1982年の新年を迎えるにあたり, 会員4,600人の学術集団として発展してきたわが日本家政学会の目標を改めて再認識し, 会員各位がその責任ある担い手であることを自覚され, 共に手を携えて家政学の発展に尽くされんことを, 強く念願するものである.
幸いにも, これまで30余年の努力が認められて, 社団法人日本家政学会への移行も, 近く達成される見通しとなった.当然のことながら, これに伴う社会的責任の遂行の上からも, われわれは全力をあげて日本家政学会に課せられた期待の実現に邁進せねばならぬと信ずる.
内なる学会員が期待し, これをとりまく社会が要望する数多くの課題は, 激動する社会情勢の嵐の中に立って沈思するとき, おおよそ次の三つに集約されるであろう.
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