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クエリ検索: "フェーン現象"
349件中 1-20の結果を表示しています
  • 白矢 武士, 丸山 遥, 太田 沙由理, 今井 康貴, 土田 徹
    北陸作物学会報
    2021年 56 巻 45-50
    発行日: 2021/03/16
    公開日: 2022/05/09
    ジャーナル フリー
    新潟県において2019年8月14日から15日に発生した
    フェーン現象
    の影響によるコシヒカリの著しい品質低下に ついて分子生理に基づく解析を試みた.
    フェーン現象
    により多発したリング状の白濁部位には亀裂がみられ,デ ンプン顆粒は丸みを帯び隙間が生じた.デンプン分解酵素であるα-アミラーゼの遺伝子発現量は,乳白粒およ び白死米の発生率と正の相関を示し,
    フェーン現象
    発生後に増加した.同様に,水ストレスおよび酸化ストレス の応答に関係する遺伝子の発現量が増加した.以上から,
    フェーン現象
    により低下する胚乳内の水分量や細胞機 能の維持のため,デンプン分解酵素の発現量を増加させた結果,白未熟粒発生を助長したことが示唆された.
  • -盛岡市のフェーン現象に関する事例を通して-
    小山 ひかる, 高橋 由衣, 名越 利幸
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2010年 25 巻 1 号 57-58
    発行日: 2010年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究では,西側に奥羽山脈がある特異な地形に注目した.山脈を越える北西風による
    フェーン現象
    が存在すると考え,本大学で設置した学校気象台の観測データを元に等地線描画ソフト(グヌプロット)を利用し,作画し,可視化することを試みた.その結果,寒気が厳しい冬の期間に観測地点の最も西側(土淵中学校)のみ温度が高い事実をとらえることができた.このことにより,盛岡市の
    フェーン現象
    の存在を明らかにすることを試みた.
  • *畔上 泰彦
    日本風工学会年次研究発表会・梗概集
    2019年 2019 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/06/12
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では、過去10年間(2008〜2017年)に糸魚川で発生した

    フェーン現象
    の気候学的調査と2016年12月22日に発生した糸魚川火災時に吹走した強風を対象に気象モデルWRFを用いた再現実験を行った。気候学的調査の結果、糸魚川で発生する
    フェーン現象
    は太平洋に高気圧が、日本海に低気圧が位置し、日本を挟み南北へかかる気圧傾度によって駆動されている事例が多いことが明らかとなった。また、WRFを用いた再現実験および地形改変実験の結果から、風が脊梁山脈間の鞍部を吹き降りるおろし風的効果と風が山脈間を通過することによる縮流的効果の2つの効果によって強風が駆動されていたということが示唆された。

  • 癸生川 真也, 松田 智明, 飯塚 清, 新田 洋司
    日本作物学会関東支部会報
    2001年 16 巻
    発行日: 2001/12/07
    公開日: 2017/08/24
    会議録・要旨集 フリー
    平成12年9月3日に群馬県東部地域は台風12号に伴う
    フェーン現象
    に見舞われ, 屑米率が増加した。前報では, フェーン被害を受けた水稲の屑米は, 屑米としては平均一粒重が大きく, 胚乳の白色不透明部ではアミロプラスト表面の凹みが高頻度で認められることなどを指摘した。本報では屑米粒の観察範囲を広げ, フェーン被害によって増加した水稲屑米の構造的特徴についてさらに詳しく検討した。
  • 三宅 国彦
    応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
    2019年 9 巻 1 号 51
    発行日: 2019/02/20
    公開日: 2022/03/09
    ジャーナル フリー
  • *小林 峻, 日下 博幸
    日本地理学会発表要旨集
    2020年 2020s 巻 519
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    2017年6月3日、ベトナム北部の都市ハノイで過去40年間で最高となる41.5℃を観測した。このような都市の記録的高温の原因として、地球温暖化や大規模スケールの異常気象といったグローバルスケールの現象だけでなく、

    フェーン現象
    や都市ヒートアイランド(UHI)といったローカルスケールの現象が指摘されている。しかしこれら先行研究は、都市の記録的高温に対するグローバルスケールおよびローカルスケールの現象の寄与をまとめて議論していない。そこで本研究は、2017年6月にハノイを襲った記録的高温に対して寄与していた異なる時空間スケール現象を、データ解析および数値シミュレーションにより調査し寄与を定量的に評価するものである。

     まずWRFによる数値シミュレーションが2017年6月の記録的高温を再現できているか、NOAAの運営するClimate Data Onlineより得られる観測データと比較して評価する。気温や相対湿度、風向については観測値と変化傾向がおおむね一致した。次に観測データを用いて、ベトナム北部の気温の40年(1971-2010)変化傾向を調査した。その結果、1971年から2010年の40年間で0.908℃の気温上昇傾向が認められた。さらに数値シミュレーションを用いてUHIの寄与を定量的に評価したところ、6月2〜5日のハノイでは昼間では0〜+1.0℃、夜間では+2.0〜+4.0℃であった。一方、再解析データのNCEP-FNLを20年(2000-2019)分用いたデータ解析により、大規模スケールの異常気象の寄与を定量的に評価した。その結果、6月2〜5日は20年平均値を+4.0〜+8.0℃上回る暖気が西風によりハノイ上空に移流されていることがわかった。さらに、この気温の正偏差および西風がともに強かった場合にハノイで気温が上昇しやすいことも示唆される。最後に数値シミュレーションにより、6月2〜5日にはハノイの風上側で

    フェーン現象
    が継続的に発生し、昼間にはハノイ上空およびその風上側で混合層が顕著に発達していたことがわかった。なお地形の昇温効果は最大+3.0℃、平均+0.33℃であった。

     以上より、2017年6月にハノイを襲った記録的高温には、地球温暖化や暖気移流といった大規模スケールの現象から、

    フェーン現象
    やUHIといったローカルスケールの現象まで寄与していたと結論付けられる。

  • 白鳥 豊, 太田 沙由理, 名畑 越夫, 齋藤 麗子
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2018年 64 巻 23
    発行日: 2018/08/29
    公開日: 2018/12/22
    会議録・要旨集 フリー
  • 飯塚 清, 前原 宏, 山本 光一, 峰岸 恵夫
    日本作物学会関東支部会報
    2000年 15 巻
    発行日: 2000/12/01
    公開日: 2017/08/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 河村 武
    地理学評論
    1970年 43 巻 4 号 203-210
    発行日: 1970/04/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    中部日本が南西気流に蔽われる場合の地上風の詳細な分布を明らかにし,前報1)の一般流が北よりの場合の結果と比較した.本報では主として暖候期で,中部日本が低気圧の前面に位置し傾度風速は10m/s以上に達するが,まだ擾乱の直接の影響を受けない場合を選び出して,前報と同様の方法で詳細な地上風の分布図を作成した(第1・2図).得られた特徴的な局地風系の分布について,強風域・弱風域に着目して,前報と比較した結果が第3図である.
  • 上原 泰樹, 佐本 四郎
    北陸作物学会報
    1977年 11 巻 44-46
    発行日: 1977/03/16
    公開日: 2016/09/26
    ジャーナル フリー
    1.マイクロコンピュータによる中央制御装置のついた自然光グロースキャビネット内で水稲のフェーン災害抵抗性を検定する方法を検討した。2.生育の良好な出穂後3〜5日目の穂に被害(白穂)が大きかった。また昼間行なった処理の場合にも白化籾が認められた。3.この装置を用いる場合, 温度30℃, 湿度40%, 風速4m/Sの処理で夜間6時間の処理が考えられた。
  • *重田 祥範, 渡来 靖, 中川 清隆, 吉﨑 正憲
    日本地理学会発表要旨集
    2014年 2014a 巻 414
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/01
    会議録・要旨集 フリー
     関東平野北西部では2007年8月16日に埼玉県熊谷市で国内最高気温(当時)となる40.9℃を記録するなど,暖候期に35 ℃以上の猛暑がしばしば発生している.この猛暑の要因の一つとして,上信越山岳域を越える気流がフェーン的な現象をもたらしているとの指摘がある.我々研究グループは,2012年8月からこの猛暑の形成機構解明を目指して,上信越山岳域の利根川-魚野川谷筋に17地点および碓氷川-千曲川谷筋に7地点の計24地点に独自の気象観測網を構築している.日本海側からの一般風が関東平野に到達するには,谷川岳や三国山脈が大きな障害となっている.この風が関東平野に吹き込むには,山越え気流となるか,魚野川-利根川の谷筋等のギャップを吹き通る可能性が高い.そこで本研究では,谷川岳山麓に位置する新潟県湯沢町土樽(標高396m)と群馬県みなかみ町湯檜曽(標高585m)の通年観測の結果から温位を算出し,両地点の温位差からフェーン発現日の抽出を試みた.
     その結果,湯沢町(日本海側)が高温位となる日に,季節的な変化認められなかった.その一方で,みなかみ町(太平洋側)では,日平均で3.0℃以上の高温位となる日が3月中旬から4月下旬頃に集中し,夏季には値が小さくなっていた.
  • 橋本 岩夫, 千家 正照, 丸山 利輔
    農業農村工学会論文集
    2016年 84 巻 3 号 I_343-I_352
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/22
    ジャーナル フリー
    栽培管理用水は栽培環境の改善, 気象災害の防止等に使用されるが, 地域によって必要度や規模が異なるため, 実態は殆ど解明されていない.そこで, 日本海沿岸の砂丘地畑におけるダイコン夏まき栽培の場合を調査した.播種期の8月上~中旬は, 気温が高く乾燥し降水も少ないため, 播種の10日前から, 1日に1回, 1時間, 灌水して, 奇形根の因になる土壌水分不足を防ぐ.この播種準備用水量は95mmになる.播種後は9月上旬まで, 白い寒冷紗で畝を被覆し, スプリンクラ灌水と併せて, 高温と乾燥に対処する.灌水の一部は寒冷紗に付着し蒸発して, 地温を抑制する.この寒冷紗付着用水量は26mmになる.
    フェーン現象
    の強風時の飛砂防止用水量は20mmになる.この灌水の備えには連続2日が望ましい.合計用水量は141mmで, 夏まき栽培の灌漑用水量377mmの38%を占める.
  • *大和田 道雄, 松岡 翔太朗, 恩田 佳代子
    日本地理学会発表要旨集
    2010年 2010s 巻 210
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/10
    会議録・要旨集 フリー
    1.研究目的
     岐阜県多治見市は,関東平野の熊谷市と並び称される猛暑出現地域である。多治見市は,濃尾平野北東部に位置する盆地的要素を持つ人口約11万人の窯業が盛んな小都市であるが,2007年8月16日には熊谷市と並んで最高気温が40.9℃に達した。そこで,その原因について調査,解析してみた。

    2.調査および解析方法
     まず,多治見市が猛暑となる日の総観場を分類し,猛暑日(35℃以上)の上層気圧場,および伊勢湾岸地域における風の流れ場解析を行った。さらに,多治見市内のヒートアイランドの移動観測,およびデータロガーによる定点観測を実施した。

    3.結 果
     伊勢湾岸地域の北東部に位置する岐阜県多治見市は,近年,猛暑日(35℃以上)の出現日数が増加傾向を示し,他の大都市を上回る場合も少なくない(図1・2)。猛暑が現れる日の上層気圧場は南アジア高気圧が北東シフトしており(図5)。東アジアでは南高北低型の気圧配置となる(図2)。この気圧場における伊勢湾岸地域では,南西の風による
    フェーン現象
    を伴うことが多く,名古屋市を通って庄内川上流の多治見に高温域を運び込む役目を果たしている。多治見のヒートアイランド分布の特徴は,盆地底部の中心市街地を中心に同心円状に高温域が現れ(図4),周辺部との気温差(ヒートアイランド強度)は5℃であった。したがって,多治見の猛暑原因は,
    フェーン現象
    による名古屋市から移流してきた高温域の停滞と盆地的要素を持つ地形がヒートアイランドを助長させているためであろう。
  • *日下 博幸, 今井 優真, 小林 大樹, 小林 峻, Doan Quang Van, Ngo-Duc Thanh
    日本地理学会発表要旨集
    2022年 2022s 巻 506
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/28
    会議録・要旨集 フリー

    ベトナム北中部は高温現象の多発地帯として知られている。この地域の高温現象の原因の一つとしてチュオンソン山脈から吹き降りてくるフェーン(ラオス風とも呼ばれている)の可能性が指摘されている。 本研究では、2017年6月1日から5日にベトナム中部で発生した高温現象を取り上げ、高温発生に対するフェーンの貢献度を調査した。その結果、フェーンがベトナム北中部ビン市周辺の気温を約2~4℃上昇させていたことが分かった。また、このフェーン昇温は、力学メカニズムによって引き起こされていたことも分かった。

  • 吉野 正敏
    地理科学
    1990年 45 巻 4 号 223-233
    発行日: 1990/10/28
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    Luosanfung is a foehn wind blowing on the west coast of Hengchun Peninsula, the southern-most part of Taiwan. In order to describe its climatological features, observed records at the meteorological observatories and a result of field observation by the author were analysed and the following summaries are obtained. It blows strongly in the winter months, particularly under the winter monsoon synoptic situation. In addition to the macro-scale winter monsoon situation, when the local anticyclone is formed in the region of the mouth of Yangtze River and the cyclone in the Basi Channel, NE wind develops strongly on the southern-most part of Taiwan. In most cases, Luosanfung develops more at night than in day time. Air temperature is 2-3℃ warmer, relative humidity is lower and sunshine hour is longer on the west coast than on the east coast under the typical Luosanfung condition. The local peoples suffer frorn the strong wind for bicycle or motor-cycle driving, house construction and agricultural land use. The onion production is increasing by utilizing the wind conditions in this area. According to an estimation by the wind-shaped trees, Luosanfung develops on the west coast after passing over the low mountain area and flowing down along the relatively lower parts of the hilly area.
  • 木村 優
    化学と教育
    2013年 61 巻 7 号 371-
    発行日: 2013/07/20
    公開日: 2017/06/30
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 猪川 元興, 永沢 義嗣
    気象集誌. 第2輯
    1989年 67 巻 3 号 429-458
    発行日: 1989年
    公開日: 2007/10/19
    ジャーナル フリー
    1975年5月12日、北海道、網走•雄武地方に発生した
    フェーン現象
    の観測的事実が示され、この
    フェーン現象
    が、2次元非静水圧モデルによる数値実験により調べられた。
    このフェーンは、非断熱加熱がなくとも、900hPa以下の逆転層が存在すれば再現され、このフェーンは力学的に誘起されたフェーンである事が確認された。このフェーンは、非定常の強い非線形現象であり、bore(風上側に伝播するショック状の擾乱)とハイドロリックジャンプを伴っていたが、砕波は伴っていなかった。一様風速、一様安定度の流体のフェーンも調べられたが、これは、ハイドロリックジャンプと砕波を伴っていたが、boreは伴っていなかった。
    風下側の温位の上昇を無次元化した、フェーンインデックスが導入され、その逆フルード数への依存性が調べられた。一様風速、一様安定度の流体の場合よりも、900hPa以下に逆転層が存在するほうが、フェーン発生の臨界山頂高度が低いことが判明した。
    また、ヨーロッパアルプスのフェーン(Hoinka,1985)と網走•雄武地方のフェーンとが比較された。
  • 吉野 正敏
    地理学評論 Ser. A
    1992年 65 巻 1 号 1-16
    発行日: 1992/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    First, a definition is given for Föhn-type and Bora-type local winds. The Fan is a fall wind on the lee side of a mountain range. When it blows, the air temperature becomes higher than before on the leeward slope. The Bora is also a fall wind on the lee side of a mountain range, but when it begins, the air temperature becomes lower than before on the leeward slope. This definition can be applied regardless of the vertical structure along the cross-section, which is not always easy to observe for every case in the field. Second, the local winds caused by the airflows crossing a mountain range are classified according to the above definition. Third, vertical and horizontal models are illustrated, and descriptions of topography, clouds, precipitation and wind phenomena for the 12 parts from the windward regions to the leeward regions along the cross-section are given in a table.
    In the second part of the present paper, the impacts of local winds caused by the airflow crossing a mountain range are discussed. The effects of strong wind on the roofs of houses, wind breaks and hedges in the fields and surrounding houses, agricultural cultivation and land use, and windrelated names of places and passes are striking in the regions with strong fall winds on the leeward part as well as on the passes. Human response to such geographical conditions is quite sensitive, and we are able to know the local distribution of strong winds through observing these responses of the local people.
  • —実況と過去の高温事例との比較による考察—
    髙根 雄也, 伊藤 享洋
    天気
    2021年 68 巻 3 号 149-163
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル フリー

     2020年8月17日に静岡県浜松市で観測された日最高気温の歴代最高タイ記録41.1℃について,関連する観測データの特徴を調査した.まず,高温の背景要因を考察した結果,鯨の尾型に準ずる夏型気圧配置の出現とそれに伴う850hPa面の高温・概ね北西の一般風,東海地方における梅雨明け以降の連続晴天がその要因として示唆された.次に,高温の直接的な要因を考察したところ,伊吹山地を吹き下りる気流に伴う

    フェーン現象
    と,その後この気流が名古屋都市圏の地表面付近を吹走する際の顕熱供給(非断熱加熱)で気流そのものが高温化するメカニズムで浜松の高温がある程度説明できることが明らかになった.この高温化した風が浜松へ侵入し,浜松のすぐ東側の南風と収束したことが,浜松で最も気温が高くなった要因とみられる.以上のメカニズムは過去の国内における高温事例のメカニズムと類似していることから,上記の背景要因と直接的要因を兼ね備えうる他の地域においても今後40℃を超える高温が発生する可能性がある.

  • 奥出 聡美, 酒井 長雄
    北陸作物学会報
    2021年 56 巻 39-44
    発行日: 2021/03/16
    公開日: 2022/05/09
    ジャーナル フリー
    長野県における胴割れの発生警戒条件を特定するため,作期移動試験ならびに県下多地点での現地試験を行い, 登熟期間の温度・日照条件が異なる環境下で栽培した「コシヒカリ」の胴割れ発生率を調査した.その結果,胴 割れ発生率は出穂10~14日後の最低気温ならびに出穂35~39日後の日照時間と高い正の相関を示した.胴割れの 発生には登熟初期(出穂後10日間)の最高気温だけでなく最低気温も寄与している可能性があり,出穂10~14日 後は最低気温による影響が最も大きい時期であった.
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