料理の仕上がりや,茹で麺重量当たりのエネルギー量に影響を与える。そこで本研究では,形状・大きさが異なる各種
    パスタ
    の茹で加熱中の吸水倍率を把握することを目的とした。

    【方法】2022~2023年にかけて東京都内・近郊のスーパーマーケット,輸入食品店で販売されている

    パスタ
    約350商品を入手し,その内のショート
    パスタ
    全種類の茹で加熱後の吸水率を調べた。茹で時間はパッケージ記載の標準茹で時間(以下,標準),標準-2分,標準+4分の3段階とし,それぞれの吸水倍率(茹で加熱後の重量/乾燥
    パスタ
    重量)を算出した。

    【結果】早ゆでタイプの

    パスタ
    において,茹で時間の差による吸水率への影響が大きかった。また,フジッリ,ペンネはメーカーによって異なり,標準の吸水倍率は1.8~2.6となった。同じ名称の
    パスタ
    であっても加工方法,形状,大きさ等が異なることで吸水率に差が生じ,重量当たりのエネルギー量,ソースのからみ具合等に影響を与える可能性が示唆された。なお,本研究にて使用したショート
    パスタ
    の画像と詳細情報についてはwebサイトにて公開し,
    パスタ
    調理の際の参考資料として提供する。

  • *仲西 由美子, 入江 謙太朗
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2018年 30 巻 2C-7
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    パスタ
    は通常、ソースと絡めた状態で食べられるものであるため、総合的な品質はその状態で評価される必要がある。しかし、これまでの研究は
    パスタ
    単独もしくはソース単独での評価がほとんどであった。消費者の志向の複雑化・高度化に伴い、
    パスタ
    メニューのさらなる高品質化を目指すためには、ソースを絡めた状態での
    パスタ
    を科学的に評価する必要がある。本研究では、乾燥
    パスタ
    に様々な種類のソースを絡め、
    パスタ
    へのソース成分の浸透度合いを評価した。

    【方法】乾燥
    パスタ
    は太さ1.7mm径のスパゲティを用いた。まず
    パスタ
    の茹で時間による違いを評価するために、8分30秒と11分で茹でてトマトソースに2分絡めた。次に粘度による違いを評価するために、320mPasと1340mPasのトマトソースに絡めた。最後に、ソースの種類による違いを評価するために、トマトソースと和風ソースに絡めた。
    パスタ
    をソースから取り出して、XRFで分析し、ソース中の食塩の塩素を指標として、
    パスタ
    に浸透したソース成分の評価を行った。

    【結果】
    パスタ
    の茹で時間を変えた場合は、全体的に茹で時間が長い方が塩素シグナルが大きく、ソースの浸透度が高かった。ソースの粘度を変えた場合は、塩素シグナルに大きな違いがなく、粘度による浸透度の差はなかった。和風ソースを絡めた
    パスタ
    では、トマトソースより
    パスタ
    表層に塩素シグナルが高く、表層にソースが分布していた。これは、ソースの水分含量や不溶性成分の含量によるものであると考えている。
  • *佐藤 邦光, 辻本 進, 平田 昌之
    日本LCA学会研究発表会講演要旨集
    2005年 2005 巻 E1-09
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/29
    会議録・要旨集 フリー
    トマトソース
    パスタ
    の調理法として、1)輸入トマト缶詰を使った手作り調理
    パスタ
    、2)市場から購入した生食トマトを使った手作り調理
    パスタ
    、3)具入り粉末トマトソース付き簡便調理
    パスタ
    、の3種類を選び、トマト栽培・主要原料・包装材料・などのLC-CO2を推算し、次いで台所で消費する都市ガスを調理の中で実測した。これらの結果を基に調理済み
    パスタ
    のLC-CO2を比較した。
  • 根本 治, 大河 原章
    皮膚
    1996年 38 巻 5 号 538-548
    発行日: 1996年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    褥瘡および皮膚潰瘍の患者53名に対して白糖・ポビドンヨード配合軟膏 (ユー
    パスタ
    コーワ (R)) を使用しMRSA (methicilline-resistant staphylococcus aureus) あるいはその他の菌に対する効果と臨床効果を検討した。
    菌種に対する効果としてはMRSAについては褥瘡において62.5%, 皮膚潰瘍においては81.8%の有効性を得た。MRSA以外の菌では76.5%, 皮膚潰瘍では66.7%であった。8週における臨床の改善度をみると, 褥瘡においては改善以上が38.1%(やや改善まで含めると85.6%), 皮膚潰瘍においては改善以上が71.4%(やや改善まで含めると92.9%) であった。菌交代は5%以下で, 副作用は3例 (5.7%) であった。これらのことからユー
    パスタ
    はMRSA感染を含めた褥瘡・皮膚潰瘍に有効で, 安全性の高い潰瘍治療剤であると判断した。
  • *江口 由, *仲西 由美子, 入江 謙太朗
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2017年 29 巻 2P-9
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】これまでにトマトソースを絡めた状態の
    パスタ
    をMRIにより品質評価したところ、短く茹でられた
    パスタより長く茹でられたパスタ
    の方が、トマトソースの成分が中心部まで浸透している様子が観察された。そこで本研究では長時間茹でた乾燥
    パスタ
    にトマトソースを絡め、時間経過後のトマトソース成分の浸透の挙動を観察した。また、乾燥
    パスタ
    よりも軟質で中心部にも比較的多く水分が存在する生
    パスタ
    についても、トマトソース成分の浸透挙動を観察した。
    【方法】1.7mm径の乾燥
    パスタ
    を11分茹でてトマトソースに浸漬して絡め、それぞれ2秒、2分、5分、10分後に取り出した。また、生
    パスタ
    をトマトソースに浸漬して絡め、2秒、2分後に取り出した。これらのサンプルについて、MRI測定によりT2値を指標として評価を行った。比較としてトマトソースを絡めないサンプルも測定した。
    【結果】乾燥
    パスタ
    においては、2秒間のソースへの浸漬により
    パスタ
    表層のT2値が低下したが、中心部のT2値は低いままで変化がなかった。浸漬時間2分にかけてT2値の低下する領域が内部方向に広がった。その後、浸漬時間が2分から10分の間ではT2値の分布に変化が見られなかった。一方、生
    パスタ
    においては、2秒間のソースへの浸漬で表層のT2値が低下し中心部のT2値は低いままで変化がなかったが、その後2分間ソースに浸漬してもT2値の分布にほとんど変化がなかった。このように生
    パスタ
    においては、ソースを絡めた後のT2値の分布が乾燥
    パスタ
    よりも比較的早いタイミングで変化しにくくなることが認められた。
  • 佐藤 靖子, *鈴木 惇
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2017年 29 巻 2P-8
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    目的:
    パスタ
    の製造工程において、起泡させた卵白の有効性の有無を組織構造により調べることが可能か、および、食味への影響の有無について調べることを目的とした。
    材料および方法:材料には、薄力粉および卵を使用した。卵黄はほぐして使用し、卵白は、ほぐしたもの(無調整)、泡立て器を用いて1分45秒起泡させたもの(手動泡立て)およびハンドミキサーを用いて2分間起泡にしたもの(完全泡立て)を用いた。
     薄力粉と卵は、10分間混捏して寝かせたのち、2㎜の麺(
    パスタ
    )にして4分間茹でた。
    茹でた
    パスタ
    は、カルノア液で固定後、パラフィンに包埋して薄切した。切片は、過ヨウ素酸シッフ液(PAS)により染色した。
     
    パスタ
    の食味は、茹で直後、40分、50分、60分後の弾力性を4人により評価した。
    結果および考察:未加熱
    パスタ
    には、大小様々な円形の気泡が存在した。手動泡立てでは、気泡がやや小さくなり、完全泡立てでは、不定形の気泡が多かった。加熱した
    パスタ
    の中心部の組織構造は粗く、膨潤した気泡が存在した。
    パスタ
    の表面近くには気泡はなかったが、完全に泡立てた
    パスタ
    では、細かな気泡が多かった。
     茹でた
    パスタ
    は、卵白を起泡させた試料では弾力性が強かった。手動泡立て
    パスタ
    では、この弾力性は60分間経過しても維持された。
     
    パスタ
    の製造における卵白の形状は、茹でた時の弾力性と関連する要因であり、特に手動で泡立てた卵白の使用は、弾力性の維持に影響すると考える。
  • *河野 俊夫, 山本 由徳, 疋田 慶夫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 2P-49
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    (目的)本研究では、食用カンナ澱粉のもつ高い粘度特性を活かした新食感
    パスタ
    を提供することを目的として、主原料の小麦粉に一定程度の割合の食用カンナ澱粉を混ぜ合わせた食用カンナ澱粉
    パスタ
    の試験製造を行い、その品質評価を行った。(供試材料および方法)食用カンナ澱粉は、台湾赤系統(No.10とNo.13)の根茎を電気ミキサーですり潰し、二重にした100mesh布で絞り出し乾燥させたものを用いた。小麦粉100gに対して15, 30, 45gの食用カンナ澱粉を添加し、水9g、オリーブオイル6g、塩0.2gと合わせ手捏ねで生地を作成した。これを
    パスタ
    ローラーにより2mm厚とし、フェットチーネカッターを用いて6.5mm幅の生
    パスタ
    に成形した。(結果)食用カンナ澱粉を配合した
    パスタ
    の表色は小麦粉のみを主原料とする
    パスタ
    に比較し、くすんだ色を呈した。しかし、a*値は2.5~5.0、b*値は20~28で、色調は変わらない値であった。咀嚼モードで
    パスタ
    押圧時の見かけヤング率を計測した結果、食用カンナ澱粉を用いた
    パスタ
    は、0.23~0.50N/mm2の値を示し、小麦粉のみの
    パスタ
    の0.24~0.3N/mm2に比較し、少し硬い食感となることが分かった。弾力性値、咀嚼性値も、見かけヤング率の結果を反映し硬い食感値を得た。小麦粉のみの
    パスタ
    との比較による食味官能評価(-2~+2評価)では、つやは+0.2~0.55、なめらかさは0~+0.67、においは+0.11~+0.66といずれも小麦粉のみの
    パスタ
    よりもプラスの評価を得た。
  • −パスタの種類とソース分類、食材に着目して−
    *加藤 愛美, 福留 奈美
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2021年 32 巻 P-78
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/07
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】明治時代以降、西洋文化のひとつとして伝来したイタリア料理は、現在、外食だけでなく中食、家庭内食への浸透が進む。本研究は、外来の食文化の受容と普及のプロセスをとらえる研究の一環として、イタリア料理の

    パスタ
    に着目し、日本の現代食生活において身近に利用される
    パスタ
    の種類と調理法の実態をとらえることを目的とする。

    【方法】首都圏の小売店の販売状況を調査し、取り扱い上位の

    パスタ
    の種類を特定した。また、家庭内食への影響や実態を反映する食情報のひとつとして、NHK『きょうの料理』アーカイブスに収録されたイタリア料理の中の
    パスタ
    料理と、レシピサービス『クックパッド』で
    パスタ
    の種類別に検索した人気上位50品の
    パスタ
    料理を抽出し、使用食材とソース分類について集計・分析した。

    【結果】大型スーパーから都市型の小規模スーパー、輸入食品を多く取り扱う酒類量販店等計20店舗の内、11店舗以上で販売される

    パスタ
    は12種類あった(2021年5月現在)。NHK『きょうの料理』のイタリア料理レシピ336品中に
    パスタ
    料理は95品あり1/3弱を占めた。『クックパッド』の
    パスタ
    料理レシピ(
    パスタ
    16種類、計800品)において、ニンニク、トマトが4割前後のレシピで使用されているのに対し、和風食材・調味料の利用はきのこ類と醤油の利用が1割前後あるものの、ネギ、海苔、大葉、明太子・たらこ等は3%前後の使用率だった。ソース分類については、マカロニ等のショート
    パスタ
    でマヨネーズによるサラダの利用が、カッペリーニ等細めのロング
    パスタ
    でトマトのソースが、フェットチーネやラザニア等いくつかの種類でトマトとクリームの両方を使うソースの利用が特徴的にみられた。

  • —キヌア粉で調製したパスタの特徴—
    *石井 和美, 森山 朋歩, 山田 穂乃佳
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 1P-12
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】今年は国際雑穀年である。雑穀は気候変動に強く,持続可能な生産は健康的な食生活に大きく寄与できる。本研究では,雑穀粉の用途開発として,キヌア粉で

    パスタ
    を調製し,材料の配合割合や調製法を検討し,その特徴を明らかにすることを目的とした。

    【方法】キヌア粉,鶏卵,オリーブオイル,食塩を主材料として材料の配分を調整し,ゆで時間を検討した。キヌア粉で調製した

    パスタ
    をコントロールとし,改良のために増粘多糖類を添加し,タピオカスターチでキヌア粉の一部を置換して
    パスタ
    を調製した。
    パスタ
    は生地をまとめたあと,製麺機のローラーで段階的に3回伸ばし,6 mm幅に調製した。0.5%濃度の食塩水で3分半茹で,10分以内に破断特性を測定した。測定は山電製のクリープメーター(レオナーRE2-3305B)にて,くさび型プランジャーを用いて圧縮速度1 mm/sで,
    パスタ
    試料の厚さの95%まで圧縮して測定した。

    【結果】小麦粉

    パスタ
    の配合を参考にして調製したところ,キヌア粉
    パスタ
    は生地がべたつき,製麺機で均一に伸ばすのが困難だった。そこで鶏卵の量を調整して製麺したところ,ゆであがった
    パスタ
    はちぎれやすく,食感はぼそぼそしていた。
    パスタ
    のつなぎとして増粘多糖類を粉重量の1%添加して調製すると,コントロールと比較して生地が扱いやすくなった。しかし,ゆで上がった
    パスタ
    はキヌアの風味が強く,食感も改良が必要と考えられたため,キヌア粉の一部をタピオカスターチで置換して調製した。キヌア粉の20%をタピオカスターチで置換して調製すると,生地は扱いやすくなり,ゆで上がった
    パスタ
    の食感はもちもちし,キヌア独特の風味が減少して食べやすくなった。

  • 仲西 由美子, *江口 由, *入江 謙太朗
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2017年 29 巻 2A-2
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    パスタ
    はイタリアを起源とし、いまではすっかり日本にも定着した料理である。
    パスタ
    は通常、ソースと絡めた状態で食べられるものであるため、その状態で評価される必要があるが、これまでの研究では
    パスタ
    単独もしくはソース単独での評価がほとんどであった。最近では消費者の志向も高度なものになってきており、
    パスタ
    メニューのさらなる高品質化を目指すためにはソースを絡めた状態での
    パスタ
    を評価する必要がある。そこで本研究では、トマトソースを絡めた
    パスタ
    について、茹で時間によりソース由来成分の浸透度合いや分布がどう変わるか、MRIにより評価した。
    【方法】太さ1.7mm径のスパゲティを3条件の時間で茹で(短:6分30秒、中:8分30秒、長:11分)、トマトソースに浸して絡めた。これらをソースから取り出し、MRIによる分析を行い、T2値を指標として評価した。比較としてトマトソースを絡めないサンプルも測定した。
    【結果】全てのサンプルにおいて、
    パスタ
    断面の表層から0.5mmまでは、ソースを絡めることでT2値が低下した。8分30秒茹での
    パスタ
    では、中心部のT2値がソースを絡めることで上昇した。11分茹での
    パスタ
    では、ソースを絡めた後に中心部のT2値がわずかに低下しているように見られた。6分30秒茹での
    パスタ
    ではソースを絡める前と後のサンプルが共に中心部のT2値が検出限界以下の値をとっていたため、ソースが浸透しているかどうかを判断することができなかった。8分30秒茹で、11分茹での
    パスタ
    においてはソースを絡めることにより中心部までT2値に変化が生じており、ソースの成分が浸透していることが示唆された。
  • −米ゲルを添加した米粉生パスタ麺の力学的性質と嗜好性−
    *谷口 泉, 堤 浩一, 成田 裕一
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2021年 32 巻 P-11
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/07
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】米粉はグルテンを含まないため製麺が難しく、麺類についてはまだ製品の数は少ない。米粉で生

    パスタ
    を調製するにはグルテンの代わりとしてつなぎとなる副材料が必要である。本研究では、コシのある米粉生
    パスタ
    麺を開発するために、粘度を向上させる米ゲル(高アミロース米をダイレクトGEL転換したもの)を使用した。さらに粘度を安定化させる架橋澱粉(加工澱粉)との併用も試みた。

    【方法】米粉(うるち米)、食塩、オリーブ油、鶏卵とグルテンの代わりとなる副材料を使用し、3種類の米粉生

    パスタ
    麺を調整した。副材料としては、米ゲル、リン酸架橋澱粉、アセチル化リン酸架橋澱粉を使用した。タピオカ澱粉を副材料として使用した米粉
    パスタ
    麺を対照として比較した。製麺については、押し出し式製麺機を使用し太さ2.0mmの麺を調整した。熱湯中で1分間加熱後、すぐに氷水で10秒間冷却し、ゆで
    パスタ
    麺とした。物性測定については、ゆで
    パスタ
    麺を約10cmに切り、破断試験を行った。破断試験にはクリープメータを用いた。一つの試験区につき3点の試験を行い、平均値を算出した。米粉生
    パスタ
    麺3種類について、大学生26名をパネルとし、ゆで
    パスタ
    麺を2分以内に提供し、評点法を用いた官能評価を実施した。

    【結果】米ゲルが米粉生

    パスタ
    麺の物性に与える影響としては、米ゲルのみ使用した試料は、破断強度の値はタピオカ澱粉のみ使用した試料に比べ高く、加工澱粉と併用した試料はさらに高い値を示した。米ゲルが米粉生
    パスタ
    麺の嗜好性に与える影響としては「つや」、「弾力<こし>」、「なめらかさ」、「におい」、「味」、「総合評価」の全6項目において、各試料間での有意な差は認められなかった。

  • *筒井 静子, 山口 龍士, 義平 大樹, 牛木 純
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-49
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】窒素(N)施肥時期、施肥量の異なる処理区から収穫された超強力小麦“北海259号”と“ゆめちから”を原料とし、これらの小麦粉タンパク質含有率の違いが生
    パスタ
    作製に及ぼす影響を物性と嗜好性の観点から明らかにすることを目的とした。【方法】窒素施肥試験により得られた“北海259号”11種類、“ゆめちから”7種類をテストミルで製粉して小麦粉 (タンパク質含量9.0~13.5%、60%粉) 試料とした。粉の水分含量とドウ形成の伸展率およびグルテン含量を測定した。
    パスタ
    作製は、小麦粉200gに卵38g、食塩2.5g、水道水72~75g、オリーブオイル5gを順に添加し、家庭用混捏機で15分間攪拌後、5℃で60分間静置して生地を馴染ませ、
    パスタ
    マシーンで約2㎜の厚さに伸ばし、幅7㎜の麺線とした。生
    パスタ
    の水分含量、色を測定し、30秒間茹でた
    パスタ
    の硬さをクリープメーターの破断強度解析で測定した。官能評価は、5段階の評点評価法ならびに2点比較法により行った。【結果】粉と生
    パスタ
    の水分含量は、“北海259号”が高かった。伸展率は加水量が多い場合に増大した。グルテン量はタンパク質含有率に比例して高くなり正の相関関係が見られた。
    パスタ
    の色はタンパク質含有率が高いほどL*値が低く、暗くなる傾向があり、a*値とb*値は高くなった。茹でた
    パスタ
    の硬さは、いずれの試料も高タンパク質であるほど硬くなった。官能評価では、タンパク質含有率の高い小麦であるほどコシが強いと評価された。高タンパクのサンプルで作製した
    パスタ
    で比較すると、“ゆめちから”は「コシ」と「硬さ」の評価が高かったが、「総合評価」では“北海259号”が僅かに高くなった。
  • 中町 敦子, 中村 恵子, 四宮 陽子
    日本調理科学会誌
    2004年 37 巻 2 号 151-158
    発行日: 2004/05/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    デュラム小麦のセモリナ粉100%使用,標準ゆで時間11分のスパゲティを用いて,ゆで時間を5~20分まで変えて試料を調製し,アルデンテについての官能評価,水分含量・ゆで歩留測定,拡大写真撮影,糊化度測定,破断試験を行い,以下の結果を得た. 1)官能検査の結果,9,10,11分ゆでが「アルデンテである」と評価され,10,11分ゆでが「少し芯がある」,「好ましい」と評価されたので,好ましいアルデンテは10,11分ゆでであった. 2)日本人のアルデンテの10,11分ゆでは,ゆで歩留2.3~2.4,水分含量63~64%に相当し,これらは中心の白い芯がなくなった状態で,糊化度は90%以上であった. イタリア人のアルデンテはゆで歩留2.1~2.2とすると,ゆで時問8~9分,水分含量約60%に相当し,中心にまだら状に白い芯が残り,糊化度は約80%であった. 3)破断曲線を微分すると,ゆで時間の違いによってダブルピーク,肩,シングルピークの3つに分類された. 日本人が好む10,11分ゆではシングルピークの形で,イタリア人が好む8,9分ゆでは肩がある形であった. 破断曲線の微分はスパゲティの芯のゆで状態の指標になった. 4)20分放置により,拡大写真撮影では中心部への水分移動が見られたが,糊化度はゆで直後と差が認められなかった. また破断曲線の肩はシングルピークになり,破断特性値は全体的に低下した.
  • 喜多 記子, 長尾 慶子, 河村 フジ子
    日本調理科学会誌
    2004年 37 巻 1 号 65-70
    発行日: 2004/02/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    手作り
    パスタ
    の調理特性を明確にするために,粉の種類の検討並びに副材料を添加したドウ及び
    パスタ
    の物性測定と官能検査を行い,以下の結果を得た. 1.RVA及びファリノグラフ測定の結果から,手作り
    パスタ
    には,混ねつ耐性がありコシの強い強力粉が適すると考えられた. 2.副材料添加ドウの粘弾性測定において,豆乳及び乾燥全卵添加ドウの粘性率が対照に比べ,高かった. 3.副材料添加
    パスタ
    の破断測定において,豆乳及び乾燥全卵添加
    パスタ
    の破断荷重は高い値を示し,放置時間による値の低下がみられず長時間シコシコ感を保ったと考えられる. これらの副材料を手作り
    パスタ
    に用いることは食感向上に有効であると考えられた. 4.豆乳,トマトジュース添加
    パスタ
    は官能検査の総合評価からも好ましい評価が得られた. 実験の遂行にあたり,貴重な試料のご提供及び機器測定にご協力頂きました日清製粉基礎研究所の方々に厚く御礼申し上げます.
  • 茂久田 修, 天津 有記子, 酒井 亜以, 木村 亜紀子, 岡崎 亮
    糖尿病
    2004年 47 巻 6 号 469-470
    発行日: 2004/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病者の足の深い膿瘍の治療は切開排膿が原則であるが, 治癒後に足の変形がのこる場合が多い, 私たちは深さ8cmの細長い瘻孔を形成した足壊疽の症例を経験した. 血糖コントロール, 抗菌薬全身投与, 局所の洗浄と消毒では瘻孔の改善がみられなかったため, 1mlツベルクリン用注射器を用いて白糖ポビドンヨード配合剤を奥深く注入する方法を工夫した, この処置により, 足の変形を全くのこさず治癒をみたので報告する.
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