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クエリ検索: "マラオクソン"
24件中 1-20の結果を表示しています
  • 丹和 吉和, 宮田 正, 斎藤 哲夫
    Journal of Pesticide Science
    1977年 2 巻 2 号 151-157
    発行日: 1977/05/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    由来のことなるマラチオン抵抗性 (札幌, 藻岩, 15-D) および感受性 (高槻, 八雲, 鉾田) イエバエをもちい, in vitro でのマラチオンの代謝をしらべた. 感受性の高槻系に対する抵抗性の札幌, 藻岩, 15-D系のマラチオンの抵抗性比はそれぞれ57.4, 83.6, 113.3であった. 一方, マラチオンを分解する carboxylesterase の活性は, 抵抗性系統では高槻系に比べ30~39倍であり,
    マラオクソン
    分解活性も10~12倍であった. マラチオンを分解する carboxylesterase 活性は, 札幌, 藻岩系ではミトコンドリア分画で, 15-D系では上清分画で最も高かった. また in vitro でのマラチオンの主要な代謝物は malathion monocarboxylic acid および malathion dicarboxylic acid であった. 以上のことから, マラチオンを分解する carboxylesterase 活性の高揚および
    マラオクソン
    分解活性の高揚がマラチオン抵抗性機構の主要因と考えられた. さらに15-D系では抵抗性機構に GSH S-transferase が関与していると考えられた.
  • 大井 正典, 本山 直樹
    Journal of Pesticide Science
    1991年 16 巻 3 号 475-480
    発行日: 1991/08/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    殺虫剤の相乗作用の大きさはおのおのの薬剤の解毒酵素に対する親和性, 解毒速度および解毒酵素の存在下での作用点阻害のI50値によって予測できるという理論的解析の結果を証明するために, in vitro 実験を行なった. 単一の酵素 (ブタ肝カルボキシルエステラーゼ) (CE) による解毒と作用点 (電気うなぎAChE) 阻害のみが含まれる単純なモデルを用いて, 相乗作用の予測に必要な各パラメータを求めたところ,
    マラオクソンとパラオクソンおよびマラオクソン
    とジクロルボスの組合せが最も相乗作用の条件を満たしていた. 各種組合せによるAChE阻害のI50を比較したところ, 上記の組合せは実際に高い相乗作用を示し, また, 相乗作用の最も大きくなる混合比は薬剤単独でのI50の比に等しかった. 以上の結果はコンピュータシミュレーションによる理論的解析の結果を支持した.
  • 大井 正典, Walter Curl DAUTERMAN, 本山 直樹
    Journal of Pesticide Science
    1991年 16 巻 2 号 257-265
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    殺虫剤によるカルボキシルエステラーゼ(CE)やアセチルコリンエステラーゼ(AChE)に対する阻害反応のパラメータ, すなわち解離定数 (Kd), アシル化定数 (k2) および脱アシル化定数 (k3) の測定法について検討した. その結果, 阻害反応の前定常状態に着目して得た式 (前定常状態式), 定常状態に着目して得た式 (定常状態速度式), および Hart & O'Brien の方法を改良した式を, パラメータのもつ条件や反応条件によって使い分けることによって, より正確にかつ簡便にパラメータ値を測定できることを示した. すなわち, k3は前定常状態式と定常状態式を組み合わせることによって, 従来のゲル濾過法や希釈法を用いなくても算出できる. また, Kdk2k3を前定常状態式と定常状態式のどちらに代入しても求まる. 一方, Hart & O'Brien の改良法ではKd, k2およびk3の各値を阻害剤の濃度が単独であっても求めることができる. k3k2と比較してあまり差がない場合は, 定常状態式を用いることによってより正確な値が算出できる. 一方, k3k2よりも著しく小さい場合は, Kdk2は前定常状態式や Hart & O'Brien の改良法を用いたほうがより正確な値が算出される. また, Kdは定常状態に着目して導いた別の式を用いることによって, AChE活性の経時的変化を観察しなくとも算出できることを示した. この方法では精製された酵素が十分量得られれば, k2が大きい場合(k2>30min-1)であっても面倒なストップトフロー法を用いないでKdを求めることができた.
  • 宮田 正, 斎藤 哲夫, 深町 三朗, 桐谷 圭治, 川原 幸夫, 吉岡 幸治郎, 尾崎 幸三郎, 佐々木 善隆, 坪井 昭正, 浜 弘司, 岩田 俊一
    日本応用動物昆虫学会誌
    1981年 25 巻 3 号 150-155
    発行日: 1981/08/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    1. AliEと殺虫剤抵抗性との関連は有機りん殺虫剤抵抗性において普遍的なものと考えられたが,カーバメート剤抵抗性には何ら関連を認めることができなかった。
    2, ツマグロヨコバイのマラチオン抵抗性機構としては,マラチオンを分解するカルボキシルエステラーゼ活性の増大とAChEの
    マラオクソン
    に対する感受性の低下の両者が関与するが,系統によってその程度が異なった。
    3, フェニトロチオン抵抗性にGSH依存のいわゆるGSH-S-トランスフェラーゼや一部の抵抗性系統ではNADPH依存の薬物酸化酵素の関与が示唆された。一方カーバメート剤抵抗性は,カーバメート剤の代謝が主要因とは考えられなかった。
  • 宮田 正, 斉藤 哲夫
    Journal of Pesticide Science
    1976年 1 巻 1 号 23-29
    発行日: 1976/02/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    ツマグロヨコバイ5系統 (小田原, 甲賀, 南国, 香我美, 芸西) のマラチオンに対するLC50値は, それぞれ21.1, 311, 1,760, 2,740, 2,140ppmであった. 寒天ゲル電気泳動法によりツマグロヨコバイのエステラーゼを分離したところ, 8本の泳動帯が検出され, 感受性系統に比べマラチオンに対して抵抗性の系統ではE1, E2, E3, E4泳動帯のエステラーゼ活性が高かった. ツマグロヨコバイまさい液による in vitro での14C-メチル マラチオンの分解は小田原系に比べ, 甲賀, 南国, 香我美系統ではそれぞれ5.6, 16.0, 21.2倍であった. 寒天ゲル電気泳動法により分離された酵素による in vitro での14C-メチル マラチオンの分解作用をしらべたところ, E2泳動帯を中心にE1, E2, E3泳動帯で分解作用が認められた. 甲賀, 南国系ツマグロヨコバイ頭部コリンエステラーゼの
    マラオクソン
    に対する感受性は小田原系統のそれぞれ1/1.9, 1/9.2であった. ツマグロヨコバイにおけるマラチオン抵抗性について, in vitro での14C-メチルマラチオンの分解および
    マラオクソン
    に対するコリンエステラーゼの感受性の二つの抵抗性要因を考慮すると, 甲賀および南国系統の抵抗性比はそれぞれ5.6×1.9=10.6, 16.0×9.2=147.2となった.
  • 浅田 三津男
    Journal of Pesticide Science
    1978年 3 巻 1 号 61-68
    発行日: 1978/02/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 宍戸 孝
    化学と生物
    1965年 3 巻 8 号 422-424
    発行日: 1965/08/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 正造, 升田 武夫, 風野 光
    Journal of Pesticide Science
    1988年 13 巻 2 号 239-245
    発行日: 1988/05/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    トビイロウンカをマラチオンおよびMTMCで淘汰し, その後の薬剤感受性変化と抵抗性機構について検討した. トビイロウンカのマラチオンに対する感受性はマラチオン, MTMCの45回淘汰によりそれぞれ1/39, 1/25に低下した. しかし, MTMCに対する感受性はMTMC, マラチオンの45回淘汰によりそれぞれ1/4.2, 1/2.5に低下した. 両淘汰系統とも合成ピレスロイドに対する感受性は高くなった. K1, K2は虫体ホモジネートによるマラチオン分解を非常に良く抑えたが, in vivo の感受性検定では薬剤淘汰系統のみに共力効果が認められた. 淘汰系統の抵抗性機構としてはマラチオンに対してはマラチオン,
    マラオクソン
    の分解活性の増大によるとみられた. MTMCに対する若干の感受性低下はMTMCに対する分解活性の増大ではなくMTMCに対するアセチルコリンエステラーゼの感受性低下が主要因とみられた.
  • 嶋崎 功
    Journal of Pesticide Science
    1982年 7 巻 4 号 553-557
    発行日: 1982/11/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 荻田 善一
    日本応用動物昆虫学会誌
    1969年 13 巻 2 号 98-99
    発行日: 1969/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • ―標準液のPEG共注入法―
    奥村 為男
    環境化学
    1995年 5 巻 3 号 575-583
    発行日: 1995/09/08
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    農薬の環境中や浄水過程での挙動を把握するため, チオホスホリル基を有する有機リン系農薬のオキソン体及びスルフィド基を有する農薬のスルフォキシド体とスルホン体を合成し, 水試料について原体の農薬とともに, キャピラリー・GC/MSによる分析法を検討した。
    実試料では試料中のマトリックス効果により著しく過大に定量されることが解った。このマトリックス効果を補償するために, 標準液注入時に低分子量のポリエチレングリコールを共注入することにより定量値を真の値に近づける方法を考案した。
    検討した30種の農薬及びその酸化生成物の検出限界は2~200pg (S/N=3) で著しい差が認められた。ミネラルウオーターからの回収率は, ピペロホクソンの58.3, フェンオクソンスルホンの184.6及びシメトリンスルポンの221.4%を除くと70.3~134.1%, 変動係数は3.3~12.6%であった。
    オキソン体の一部やスルホン体は強極性のため, 注入部の汚染やカラムの劣化によりピークが得られないことがあった。このような場合には, 注入部の洗浄及びカラム先端部の切除が必要であった。
    本法により実施した原水及び浄水についての調査結果については別途報告したい。
  • 大井 正典
    Journal of Pesticide Science
    1996年 21 巻 3 号 379-388
    発行日: 1996/08/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 河村 葉子, 武田 明治, 内山 充
    衛生化学
    1981年 27 巻 4 号 252-256
    発行日: 1981/08/31
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    To clarify the metabolic fate of fenitrothion at low concentration, the detoxication of fenitrooxon (FO) which will serve as an integral part of the metabolic conversion of fenitrothion was investigated. FO at concentration around 10-6M reacted with mouse liver homogenate and disappeared immediately. This occurred mostly in the soluble fraction of mouse liver, and was dependent on glutathione (GSH), and the only metabolite detected was desmethyl-FO. On the other hand, since hydrolysis by arylesterase (AEase) did not occur, 4-nitro-m-cresol was not detected. These facts reveal that, at such low concentration, FO is detoxified solely through desmethylation reaction catalyzed by GSH S-transferase (GTase). The Km and Vmax values of both GTase and AEase for FO are also consistent with this reaction mechanism, i.e. detoxication of FO at higher concentration may be attributable to both GTase and AEase, but at low concentration only GTase will be responsible.
  • 尾崎 幸三郎, 小池 久義
    日本応用動物昆虫学会誌
    1965年 9 巻 1 号 53-59
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    基質にβ-naphthyl acetateを用いてツマグロヨコバイのエステラーゼ活性を測定する方法を検討し,このエステラーゼ活性が有機りん剤に抵抗性の個体群と感受性の個体群とで異なるかどうかを調べた。
    基質にβ-naphthyl acetateを用いた場合,エステラーゼ活性の測定感度は極めて高く,成虫の1個体を5mlから20mlのりん酸緩衝液で磨砕した酵素液で測定することができ,また反応時間は5分から20分の間で十分であった。なお最適pHは6.8から7.0の範囲であった。
    幼虫のエステラーゼ活性は生育するにつれて増大した。成虫のエステラーゼ活性は幼虫より高く,雌は雄より高かった。
    マラソンに抵抗性の個体群では,感受性の個体群に比べてエステラーゼ活性は有意に高かった。各地から採集した個体群の間にはエステラーゼ活性に顕著な違いがみられたが,エステラーゼ活性とマラソンに対するLD-50との間には高い相関関係があった。しかし,メチルパラチオンに対するLD-50との間には同様な関係はみられなかった。ツマグロヨコバイにおけるナフチルアセテートエステラーゼ活性の増大はマラソンに対する抵抗性の発達に関係するものと考える。
    ナフチルアセテートエステラーゼに対する
    マラオクソン
    とパラオクソンのID-50はマラソンに抵抗性の個体群と感受性の個体群との間で差がなかった。ナフチルアセテートエステラーゼ活性はコリンエステラーゼとB-エステラーゼからなっていた。合計エステラーゼ活性に対する各エステラーゼ活性の割合は抵抗性個体群と感受性個体群の間で差がなかった。
  • とくに選択性による開発へのアプローチ
    深見 順一
    化学と生物
    1972年 10 巻 8 号 506-517
    発行日: 1972/08/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 小野寺 祐夫, 若林 修一, 古川 昇, 小川 正, 松浦 義昌, 真鍋 后輝, 鈴木 忍, 石倉 俊治, 鈴木 静夫
    環境化学
    1992年 2 巻 3 号 547-556
    発行日: 1992/09/10
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    水中有機リン農薬の迅速・高感度の分析法として, 試料の化学的酸化処理とコリンエステラーゼ (ChE) 阻害試験を組み合わせた方法について述べる。酸化剤として塩素水を用い, 各種条件下でP=S型有機リン農薬から強ChE阻害活性をもつP=O型への変換反応を検討した。弱酸性 (pH6) 有機リン農薬水溶液に, 20℃で, 活性塩素10mg/Lを15分作用させると化学量論的にP=O型に変換されるので, 各々の試験化合物のChE阻害活性及び検出限界を測定した。その結果, 検出限界の低濃度化 (ppbレベル) を伴う強いChE阻害活性が, ダイアジノン, EPN, フェニトロチオン等, 多数のP=S型有機リン農薬水溶液について観察された。1-300ppbレベルのパラチオン, ダイアジノン及びフェニトロチオンを河川水, 土壌及びキュウリに添加して塩素処理とChE試験を応用したところ, 満足できる定量結果が得られた。
  • 鍬塚 昭三
    RADIOISOTOPES
    1967年 16 巻 8 号 391-404
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • Journal of Pesticide Science
    1982年 7 巻 Special 号 664-671
    発行日: 1982/12/25
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 大井 正典, 本山 直樹
    Journal of Pesticide Science
    1991年 16 巻 1 号 47-55
    発行日: 1991/02/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    拡散セルに装着したハスモンヨトウ幼虫の皮膚切片に, バミドチオン, カーバリルおよびフェンバレレートを局所施用して透過性を調べた. 低薬量ではカーバリルの透過が最も速く, バミドチオンはカーバリルより少し遅かった. 一方, フェンバレレートはこれらの化合物と比較して透過速度はきわめて遅かった. 高薬量を処理した場合は透過の割合が減少し, この傾向はとくにカーバリルとフェンバレレートで顕著であった. 透過速度の薬量依存性を Michaelis-Menten の速度式で近似して, バミドチオン, カーバリル, フェンバレレートの最大透過速度Vと Michaelis 定数Kmを求めたところ, おのおの0.021, 0.015, 0.0029μg/hr, および0.072, 0.016, 0.29μgであった. また, 速度論的には Michaelis-Menten 型の速度過程とは別に, 1次式に従う速度過程が存在する可能性が示され, 1次速度定数knはおのおの42, 6.5, 0.74×10-3hr-1であった. 一方, 皮膚に蓄積された放射能の割合は, 低薬量 (0.1μg/頭) ではどの化合物も処理薬量の10から20%で大きな違いはなかったが, 高薬量では減少し, この傾向はとくにフェンバレレートで顕著であった. 薬剤の透過速度と皮膚への蓄積に対するこれらの薬剤の組合せの影響を調べたところ, 14C-カーバリルとバミドチオンの組合せのように透過速度と蓄積量が両方とも減少する場合もあれば14C-フェンバレレートとバミドチオンの組合せのように皮膚への蓄積量にしか影響しない場合もあることから, 昆虫の皮膚を通しての殺虫剤透過には Fick の拡散の法則以外の因子が関与していることが示唆された.
  • 河野 義明, 冨田 隆史
    日本応用動物昆虫学会誌
    1995年 39 巻 3 号 193-211
    発行日: 1995/08/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
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