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クエリ検索: "フクロウ"
1,403件中 1-20の結果を表示しています
  • 竹中 健
    北方森林研究
    2018年 66 巻 5-9
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/09/30
    ジャーナル フリー
  • 芦 朋也, 畠中 浩, 稲葉 正男
    環境アセスメント学会誌
    2021年 19 巻 2 号 60-66
    発行日: 2021/08/10
    公開日: 2021/08/31
    ジャーナル 認証あり
  • 早矢仕 有子
    保全生態学研究
    2022年 28 巻 1 号 論文ID: 2036
    発行日: 2022/04/15
    公開日: 2023/09/05
    [早期公開] 公開日: 2022/04/15
    ジャーナル オープンアクセス
    電子付録

    絶滅危惧種シマ

    フクロウ
    Ketupa blakistoniに対する国の保護増殖事業は、 1984年の事業開始時から一貫して生息地を非公開とすることで、バードウォッチャーや写真撮影者の接近がシマ
    フクロウ
    の採餌や繁殖に悪影響を及ぼす危険性を回避しようとしてきた。しかし、接近が容易な一部の生息地では次第に人の入り込みが増加し、とくに 2010年代に急増した。シマ
    フクロウ
    を餌付けして観察や撮影の場を提供している宿泊施設も複数存在し、生息情報が拡散し続けている。インターネット上に公開されているシマ
    フクロウ
    の写真を掲載した個人のブログを検索すると、 47.4%に撮影地が明記されており、シマ
    フクロウ
    が見られることを宣伝材料にしている宿泊施設で撮影されていた。これら 4軒の宿泊施設のうち 3軒はシマ
    フクロウ
    を餌付けしており、残りの 1軒は、宿を取り囲む国有林で採餌や繁殖している個体を見せていた。インスタグラムでは 55.1%の投稿で撮影地が記載されており、そのすべてがシマ
    フクロウ
    を餌付けしている宿であった。ブログに掲載されている写真の 87.3%は夜間に撮影されており、光源にはストロボあるいは宿泊施設が撮影や観察のために設置した照明を使用していた。昼間に自然光の下で撮影された写真は全体の 12.7%で、そのうち 32.9%は飛翔能力の未熟な巣立雛とそれを守る親鳥に接近して撮影していた。野生個体の生息地訪問者は、動物園でシマ
    フクロウ
    を見るガイドツアーに参加していた来園者と比較すると北海道外に居住する年長の男性が多かった。国の保護増殖事業内容についての認知度を比較すると、野生個体生息地の訪問者は、生息地で実施されている保護施策への知識があり、逆に動物園来園者は、飼育下で実施されている保護施策をより知っていた。さらに、野生個体生息地訪問者は、動物園訪問者よりも撮影や観察にまつわる行為がシマ
    フクロウ
    に及ぼす影響を小さいと考える傾向があり、とくに餌付けを問題視しない者が多数を占めた。本研究結果より、現状のシマ
    フクロウ
    野生個体の観光利用については以下の問題点が導き出された。すなわち、 1)生息地情報の拡散、 2)餌付け、 3)人工照明の使用、 4)人工的環境への馴化、 5)保護増殖事業との軋轢、である。

  • 主に標本資料からの推察
    早矢仕 有子
    山階鳥類研究所研究報告
    1999年 31 巻 1 号 45-61
    発行日: 1999/03/31
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    主に博物館等に所蔵されている標本に基づいて,シマ
    フクロウ
    (Ketupa blakistoni)の北海道における分布の変遷を調査した。日本国内に100体のシマ
    フクロウ
    標本(骨格標本および冷凍保存を含む)の存在が確認された。そのうち87体が北海道内に,13体が北海道外で収蔵されていた。採集(保護•収容)地および採集年月日に関して一定の情報が得られているのは69体(すでに廃棄されたものを含む),由来が不明のものは35体であった。標本資料から確認できた北海道内のシマ
    フクロウ
    の分布域の最北部は上川支庁美深町であり,1950~60年代初頭の生息が確認できた。アイヌの祭事に関する記述からは,昭和初期にはさらに北部の天塩川中•下流域に生息していた可能性が高い。一方分布域の南限は函館市近郊の大沼であり,1800年代の生息が確認された。過去においてシマ
    フクロウ
    が生息しており,現在までに生息が確認できなくなった地域は,函館市周辺から内浦湾岸に至る北海道南部,札幌市周辺の石狩平野一帯,天塩川流域の北海道北部であった。北海道南部から消失したのは1950年代前後,北海道北部で1970年代,石狩平野から姿を消したのは1980年前後であったと推察される。北海道南部•北部からシマ
    フクロウ
    が消失したと推察される1950年代は北海道において国有林の天然林が大面積皆伐され,単一樹種の針葉樹の造林地へ転換され始めた時期と一致する。この森林の改変が生息地の消失の最大の要因であると推察される。1954~1995年の間に収集された回収地が判明している死体あるいは保護後死亡した54個体のうち38個体(70.4%)に関して死因に関する情報が残されており,死因が明らかな31個体(57.4%)はすべてが人為的要因による事故死であった。死因で最も多かったのが養魚場や孵化場で防鳥網等により引き起こされた溺死で14件(36.8%),交通事故が8件(21.1%),電線での感電死が5件(13.2%),トラバサミによる死亡が2件(5.3%),海岸での防波ブロックに侵入しての溺死と高校の煙突に侵入して死亡した事例が1件づつであった。北海道におけるシマ
    フクロウ
    の過去の分布をさらに正確に握するために,古文書等の文献調査とアイヌ民族への聞き取りが必要である。
  • 山崎 剛史, 亀谷 辰朗, 太田 紀子
    山階鳥類学雑誌
    2017年 49 巻 1 号 31-40
    発行日: 2017/08/31
    公開日: 2019/03/09
    ジャーナル フリー

    Japanese names are a useful tool for Japanese speakers to communicate about birds. However, over 30 years have already passed since the most influential book treating all modern birds and providing Japanese names, “A World List of Birds” (Yamashina 1986), was published. During that time, the classification of birds has undergone major changes. Here we provide a revised list of Japanese names of owl species (Strigiformes) which adopts the latest classification system (Gill & Donsker 2017). When compiling our list, we paid attention to ensuring the stability, brevity and correctness of Japanese names.

  • 久田 裕子, 齊藤 慶輔, 浅川 満彦
    日本野生動物医学会誌
    2004年 9 巻 2 号 85-89
    発行日: 2004年
    公開日: 2018/05/04
    ジャーナル フリー
    生息数が減少し,絶滅が危惧されている北海道産シマ
    フクロウ
    (Ketupa blakistoni blakistoni)においてヘモプロテウス(Haemoprotes)属の感染状況を把握し,個体群の保護管理に役立てる目的で,1994年11月から1999年8月までに採取された野生または飼育下の70羽分,計98枚の血液塗末標本から本属原虫の検出を行った。その結果,野生の2ヶ月齢,7ヶ月齢の各1羽および1歳以上の5羽すべてに感染を認め,その赤血球内寄生率はいずれも1%未満と非常に低いものであった。シマ
    フクロウ
    の2ヶ月齢の個体は巣もしくはその周辺に行動圏が限られていること,また7ヶ月齢の個体では親が同時期に感染していたことから,親の行動圏内の極めて狭い範囲で家族内感染などが起こっていることが示唆された。若齢のシロ
    フクロウ
    (Nyctea scandiaca)において本属原虫症による臨床症状や死亡例の報告があることから,体力や免疫能が十分に発達していない幼鳥においては健康状態を管理していく上で特に注意を要する。本属原虫は
    フクロウ
    科において種間感染を起こす可能性があり,本調査地付近の
    フクロウ
    (Strix uralensis)において本属原虫の感染率が高いことが飼育個体で確認されていることから,シマ
    フクロウ
    の個体群に及ぼす本属原虫の影響を明らかにするためにも,種の同定や
    フクロウ科全般を対象にした感染状況調査をシマフクロウ
    個体群の生息地別に実施することが望まれる。
  • 吉井 千晶, 山浦 悠一, 小林 慶子, 竹中 健, 赤坂 卓美, 中村 太士
    保全生態学研究
    2017年 22 巻 1 号 105-120
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/04/01
    ジャーナル オープンアクセス
    北海道に生息する希少種
    シマフクロウ
    Ketupa blakistoni blakistoniの個体数は、近年、保護活動の成果により回復過程にある。今後は道東地域に集中、過密化する個体群を分散させる必要がある。本研究では、まず、シマ
    フクロウの分布が安定した地域を対象にシマフクロウ
    の静的な広域分布モデルを構築した。この静的分布モデルを元に、シマ
    フクロウ
    の分散を考慮した動的分布モデルを構築し、複数の環境変化・保全シナリオ下でのシマ
    フクロウ
    の将来の分布の変化を予測した。静的分布モデルの解析の結果、河川沿いの天然林面積が大きく河川長が大きな地域はシマ
    フクロウ
    にとって好適だと推定された。動的分布モデルの予測の結果、本種の分布拡大のためには繁殖成功率の上昇が重要であることが示された。また、根釧個体群の分布拡大は困難であること、現在生息地ではない夕張山地への個体群の拡大が予測された。しかし、静的分布モデルの説明力は高くなく、将来分布の予測にばらつきが大きかったことから、実際のシマ
    フクロウ
    の分布拡大過程に応じた柔軟な保全計画を立てることが重要であろう。
  • 早矢仕 有子
    山階鳥類研究所研究報告
    1997年 29 巻 1 号 73-79
    発行日: 1997/03/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    The distribution and morphological characters of Eagle Owls Bubo bubo were investigated using specimens from museums. Eight of thirty-six specimens found in Japan were collected in Hokkaido. Of all the characteristics examined, wing length was the only one that varied between locations. However, morphological measurements overlapped in all investigated areas. Also, with plumage, individual variations were remarkably similar to geographical ones. Consequently it seems difficult to distinguish between Bubo bubo subspecies from morphological characters alone. Considering the numbers of Bubo bubo specimens were much fewer than those of Blakiston's Fish Owls Ketupa blakistoni, it can be suggested that Bubo bubo populations in Hokkaido have been unstable throughout this century.
  • 風間 辰夫
    山階鳥類研究所研究報告
    1985年 17 巻 3 号 166-172
    発行日: 1985/12/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    During the period from October 1971 to March 1985, 2654 birds of 166 species were injured and brought for medical treatment to the Niigata Prefectural Government Bird Hospital. In order to get the official permission for making skins, 1727 birds of 98 species were reported as found dead from April 1978 to March 1985.
    Among these birds, 1411 individuals of 21 species were birds of prey (FALCONIFORMES and STRIGIFORMES).
    Here the species of birds of prey, the localities where were found in Niigata Prefecture, and the causes of death are reported.
  • 牛根 奈々, 境 貴明, 羽山 伸一
    山階鳥類学雑誌
    2021年 53 巻 2 号 73-78
    発行日: 2021/12/15
    公開日: 2021/12/15
    ジャーナル フリー

    傷病鳥は負傷原因だけでなくその個体の由来に関する情報を提供してくれる.2020年4月に滋賀県草津市で衰弱して救護された1個体

    フクロウ
    Strix uralensis (Strigidae)を詳しく調べた.外貌の嘴と爪の状態から,飼育歴があると判定した.
    エゾフクロウ
    S. u. japonica 3個体と本州の亜種
    フクロウ
    8個体,そして
    キュウシュウフクロウ
    S. u. fuscescens 2個体のサンプルとのミトコンドリアDNAを使った系統解析の結果,本個体は本州亜種あるいは九州亜種である可能性が考えられた.

  • 本郷 儀人, 金田 大
    山階鳥類学雑誌
    2009年 40 巻 2 号 90-95
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2011/03/20
    ジャーナル フリー
    一般に
    フクロウ
    はネズミなどの小型哺乳類や小型鳥類及び両生類などを主食とし,昆虫類は稀にしか捕食しないと考えられている。しかしながら我々は,
    フクロウ
    が,餌動物としてはこれまでに報告がなかったカブトムシを捕食することを発見した。さらに,
    フクロウ
    のカブトムシに対する狩り行動についても観察することができた。そこで,
    フクロウ
    の詳細な狩り行動についてと,夏季のある時期に非常に頻繁に捕食することを合わせて報告する。
  • 籾山 徳太郎

    1920年 2 巻 10 号 309-312
    発行日: 1920/12/30
    公開日: 2009/02/26
    ジャーナル フリー
  • 菊地 直樹
    保全生態学研究
    2022年 28 巻 1 号 論文ID: 2035
    発行日: 2022/08/03
    公開日: 2023/09/05
    [早期公開] 公開日: 2022/08/03
    ジャーナル オープンアクセス

    鳥の観察や撮影を目的とするバードウォッチングは、野生生物を「見せて守る」方法の一つである。バードウォッチングという自然の観光利用は地域収益につながり、保全にお金が回りやすくなるため、固有種等への保全の動機付けが地域で形成されやすいと報告されている。一方、営巣地への接近の増加による捕食率や巣の放棄の上昇といった様々な負の影響も報告されている。「見せて守る」ためには、対象生物、生態系への負の影響の抑制と地域の利益や貢献の創出の両立が必要である。現在、「見せて守る」ことが求められている事例として、北海道知床半島のある生息地のシマ

    フクロウ
    がある。 1984年から開始された国のシマ
    フクロウ
    保護増殖事業では、生息地を非公開としてきたが、知床半島の一部の生息地において餌付けをして観察や撮影場所を提供している宿泊施設が存在するようになり、非公開である生息情報が拡散するなど、保全への影響が懸念されている。一方、保護関係者から「見せて守る」方針が示されている。第一に餌付けを段階的に中止し自然の状態で見せること、第二に知床地域の世界的価値と地域の価値を低めないこと、第三にシマ
    フクロウ
    の生態や保全に関する学習の場として機能すること、である。「見せて守る」ためには、研究者や行政に加え、地域住民、観光業者、観光客といった多様な人びとの協働と合意形成が不可欠である。本報告では、特に重要な役割を担う地域の関係者への聞き取り調査を実施し、その意見の把握を試みた。その結果、保護関係者が示す方針と地域の関係者の意見の間にはそれほど大きな相違点はなかった。しかし、地域の生活と自然のとらえ方、自然保護や利用に関するイニシアティブ、地域生活のとらえ方について、相違点があることも分かった。「見せて守る」ためには、意見が異なることを前提に、多様な人びとが互いの違いを認め合い、何らかのルールをつくるという創造的で柔軟なプロセスの創出が必要となる。その課題として、第一に価値の複数性を認めること、第二に異なる目的を相互に受容すること、第三に異なる目的の相互受容を可能とする合意形成を指摘した。

  • 樋口 亜紀, 阿部 學
    日本鳥学会誌
    2001年 50 巻 1 号 25-30
    発行日: 2001/02/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    本研究では,飼育している3羽の成体
    フクロウ
    Strix uralensis の摂食量•排出量を測定し,餌動物と排出物のエネルギー量から
    フクロウ
    のエネルギー収支を求め,飼育下の
    フクロウ
    の必要餌量を明らかにした.以下に結果を示す.
    1)3羽の
    フクロウ
    の同化エネルギー(AE)は,平均 447.2±9.1kJ/dayで,単位生体重あたりの同化エネルギーは0.702±0.014kJ/dayであった.
    2)測定期間中の
    フクロウ
    の体重は0-1.4%の範囲で変化し,生産エネルギーは5.2±1.OkJ/day,維持エネルギーは442.2±9.OkJ/dayと同化エネルギーの98.8±0.2 %を維持エネルギーが占め,成体では同化したエネルギーのほとんど全てを個体の維持に費やしていた.
    3)体重639.6gの
    フクロウ
    は,1日に567.9±10.4kJ のエネルギーを摂取し,ペリットとして43.4±1.4kJ, 糞として77.3±1.2kJの,合わせて120.8±2.OkJを排出した.
    4)排出物の単位乾燥重量あたりのエネルギー含有量は,ペリットが13.2±1.1kJ/9,糞が11.0±0.3kJ/9であった.
    5)
    フクロウ
    は1日に体重の13.2%に相当するアカネズミ2.3個体(83.9g,567kJ)を摂食し,78.5%を同化し,ペリットとして7.5%,糞として14.0%排出して体重を維持していた.
  • -栃木県逆面地区におけるフクロウの保全活動の事例から-
    守山 拓弥, 藤井 伸一, 田村 孝浩
    農村計画学会誌
    2013年 32 巻 1 号 29-32
    発行日: 2013/06/30
    公開日: 2014/06/30
    ジャーナル フリー
  • ―中学校理科「自然と人間」における授業実践とその効果―
    千賀 しほ, 大鹿 居依, 大鹿 聖公
    生物教育
    2015年 55 巻 2 号 84-95
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/09/28
    ジャーナル フリー

    学習指導要領の改訂により,理科では観察・実験や自然体験,科学的な体験を一層充実させ,実感を伴った理解を図ることが重視されている.中学校では,第3学年「自然と人間」の単元において食物連鎖が扱われている.しかし,食物連鎖に関する学習においては,直接体験できる観察・実験などが少なく,教科書での取り扱いでも写真や模式図などで学習することが中心となっている.動物園の

    フクロウ
    のペリットは,教材としての欠点はあるものの,解剖を通して捕食された小動物の骨格や毛などを取り出すことができ,また複数の動物の骨を採取することが可能である.そこで,本研究では動物園のペリットの利点を生かし,中学校第3学年「自然と人間」において学習する「生物の数量的な関係」の学習と関連させて授業を行い,教材の有効性について検討した.授業実践の結果から,ペリットの解剖を通して「食う食われるの関係」だけでなく,「生物の数量的な関係」についても体験を伴って理解できることが分かった.また,ペリットは生徒が実際に
    フクロウ
    の食べていたものを調べることができるため,生徒にとって興味深い活動であり,25分あれば骨の同定・配置まで行うことができるために1時限の授業の中で十分に活用できる.さらに,動物園のペリットは
    フクロウ
    のエサの実態が把握できるため,
    フクロウ
    の「食性」を特定することに時間をかけることなく,生物の数量的な関係について考える時間を授業の中で設けることが可能であり,教師による解剖中の支援も行いやすくなると思われる.このような,動物園の提供物を学校で活用した本実践は,動物園との教育連携を進める新たな方法としても提案できる.

  • ブラジル マーク
    山階鳥類研究所研究報告
    1986年 18 巻 2 号 71-72
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    1986年5月31日,北海道東部のシマ
    フクロウ
    の繁殖なわばり内で,シマ
    フクロウ
    の雄がゴイサギを攻撃したのを観察した。ゴイサギの記録は,調査地内では初めてであり,それ以前に両種が出会った可能性は少ない。6月9日に再びゴイサギがなわばり内に侵入したにもかかわらず,シマ
    フクロウ
    の雄はゴイサギを攻撃しなかった。最初の出合い時にシマ
    フクロウ
    の雄は,ゴイサギを同種のなわばり内侵入と見間違えたと考えられる。
  • 村田 裕, 荒井 秋晴, 中野 春男
    応用生態工学
    2018年 21 巻 1 号 61-68
    発行日: 2018/07/28
    公開日: 2018/09/10
    ジャーナル フリー
  • 風間 辰夫
    日本鳥類標識協会誌
    2003年 17 巻 1 号 16-21
    発行日: 2003年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
    Various records, supplemented by field research, were employed to verify the status of owls (Family Strigidae) in Niigata Prefecture, located along the Japan Sea side of central Honshu. Records surveyed included injured birds reported from October 1971 through March 2001, and dead specimens brought to government branches from April 1978 through March 1988. For purpose of analysis, the Prefecture was divided into four sections (Fig. 1); north (1), central (2), and south (3) areas of the mainland, and Sado Island (4). A total of 6 owl species were identified.
    Ural Owl (Strix uralensis): This species was by and away the most common, with 288 injured and 297 dead individuals reported. In addition, banding research has demonstrated that this owl shows a strong tendency to remain in a restricted area. Common in all three mainland areas but absent from Sado Island. Collared Scops Owl (Otus bakkamoena): A resident throughout the prefecture, most common on Sado Island. Research has shown that birds on the island lay their eggs from April through May, and the chicks fledge out in June; while on the mainland the eggs are laid in May and June, and fledging takes place in July. Scops Owl (Otus scops): Summer breeder throughout mainland areas, most common in north area. On Sado Island is primarily a passage migrant. No records occur from December through March, indicating that this species does not spend the winter in Niigata. Long-eared Owl (Asio otus): Until the 1960s this species was rare in the prefecture, but numbers have increased since the 1970s. A resident species, this owl is unusual in that it winters in roosts of up to several dozen individuals. Brown Hawk-owl (Ninox scutulata): Records run from May through November, indicating that this species breeds the Prefecture but does not winter. In adeition, birds that breed further north pass through Niigata on their migration routes. Short-eared Owl (Asio flammeus): Records occur from October through March, indicating that this owl is primarily a winter visitor in Niigata. The total number of records was lowest among the six species.
  • Cody R. Dial, Sandra L. Talbot, George K. Sage, Mathew T. Seidensticker, Denver W. Holt
    山階鳥類学雑誌
    2012年 44 巻 1 号 1-12
    発行日: 2012/09/30
    公開日: 2015/03/13
    ジャーナル フリー
    血液や羽毛から得られたDNAを使って,6種の
    フクロウ
    科の鳥で開発された24のマイクロサテライトと鳥類の複数種で増幅することが確かめられている4つのマイクロサテライトのプライマーペアからアメリカワシミミズクBubo virginianus,コミミズクAsio flammeus
    シロフクロウ
    B. scandiacusで利用できるものを選別した。これらのプライマーのうち,アメリカワシミミズクでは8つのプライマーペア,コミミズクでは11のプライマーペア,シロ
    フクロウ
    では10のプライマーペアがそれぞれ増幅した断片が多型であった。近縁でないと考えられる
    フクロウ
    類から得られた分析は,これらの遺伝子座が個体識別,親子判定,集団遺伝学の研究に利用できることを示している。
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