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クエリ検索: "マスロック"
237件中 1-20の結果を表示しています
  • 山田 義武, 渡辺 公司, 海老沢 昭二, 二村 喜久雄
    日本家禽学会誌
    1972年 9 巻 6 号 286-290
    発行日: 1972/12/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    白色プリ
    マスロック
    に劣性伴性矮性因子 (dW) を導入して表現型能力への影響を知る目的で試験を実施した。
    正常な白色プリ
    マスロック
    雌 (DWO) にdWO因子をヘテロ型に持つ白色プリ
    マスロック
    雄 (DWdW) の交配から矮性鶏 (dWO) と正常鶏 (DWO) に分離し35日齢から350日齢までdWOとDWOの能力について比較検討した。またdWOとDWOに同一の白色コーニッシュ雄を人工授精して得られたブロイラーヒナの性能について餌付から70日齢まで2回の試験を行ない, 次のような成績を得た。
    (1) 白色プリ
    マスロック
    の成績
    DWOに対するdWOの能力を比率 (%) で示すと下記のとおりである。
    成熟時体重: 70, 成熟時中足骨長: 77, 飼料摂取量: 74, 産卵率: 95, 産卵強度: 95, 150日齢卵重: 96, 250日齢卵重: 95, 350日齢卵重: 98, 初産日令: 100, 育成率: 105, 生存率: 104, 種卵1ケ当り飼料摂取量: 82,
    (2) ブロイラーの成績
    ブロイラービナの性能比較の結果, 10週齢体重, 育成率および飼料要求率は種鶏による影響が見られなかった。
    以上の結果から, dWOはDWOに比して成熟時体重で約30%小躯となり, 飼料摂取量も26%減少した。しかし, その他の形質には大きな差が見られなかった。また, 両者に同一の白色コーニッシュの交配から得たプロイラーの発育成績も同様な結果となった。したがって, 肉用母種鶏としての経済性を考慮すれば, dWOはDWOに比して有利となるであろう。
  • 木村 正雄, 合田 之久, 磯貝 岩弘
    日本家禽学会誌
    1979年 16 巻 5 号 266-270
    発行日: 1979/09/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    鶏血漿アルカリ性ホスファターゼ成分Akp-2について述べた。この成分はLAWと MUNRO (1965) や WILCOX (1966) の報告した血漿アルカリ性ホスファターゼ成分よりも陽極側に位置する。この成分は優劣性の対立遺伝子による遺伝的支配を受けることが考えられる。優性遺伝子Akp-20をもつ個体はこの成分を欠き, 劣性のAkp-2aホモ個体においてその存在が認められた。Akp-2成分は白色レグホーンや, その成立に白色プリ
    マスロック
    や白色コーニッシュが関与している鶏群では発見されなかった。横斑プリ
    マスロック
    や, その成立にロードアイランドレッドとロードアイランドホワイトが関与している鶏群でこのAkp-2成分が発見された。
  • ボラビツト シリポラワット, 渡辺 徹, 富田 武
    Experimental Animals
    1988年 37 巻 3 号 285-296
    発行日: 1988/07/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    光学顕微鏡学および電子顕微鏡学的手法によって中枢神経系異常突然変異のニワトリ“Trembler”を研究した。材料としては, ふるえの症状を示す横斑プリ
    マスロック
    種 (BPR) と横斑プリ
    マスロック
    交配種 (CBT) の孵化後6日齢および34日齢のものを用いた。対照としては, 正常の横斑プリ
    マスロック
    交配種 (CBN) のそれぞれ同日齢を用いた。BPRにおいては小脳の大きさが著しく小さいことが認められたが, 光顕による観察では, 層構成は正常個体と全く変わりがなかった。BPRの分子層と顆粒層はCBTおよびCBNに比してはるかに薄く, ブルキンエ細胞の分布が分が子層, 顆粒層および髄質に及び, それらの分布異常を認めた。また, 小脳組織のニッスル染色標本では, CBTとCBNに比してBPRは著しく強染された。電顕による観察では, BPRのプルキンエ細胞は34日齢までに萎縮し, 楕円形となり, 膨張したミトコンドリアを含み, ゴルジ装置の占める領域は小さくなり, 多くの粗面小胞体の堆積を認めた。これとは対照的に, BPRの退化バスケット細胞では粗面小胞体の堆積は減少したが, 膨張したミトコンドリアとゴルジ装置の占める鎖域は増加した、, また, 顆粒細胞は小型化し, オルガネラの数も減少した。これらBPRに認められた異常の原因はプルキンエ細胞に内在しているものと考えられる。
  • 玉置 禎紀, 田名部 雄一
    日本畜産学会報
    1971年 42 巻 5 号 232-236
    発行日: 1971/05/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    一定の温度環境(25±1°C)で,優性白色コーニッシュ,白色プリ
    マスロック
    (アーバー•エーカーとロートンの2系統),ニューハンプシャー,白色レグホーンの各品種を同時に飼育し,4,7,10,15および20週令におけるサイロキシンホルモン分泌率(μg L-サイロキシン/100g,体重/日)を調べた.その結果,サイロキシンホルモン分泌率は各品種とも,週令が進むにつれて,その値は減少した.同一週令において,サイロキシンホルモン分泌率に雌雄および品種の差はみられなかった.
    一方,恒温環境(25±1°C)下で,白色プリ
    マスロック
    (アーバー•エーカー系)を用い,4週令時におけるサイロキシンホルモン分泌率で選抜し,高低両グループに分けた.それぞれのグループから次の世代の子をとり,4週令時におけるサイロキシンホルモン分泌率を測定し,その遺伝率を求めた.4週令時におけるサイロキシンホルモン分泌率の遺伝率は,両親平均の子に対する回帰から求めた値は0.19であり,また実現遺伝率(realized heritability)の値は0.24であった.
  • 高嶋 良弘, 水間 豊
    日本家禽学会誌
    1981年 18 巻 5 号 267-272
    発行日: 1981/09/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    ニワトリ♂×ウズラ♀の交雑実験を, (1)ウズラ♀に対する人工授精の間隔, (2)ニワトリ雄の品種, を違えて行ない, 受精率•孵化率を検討した。さらに得られた交雑種についてその羽色•羽性および成長を調査した。
    実験(1)において白色レグホン精液を用いて各区10羽のウズラ雌に0.02mlずつ人工授精を行なったところ, 週1回の人工授精で13.9%, 週2回の人工授精で47.9%の平均受精率を得た。
    実験(2)において4品種の雄ニワトリ (比内鶏, ロードアイランドレッド, 横斑プリ
    マスロック
    , 白色レグホン) の精液を各区10羽のウズラ雌に週2回人工授精したところ, 比内鶏区で23.2%, ロードアイランドレッド区で22.6%, 横斑プリ
    マスロック
    区で23.1%, および白色レグホン区で25.2%の受精率が得られた。なお, 受精卵に対する孵化率は, 平均6.4%となり合計36羽の交雑ヒナが得られた。孵卵初期段階で発育中止となる受精卵が全体の約2/3存在し, またウズラ雌個体別の受精率間には大きな差が認められた。孵卵19日目に虚弱のため自力では孵化できない交雑ヒナには卵殼を注意深く取り除くことにより孵化率を向上させることができた。
    交雑個体の孵化時体重は, ウズラヒナと差がなく平均7.1gであった。雑種の成長は, 約10週齢まで急速に増加し120~150日齢でほぼ成体重に達した。最大時体重は, 横斑プリ
    マスロック
    とのF1が480gともっとも重く, 次にロードアイランドレッドとのF1 420g, 比内鶏とのF1 405g, そして白色レグホンのF1 350gの順となり, ニワトリ雄品種の体重の大小によりF1の成長に差が認められた。
    比内鶏×ウズラ, ロードアイランドレッド×ウズラで得られた雑種の初生羽は, ニワトリ品種のE座位の遺伝子が異なると考えられるのに, ともに黄色に黒い縦縞をもち, また羽装は, 濃淡に差があったがともに褐色羽と白色羽の混在であった。横斑プリ
    マスロック
    ×ウズラで得られた雑種の初生羽は, 黒色で頭部に黄斑が認められ, また遅羽性であり, 成体の羽装はニワトリと同じ独特の横斑パターンを示した。このことにより, 横斑プリ
    マスロック
    の伴性横斑B遺伝子と遅羽性K遺伝子がF1において優性に出現することが明らかとなった。白色レグホン×ウズラで得られた雑種の初生羽は, ニワトリヒナと同じ黄色で成体の羽装は白色となり, 白色レグホンの優性白色I遺伝子がF1においても優性に出現することが認められた。以上の雑種における羽色•羽性の遺伝様式により, 羽色•羽性に関連するいくつかの遺伝子座はニワトリ•ウズラの対応する染色体上に相同の状態で存在することが推測された。
    雑種の核型を分析するため, 白血球培養を行なった。その際通常ホ乳類で行なわれている白血球培養温度37°Cを39~40°Cに変えることによって多数の鮮明な体細胞分裂像を見い出すことができた。この事実は白血球培養の成否に生体温度が関連していることを示している。孵化した交雑種15個体の白血球培養の結果, 核型はすべて雄であることが判明した。
  • II. 横斑プリマスロック及び横斑プリマスロック褐色レグホーン交雜種に於ける卵巣除去の實驗
    増井 清, 宮本 平治
    遺伝学雑誌
    1942年 18 巻 1 号 1-25
    発行日: 1942年
    公開日: 2007/04/04
    ジャーナル フリー
    1. 材料には横斑プリマスロツク, 横斑プリマスロツク及び褐色レグホーンの第1代雜種 (一方の交雜と其の反對交雜) を用ひ前實驗に於けるが如く幼雛期 (10-25日齡) に於て卵巣を除去した。
    2. 卵巣除去に依つて生ずる間性鷄は代償的肥大を成せる右側生殖腺の組織學的構造に依り強雌 (FF), 弱雌 (Ff), 強雌性間性 (IF), 弱雌性間性 (If), 中間性 (II), 弱雄性間性 (Im), 強雄性間性 (IM), 弱雄 (Mm), 強雄 (MM) の9群に分類した。
    3. 横斑プリマスロツクはもとの親4羽より生じた雛に就て實驗を行つたが卵巣除去の結果405號の仔は雌性を現し401號より生じた雌は雄性に傾き他の2羽の親からは中間性個體を生じた。
    4. 横斑プリマスロツクと褐色レグホーン交雜種に於て褐色レグホーンを雌親にとつた交雜種に於て1羽の弱雌個體を除き他は全部中間性より弱雄に至るまで種々の程度の雄性個體を生じた。即ち間性の程度は強度に雄性に偏することを示す。
    5. 横斑プリマスロツクと褐色レグホーンとの交雜種に於て横斑種を雌親にとる時 (反對交雜種) は雌及び雌性間性個體を多數に生じ雄性間性は多少生じたが甚だ弱度のものであつて間性の程度は前者 (褐色種を雌親にとつた) と全く反對に雌性に偏することを示す。
    6. 異なる鷄種間の交雜種に於て交雜の方法に依り一方に於て右側生殖腺が睾丸性又は睾丸に發達して雄性に傾き他方に於て卵巣性又は卵巣に發達して雌性に偏するのは生殖腺原基の髓質又は皮質の發達のみに依つては説明が困難である。性決定遺傳子即ち雄性決定遺傳子 M と雌性決定遺傳子 F が關與することが推測される。
    7. 實驗的事實から雄性決定遺傳子 M と X 染色體に存在すると考へられるが雌性決定遺傳子F に關しては著者は常染色體に存在すると言ふ考に傾いてゐる。
  • 星野 貞夫, 和田 健一
    日本家禽学会誌
    1977年 14 巻 4 号 185-195
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    白色プリ
    マスロック
    の正常, 矮性鶏の雌雄について胚15, 18日齢, 孵化後3, 6, 13, 20週齢および成鶏時に屠殺, 下垂体前葉をとり出し, 標識アミノ酸とともにin vitro で培養し, GH, PLなどの合成, 分泌および下垂体中の含量をディスク電気泳動法を用いて測定, 比較した。各ホルモン, タンパクの合成は標識アミノ酸の各タンパクへのくみこみ速度 (DPM/100g体重/2時間), 分泌は新生 (標識) されたタンパクの培養液中への分泌速度 (DPM/100g体重/2時間), 下垂体中の含量はデンシトメトリーによるピーク下の面積 (mm2/100g体重) で表わされた。
    下垂体前葉の電気泳動パターンは正常, 矮性, 雌雄, 年齢の別なく質的に同一のものが得られた。
    GHの合成は正常, 矮性, 雌雄とも加齢とともに低下し, 雌雄とも矮性の方が高い傾向がみられ, 分泌には各鶏間に大きな差はなく, 下垂体中のGH含量は合成にほぼ対応した値を示した。PL合成も加齢による低下傾向を示し, 矮性の方が若干高い傾向を示したが, 雌雄間に差はなく, 分泌にも殆ど差はみられなかった。下垂体中のPL含量は正常, 矮性, 雌雄とも量的に少なく差もみられなかった。後部腺体に局在しディスク電気泳動で分画されるタンパク質のうち最も量の多い未知タンパクSPの合成は孵化後のどの時期にも矮性で高く, 分泌には差がなく, 含量は6週齢まで矮性が少ないが13週齢以降矮性の方が多くなった。
    標識アミノ酸を腹腔へ注射して筋肉, 肝臓, 腎臓へのくみこみを測定した結果では, 各組織のタンパク合成速度 (DPM/100g体重/2時間) は正常, 矮性間に差がみられなかった。この結果およびアミノ酸プールの推定などから上述の下垂体前葉でのタンパク合成の差はこの組織に特異的なもので, タンパク合成速度に比例しているものと推察された。
    以上の結果から矮性の発現機構はGHやPLの合成, 分泌の何らかの損傷ということでは説明できないことを述べた。
  • 吉田 晶二, 西藤 克己
    日本家禽学会誌
    1992年 29 巻 5 号 323-329
    発行日: 1992年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    伴性バンタム遺伝子dwBの効果を測定するため2つの試験を行った。
    試験1では速羽遺伝子kと伴性バンタム遺伝子dwBが連鎖しているシーブライトバンタム由来のZ染色体と,遅羽遺伝子Kと正常遺伝子Dwが連鎖している横斑プリ
    マスロック
    由来のZ染色体を有する雑種雄が,白色レグホーン,横斑プリ
    マスロック
    およびミノルカ雑種の雌に交配された。後代雌における羽性を標識としたdwBの効果は,産卵率を低下させることなく300日齢体重を8.1~17.0%,300日齢卵重を3.7~4.0%低下させるものであった。また母鶏が白色レグホーンの場合dwBは育成率を有意に高め,初産日齢を有意に3.9日早くした。
    試験2では,2つの型の雄鶏を白色レグホーン系統雌に交配して得られた後代雌で,羽性とdwBの混合効果(交配I)と羽性の単独効果(交配II)が測定された。羽性を標識としたdwBの効果は成体重を9.5%,卵重を2.9%減少させるものであったが,育成率,生存率,初産日齢,産卵率には影響がなかった(交配I)。交配IIで,遅羽遺伝子Kは初産日齢を8.2日有意に遅らせたが,その他の形質への影響はなかった。
  • ロックホーンの実験
    山階 芳麿
    山階鳥類研究所研究報告
    1955年 1 巻 7 号 271-276
    発行日: 1955/12/25
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    Broodiness of F1 hybrids, produced by the crosses, White Leghorn _??__??_×Barred Plymouth Rock _??__??_ was examined. The Plymouth Rock hens used were those of non-broody strain which was obtained by prolactin-experiment.
    All of the 29 hybrid hens obtained from the crosses in which non-broody White Leghorn Cocks were used, were non-broody.
    The above is perhaps the result of the perfectness of broodiness-elimination in the maternal line.
    Average days from birth to the laying of first egg in these hybrids, and the average number of eggs laid by them during the 1st year, are as follows:
  • 古市 信夫, 松岡 尚二, 平原 実, 久木元 忠延, 田尾 演洋, 柏木 忍
    西日本畜産学会報
    1988年 31 巻 18-22
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    薩摩鶏交雑プロィラーを生産する場合の母鶏として新しいタイプの鶏種を見い出すため, 二元母鶏とそれから生産された三元交雑ブロイラーの性能調査及び肉質に関する官能調査を行い, 次の結果を得た。
    1.二元母鶏の性能: 体重, 産卵性及び飼料利用性に鶏種間差がみられ, 種鶏としての経済性から見た場合, 横斑プリ
    マスロック
    種を用いた母鶏が優れる傾向を認めた。
    2.三元交雑ブロイラーの性能: 現在市販されているSAF1の性能より若干劣る傾向にあったが, 6鶏種間では大差は認められなかった。
    3.肉味の官能調査: SAF1と三元交雑ブロイラーとの肉味の比較では三元交雑ブロイラーがうまいという結果は得られなかった。
  • プロラクチン反應陰性雄を交配して得たプリマスロック群の就巣性
    山階 芳麿
    山階鳥類研究所研究報告
    1956年 1 巻 8 号 311-317
    発行日: 1956/06/25
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    Out of a stock of the Plymouth Rock of 83-86% broodiness, three cocks which were not made broody by Prolactin-injection, and two hens of no and very weak broodiness, were selected. As the result of 5 years (1950-1954) of interbreeding of these five parental birds and their offsprings, a total of 129 hens were obtained. Of these hens, only five showed broodiness and all the rest were proved to be non-broody. Table 3 shows the percentages of broody hens occurred in each experimental year: the average rate of broodiness abruptly decreasing from original 84.5% to 3.8%. This result indicates the usefulness of prolactin-injection method for broodiness elimination in the domestic fowl.
  • 木村 正雄
    日本家禽学会誌
    1981年 18 巻 1 号 1-17
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 2. ニワトリ, ウズラ, アヒル, バリケンおよびキジ卵の卵黄タンパク質のポリアクリルアミドグラジエントゲルディスク電気泳動像の比較
    田名部 尚子, 小川 宣子
    日本家禽学会誌
    1979年 16 巻 6 号 337-343
    発行日: 1979/11/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    10%の下層ゲルに4.75%の上層ゲルを重ねたポリアクリルアミドグラジエントゲルディスク電気泳動法によって, ニワトリ (ロードアイランドレッド, 横斑プリ
    マスロック
    , 横斑プリ
    マスロック
    × ロードアイランドレッド, 白色レグホーン, 東天紅), ウズラ, アヒル (カーキキャンベル, ペキン, ナキ), バリケン, キンケイおよびハッカンの卵黄タンパク質を調べた。泳動帯は10%ゲル中にNo. 1~24, 4.75%ゲル中にNo. 25と26の合計26本が分離された。このうち, 卵黄の超遠心分離(40000rpm, 105 400×G, 20h, 4°C) の沈降分画のタンパク質の泳動帯は, No. 23, 24, 25, 26であり, No. 23と24の染色濃度が濃く, 巾も広かった。上清分画のタンパク質はNo. 1~22と26に分離された。上清分画の主泳動帯はNo. 7~16で, これらはこの分画の主成分である低密度リポタンパクのものと思われる。このうち最も染色の濃いNo. 8の泳動帯は, ニワトリのものが調査した他の種のものにくらべて易動度が大きく差異がみられた。No. 10~16の7本の泳動帯では, それぞれの染色の程度に種の間に差異が認められた。No. 20~22は個体変異があり, ニワトリとウズラにのみ認められた。No. 17~19の泳動帯は, アヒルで細いはっきりした泳動帯として認められたが, ニワトリ, ウズラ, バリケンなどでは, ごく染色の薄い泳動帯として認められた。No. 1~No. 6はいずれの種においてもごく染色が薄かったが種によって存在する泳動帯と, 存在しない泳動帯があることが認められた。
  • I. 競争効果の分析法
    藤島 通
    日本家禽学会誌
    1974年 11 巻 3 号 92-98
    発行日: 1974/05/30
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    単一品種飼育区と異品種混合飼育区での各品種の成績の比較から, 競争効果を検出するための統計的方法が述べられた。最小二乗法を用いて, j番目の品種の競争力(Cbj) は,
    Cbj=(Y...+2aY2j.-2Y2..-aY.j.)/a
    (j=1, 2,…, a)
    から推定され, 通常の2元要因配置法の分散分析における試験区×品種交互作用は, 品種間競争効果を表わすことが示された。また, 品種間×品種内競争交互作用効果および品種内競争効果の検出についても論議された。
    白色レグホーン種, 横斑プリ
    マスロック
    種およびロードアイランドレツド種の雄を用いて行なった競争試験に適用した結果, 品種間競争力は3品種中, 横斑プリ
    マスロック
    種が最高, ロードアイランドレッド種が最低であることがわかった。
  • 髙橋 秀彰
    畜産技術
    2020年 2020 巻 776-Jan. 号 19-24
    発行日: 2020/01/01
    公開日: 2023/05/07
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • シリポラワット ボラビット, 渡辺 徹, 富田 武
    Experimental Animals
    1988年 37 巻 1 号 77-79
    発行日: 1988/01/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    自然突然変異で出現した頭部, 頸部および体躯を震わすニワトリが発見され“trembler”と仮に命名された。この症状は, 初生雛において軽度に認められ, その後, 加齢とともに重篤な症状を示し, 歩行困難に陥る。最後には, 起立不能となり, 摂食不能により死に至る。この突然変異を生じた横斑プリ
    マスロック
    種の家系内で, 発症個体を産んだ両親よりの子供の世代における正常個体と発症個体の分離比は, ほぼ3: 1を示した。また, 性比もほぼ1: 1であった。発症個体を生んだ雄 (ヘテロ) とファイオミ種雌 (正常) との交配F1は, すべて正常であった。以上の結果, “Trembler”は常染色体性劣性遺伝子(tr)により支配されるものと結論された。
  • 大堀 保也, 目加田 博行, 金原 一吉
    日本家禽学会誌
    1968年 5 巻 2 号 91-95
    発行日: 1968/04/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    白色レグホーン種と横斑プリ
    マスロック
    種の一代雑種 (WL×BP) 産卵鶏の粗たん白質, 可消化分養総量(CP•TDN) の要求量について2回の飼養試験を実施した。試験1はCP含量を13%と18%, TDNを60%と68%各々2水準4種類の飼料でWL×WL, WL×BPにつき比較した。その結果両鶏種ともCP13%, TDN60%では不足することが明らかとなった。したがって試験2ではWL×BPのみにつきCP含量は15%と18%の2水準TDNは60, 63, 66%の3水準につき比較検討した。結果は増体量がTDN66%の場合に63, 60%より大きく, かつ有意な差が認められたがCP含量では成績に差がなかった。このことからWL×BPの産卵鶏のCP-TDN 要求量は15-66%と考えられNRCまたは森本, 窪田の標準を利用してもよいと思われる。
  • 田島 淳史
    化学と生物
    1998年 36 巻 5 号 317-318
    発行日: 1998/05/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 木村 正雄, 横山 晋人
    日本家禽学会誌
    1971年 8 巻 2 号 124-126
    発行日: 1971/04/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    Previously one of us (Kimura, 1969) reported that the frequency of Es-1F allele was higher than that of Es-1S in White Leghorn. In this experiment, meat type chickens were purchased from three hatcheries and their plasma were classified by electrophoretic techniques for genotype at the Es-1 locus.
    When the data for both sexes of the three groups were pooled, the frequencies of genes Es-1F and Es-1S were estimated to be 0.286 and 0.714, respectively.
    It seems that there is significant difference in the frequencies of the genes Es-1F and Es-1S between meat type and egg type chickens.
  • I. ブロイラーの発育および飼料効果に及ぼすフラゾリドン添加の効果
    田先 威和夫, 茗荷 澄
    日本畜産学会報
    1962年 33 巻 4 号 292-295
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    交雑種(白色レグホン雄×横斑プリ
    マスロック
    雌)の雄ひなを用いたブロイラー生産試験において,プロイラー用飼料にフラゾリドンを10~100ppm添加した場合,悪影響は全くみられず,むしろ発育は促進されたように観察された.しかし統計的には,添加区と無添加区との間に,明らかな差が認められなかつたので,本実験だけからは,フラゾリドン添加が有効であるとはいいきれない.ペニシリン,クロールテトラサイクリンの添加も,フラゾリドンの添加と全く同じ傾向を示したが,両者を併用しても効力が特に増大することは,観察されなかつた.アルソン酸の添加には,全く効果が認めなれなかつた.
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