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クエリ検索: "モンゴル民族"
244件中 1-20の結果を表示しています
  • *鄭 国全
    日本地理学会発表要旨集
    2003年 2003f 巻
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    _I_ 問題の所在中国内モンゴル地域は,清国時代から激しい「蒙地開墾」によって農地化にされてきた.その結果,漢民族の農民が多く移住し,それにともなって,農耕地域が南部から北部へ拡大しっていた.一方、牧畜を営んできた
    モンゴル民族
    は,牧畜を営む条件を失ったために,より乾燥した北部のステップ地帯に移住した。また,移住しなかった
    モンゴル民族
    は伝統的な遊牧をやめ,農業に転じた.他方,移民してきた漢民族は,一部が
    モンゴル民族
    の去った牧地で独自の漢民族社会を形成すると同時に,他の部分が直接
    モンゴル民族
    居住地域に移住し,
    モンゴル民族
    社会にとけ込み,
    モンゴル民族
    の漢化を推し進めた.この結果,内モンゴル地域では,農耕村落が相次いで誕生し,伝統的な遊牧社会と異なる農耕社会が形成された.従来の牧畜地域は農耕地域の北進によって,農耕地域および「半農半牧」地域に変化してきた.こうして,内モンゴルは,
    モンゴル民族
    と漢民族などの多民族雑居地域となってきた.中華人民共和国の成立後,「中華人民共和国民族区域自治法」の施行,「改革開放政策」の実施などによって,内モンゴル自治区における
    モンゴル民族
    と漢民族の共存形態は,大きく変化してきた.本研究は,このような問題意識にたって,内モンゴル巴林右旗を事例に,同地域の蒙地開墾の歴史と移民社会の形成を解明したうえで,牧畜地域とする巴林右旗における
    モンゴル民族
    と漢民族の共存形態を,民族教育,民族間の往来および通婚、民族のアイデンティティーなどを中心にフィールドワークの成果を通して解明しようとするものである. 巴林右旗は,内モンゴル自治区赤峰市にあり,面積10,256㎢,人口17.5万(2002年),そのうち
    モンゴル民族
    が総人口の43%を占めており,4農業郷鎮と15牧畜業蘇木鎮を管轄している.経済的に見れば,巴林右旗は牧畜業を中心とする「半農半牧」地域である._II_ 結果1)
    モンゴル民族
    と漢民族の共存社会の形成 巴林右旗は,清国末期に実施した「移民実辺政策」および民国時期の開拓政策によって,多くの漢民族農民が移住し,従来の遊牧地域から「半農半牧」地域に転じ,
    モンゴル民族
    と漢民族の共存社会が形成された.2)
    モンゴル民族
    と漢民族の分布巴林右旗においては,モンゴルと漢民族は雑居しているが,
    モンゴル民族
    は牧畜地域とする蘇木鎮に集中しており,漢民族は農業地域とする郷鎮に居住している.
    モンゴル民族
    の大部分は牧畜業を生業とするのに対して,漢民族は農業および商業に従事している.3)民族言語と民族教育 
    モンゴル民族
    学生の多数は,モンゴル語で行う民族教育を受けている.民族学校では,モンゴル語,漢語,外国語という「三語併開」の教育を行っている.また,モンゴル語を学習しているモンゴル学生が減少する傾向が見られる.モンゴル語は
    モンゴル民族
    の単なるシンボルになりつつある.なお,モンゴル語を学習する漢民族はほとんど皆無に近い.4)民族間の交友関係および民族間の通婚 移民である漢民族は,新居住地に生活するために,
    モンゴル民族
    との交友が開放的である.これに対して,先住民の
    モンゴル民族
    は,漢民族移民の増加によって,人口の割合が低くなりつつあり,アイデンティティーを維持するために,漢民族との交友が内向的である.民族間の通婚については,
    モンゴル民族
    の場合は,若い
    モンゴル民族
    と漢民族との通婚率が高く,
    モンゴル民族
    幹部と漢民族の通婚率が低い.牧畜地域における漢民族の場合は,「計画生育」や教育などの民族の優遇政策などによって豊かな
    モンゴル民族
    との通婚を望んでいるとみられる.また,
    モンゴル民族
    と漢民族は,政治,経済,文化,言語および宗教などの多方面から見れば,差異が次第に無くなっている.これは,
    モンゴル民族
    と漢民族の通婚率が高まる重要な要因である.同時に,民族間の通婚は民族理解,民族交流,民族団結を促した.5)民族のアイデンティティー 巴林右旗においては,
    モンゴル民族
    が集中している地域がみられ,
    モンゴル民族
    のアイデンティティーが強いといえ,
    モンゴル民族
    の言語,風習,行事などを維持している.一方,漢民族は人口の多数を占めているが,民族のアイデンティティーを維持しながら,
    モンゴル民族
    の生活習慣も吸収している. 以上のように,牧畜地域においては,
    モンゴル民族
    と漢民族の差異が小さくなっており,民族の共存が進んでいる.
  • *女亜 茹, 中山 徹, 今井 範子, 野村 理恵, 咏 梅
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2008年 60 巻 2P9
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/10
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近代化、都市化の影響を受け、中国内モンゴルの
    モンゴル民族
    の生活が大きく変貌した。その中、
    モンゴル民族
    の生活水準の向上が見られる。一方、
    モンゴル民族
    の固有の文化が希薄しつつある。特に、子どもの生活環境も変貌し、現代社会に適応して行く中で
    モンゴル民族
    の文化をいかに継承していくのか、それに必要な方策を探るため、三世代の子どもの頃の遊びと生活の変化に把握することを目的とする。
    【方法】内蒙古大学蒙古学学院にて調査を実施した。内蒙古大学は1957年に成立し、中華人民共和国の成立後、少数民族地域において最初に創立された総合的な大学である。その中、蒙古学学院の学生は90%以上が
    モンゴル民族
    であるため、蒙古学学院の大学生に対象とし、アンケート調査を行った。アンケート調査票は、大学生、親世代、祖父母世代と3種類の調査票である。夏休みの直前(2007年7)にアンケート調査票を配布し、夏休み期間中に帰省の際、アンケート調査票を実家に持ち帰り、親と祖父母には大学生から聞き取りしながら調査票に記入する方式を用いた。新学期が始める時(9月)に回収した。
    【結果】子どもの頃の遊びではよく遊び人数は大きな変化がなく、よく遊び場所は「家の庭」「草原」「山」といった戸外での遊びの割合が高いが、その中、「公園」と「学校」は大学生、親世代、祖父母世代の順で割合が高く、差が見られた。 伝統的な遊びは同様な傾向が見られた。子どもの頃の生活において、一番時間が費やされた事では、大学生が「学校での勉強」「遊び」、親世代が「親の仕事の手伝い」「学校での勉強」、祖父母世代が「親の仕事の手伝い」「兄弟・姉妹の面倒を見る」となっており、時代の背景を強く反映された。
  • 賽 漢花
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2015年 2015 巻
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/05/13
    会議録・要旨集 フリー
      中国内モンゴル赤峰市の現地調査に基づいて
    モンゴル民族
    の伝統文化と民族教育の現状について報告する。調査の目的は、第一に,
    モンゴル民族
    教育政策の実施過程、民族教育にもたらした具体的な影響しているか、第二に、民族教育関係者たちが民族教育の現状をどのように把握しているか、そして、どのような思考や価値観に沿って、民族学校及び地域社会でどのような民族教育活動を行っているか、第三に、民族学校教育が民族の伝統文化を次の世代に伝承できるかどうかを明らかにすることである。
  • *Huan WANG, Guiying KANG, Hua LIAN, Kexin ZHAO, Jingfeng YANG, Wu DONG
    日本毒性学会学術年会
    2022年 49.1 巻 P-206
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/25
    会議録・要旨集 フリー

    臨床的には、アセトアミノフェン(n-アセチル-p-アミノフェノール、apap)が鎮痛・解熱剤として広く使用されているが、apapは潜在的な毒性を有することが報告されている。apapの毒性を調べるため、ゼブラフィッシュ胚をモデル動物として、apapがゼブラフィッシュ胚の甲状腺に及ぼす影響を調べました。受精後4時間(4 hpf)ゼブラフィッシュ胚を0 (control)、0.01、0.1、1、5 mm apapに曝露し、形態学的、組織学的、甲状腺関連遺伝子の形態的影響を36および72 hpfで、行動的影響を120hpfで観察した。実験の結果、ゼブラフィッシュ胚においてapapは心膜浮腫(42.7%、p <0.05)、遊泳膀胱障害(44.2%、p <0.05)、色素沈着の減少(66.6%、p <0.05)を引き起こした。その結果、0.1 mmと1 mmのapapはゼブラフィッシュ幼生に興奮効果を与え、5 mmのapapは遊泳距離を減少させた(100%、p <0.05)。APAPによる表現の抑制がTPO、Trhおよび払い下げの胚のβzebrafishことを示し(P < 0.05)、抑制されるT3およびT4においての内容(13.7%-21.1%、P < 0.05)。以上の結果は、apapがゼブラフィッシュ胚に対して毒性を及ぼすのは、apapがサイロキシン系の調節を阻害するためである可能性を示唆しており、乳幼児におけるapapの使用には注意が必要であることを示唆している。

  • 烏日吉木斯
    国際教育
    2016年 22 巻 121-138
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/01/31
    ジャーナル オープンアクセス
     In China, the equal use and development of minority languages are guaranteed by law. However, the rate of use of Chinese in the place of Mongolian has risen in the Inner Mongolian Autonomous Region, and the loss of Mongolian and a trend towards the use of Chinese as a mother language are particularly marked in the case of Mongolians living in urban areas. Maintenance of the Mongolian language by Mongolians and its transmission to the younger generation have become an issue. Whereas the learning of Chinese and English is being stressed from childhood, use of the ethnic language has become narrower, and ethnic language ability has also declined. It is necessary to search for the factors in the selection of a kindergarten for young Mongolian children in the Inner Mongolian Autonomous Region. The choice of a kindergarten is the first school choice, and since it has a major effect on the selection of schools thereafter, the choice of a kindergarten is extremely important. To answer the question in regard to key factors in the initial selection of a kindergarten, this chapter focuses on kindergarten selection in the Inner Mongolian Autonomous Region, and takes as its purpose the examination of these determinant factors.
       The study primarily uses domestic data related to kindergarten education, interview/survey data, and a comparison of two different types of kindergartens that each follow a different medium of instruction and terminology. Additionally, the statistical data is used to evaluate the current state of kindergarten education in Inner Mongolia, and identify its influence on kindergarten selection. Furthermore, the survey data, followed by a cross tabulation analysis, reveals the determinant factors of why a particular kindergarten was selected. This survey was conducted from August 30, 2013 to September 30, 2013. The subjects of the survey were the parents of ethnic Mongolian children aged between four and five years old in the city of Huhhot in the Inner Mongolia Autonomous Region of China. Huhhot is the capital of the Inner Mongolia Autonomous Region and the area most densely populated with Han and Mongolian peoples. Three ethnic Mongolian and three ethnic Han kindergartens were chosen as samples for the survey. The researcher surveyed 208 parents, minding the balance between the number of infants in both types of kindergartens.
       Three themes surfaced as a result of the above research and analysis. First is the linguistic factor, where Mongolian people who select an “ethnic Mongolian” kindergarten attribute their choice to the ability of their children to learn their mother tongue, and where Mongolian people who select a Han kindergarten attribute their choice to the ability of their children to learn both English and Chinese. Second, there are fewer “ethnic Mongolian” kindergartens in Inner Mongolia, which is an important factor for this group’s kindergarten selection. Finally, family background plays a vital role in the selection of a kindergarten, with circumstances such as the father’s low education level, the high income of a household, and one of the parents not belonging to the ethnic Mongolian group emerging as determinant factors. For example, if the language used in the home is primarily Han, the possibility that parents will select a Han Chinese kindergarten is high.
  • 中国内モンゴル自治区シリンゴル盟を事例として
    *野村 理恵, 中山 徹, 今井 範子, ユン メイ, ヤ ル
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2007年 59 巻 P-206
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/02/26
    会議録・要旨集 フリー
    (目的)中国・内モンゴル自治区では
    モンゴル民族
    が遊牧生活を営み、独自の生活様式を確立してきた地域である。しかし、17世紀初頭、当時の中国王朝である清朝直属の統治下にはいり、独立を果たした現在のモンゴル国とは異なり、その後自治区成立を経て中華人民共和国の一行政区としての道を歩んでいる。このような背景により内モンゴル自治区における
    モンゴル民族
    は、中国政府の影響を大いに受けており、
    モンゴル民族
    としての生活様態は急速に変化しつつある。本研究では、古くから
    モンゴル民族
    の生業である牧畜業を営んでいる家庭において、定住化による生活変化及び居住空間の変化を明らかにし、その要因を考察する。 (方法) 調査地は、内モンゴル自治区中部に位置するシリンゴル盟である。草原地域において牧畜を生業とする家庭で住居の実測調査、生活様態の観察記録、ヒアリング調査を行った。調査期間は2007年2月15日~2月22日である。 (結果) 調査対象地で確認できた定住による主な生活変化として、1.土造り固定家屋からレンガ造り固定家屋の普及、2.インフラ整備による耐久消費財の導入、3.牧畜業の縮小があげられる。調査対象地域では、8世帯中約半数で土造りとレンガ造りの家屋を併用している。ゲルを使用して放牧にでかけるということもなく、ゲルの所有率も低い。また、2005年に電気、2006年に水道が整備され、テレビや脱水機、ソーラー湯沸し器等の消費財が普及している。牧畜業の縮小は、中国政府の実施する休牧政策により放牧できる期間が短くなったこと、また家族の人数が増えるに従い割り当てられた土地が狭くなっていることも要因として考えられる。
  • 渡邉 昌史
    日本体育学会大会号
    2002年 53 巻
    発行日: 2002/08/30
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • ―フルンボイル市・エヴェンキ族自治旗・輝ソムを事例に―
    斯琴 托亜
    日本家政学会誌
    2019年 70 巻 6 号 346-360
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/17
    ジャーナル フリー

     フルンボイル市エヴェンキ族自治旗輝ソムは, 世帯主の80%以上が草原地帯で放牧を生業としている牧畜民のエヴェンキ族である. 家族は, 草原と市街の2か所で生活している. 草原では, バイシンを建て羊・牛・馬を分配された土地内で放牧をしている.

     バイシンの平面分析から, 増築前の部分の空間は客室・キッチン・寝室に分けられ, 入口がすべて北側に設置されている. 客室は南に設置され, 客用寝室と子ども部屋, 食事用に使われている. キッチンは北の入口から近い位置に設置され, 炊事や食事をする空間として使われている. 増築された部分は, キッチンが増築部分へ移動され, 寝室が2つ以上で, 増築部分にも寝室が設置されている. 客室は南の方に設置され, 増築部分には移動してない. 増築された部分の空間はキッチン・寝室・廊下になっている. 増築された部分がさらに北へ増築され, または増築前の部分の東側に増築され, 倉庫と車庫用の空間が設けられている. この地域では, バイシンの増築が南側ではなく, 北側に増築されている.

     暖房器具はハンジ, フーチャン, ジョーフ, ノアンチの4種類である. ほぼすべてがフーチャンを設置しており, ハンジは半数を占める. 築年数が新しいほどハンジの設置が少なくなる. ジョーフはハンジやフーチャンに火を入れるために使われていると同時に, 炊事用にも使われている. ハンジやフーチャンが近年のバイシンに設置されず, 代わりにノアンチが設置されている.

  • 赤峰市寧城県の場合
    鄭 国全
    新地理
    2004年 51 巻 4 号 13-23
    発行日: 2004/03/25
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • モンゴル民族の乳利用と食生活
    越智 猛夫
    日本食生活学会誌
    1995年 6 巻 1 号 14-21
    発行日: 1995/07/31
    公開日: 2011/01/31
    ジャーナル フリー
  • *HEQI YELITU, 村山 敏夫, 尾山 裕介
    日本体育学会大会予稿集
    2018年 69 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/01/18
    会議録・要旨集 フリー

     内モンゴルでは国民体質測定と呼ばれる日本における新体力テストと類似した体力測定がある。しかし、現在内モンゴルで行われている国民体質測定は日本で実施している体力測定とは項目に相異があり、単純に日本など他民族間との直接比較はできない。同一した測定項目・方法によって民族間の体力を比較することは自国の体力状況を知るうえでは有効であると考えており、本研究は内モンゴルにおける国民体質測定を日本での新体力テストと同等な水準まで高めることを目的とする。

     そこで、日本の文部科学省が実施している調査項目を漢民族、

    モンゴル民族
    の大学生合計209名(男子120名、女子89名)を対象として体力測定を行い、日本の体力測定評価基準を用いて体力を評価した。次に日本人、漢民族、
    モンゴル民族
    の大学生の体力を比較し、運動歴、生活習慣についてアンケート調査を行い、民族間における教育環境・文化及び生活習慣の違いが運動機能及び健康意識に与える影響について検討を行った。

  • 体育教員養成カリキュラムについて
    *HEQI YELITU, 村山 敏夫
    日本体育学会大会予稿集
    2019年 70 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/20
    会議録・要旨集 フリー

     1949年より、内モンゴルは、中国の自治区として帰属された後、

    モンゴル民族
    の学校を設置し、
    モンゴル民族
    を中心に教員養成機関として大学を成立した。それは内モンゴル師範大学(1952年成立)である。この大学は内モンゴル自治区最初の教員養成機関となる。そして、この大学で体育学部を設置し、体育科教育学の教員養成を行ってきた。

    1990年代になると、義務教育の普及とともに、学校教育は従来の受験教育から、児童生徒全体の基本的な素質を向上させることを目的とし、素質教育の推進が教育改革の課題になってきた。そこで大量の教員養成が展開され、教員養成教育の高等教育化に転換しており、教員養成カリキュラムの改革も進められてきている。

    本研究は,内モンゴルS大学を事例として現地調査と文献調査方法を用いて内モンゴル自治区の体育科教員養成の歴史と実態を整理分析し、その特徴と課題を明らかにし、体育教員養成の現状について検討することを目的とした。さらに内モンゴルの大学における体育教員養成の歴史に焦点をあて、体育教育カリキュラムの変遷と特徴を明らかにした。

  • *HEQI YELITU, 村山 敏夫, 四家 千里, 原 光希, 佐々木 雅咲子, 尾山 裕介
    日本体育学会大会予稿集
    2017年 68 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/15
    会議録・要旨集 フリー

     内モンゴルでは国民体質測定と呼ばれる日本における新体力テストと似た体力測定がある。しかし、現在内モンゴルで行われている国民体質測定は日本で実施している体力測定とは項目に相異があり、単純に日本など他民族間との直接比較はできない。同一した測定項目・方法によって民族間の体力を比較することは自国の体力状況を知るうえでは有効であると考えており、本研究は内モンゴルにおける国民体質測定を日本での新体力テストと同等な水準まで高めることを目的とする。

     そこで、日本の文部科学省の実施している調査項目を漢民族、

    モンゴル民族
    の大学生を対象として体力測定を行い、日本の体力測定評価基準を用いて体力を評価することとする。次に日本人、漢民族、
    モンゴル民族
    の大学生の体力を比較し、運動歴、生活習慣についてアンケート調査を行い、民族間における教育環境・文化及び生活習慣の違いが体格・体力に与える影響について検討を行った。

  • 平井 英徳
    社会科教育論叢
    2006年 45 巻 33-38
    発行日: 2006/03/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • -シリンゴル盟の西東ウジュムチン旗を事例として-
    *ヤ ル, 中山 徹
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2011年 63 巻 3P-1
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/03
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年、
    モンゴル民族
    の生活は大きく変貌し続け、その中で生活水準の向上が見られる。一方、
    モンゴル民族
    の固有の文化・生活は希薄になりつつある。民族文化の継承には子どもの頃が重要な時期である。このような時期には、草原地域(牧畜区)の子どもが親元から離れ、教育を受けるため、町に出ざるを得ない。数十キロから200キロまで離れている家から町に出て来た子ども(社会の注目を集めている中国農村の「留守子ども」問題に対し、まだ関心が低い町に来た子どもを「逆留守子ども」と称する)は、政府の援助を得て小学校側が提供した寮に入居せず、「祖父母と町に出かけて借家」、「町で暮している親戚の家」、「町の他人に委託」等の形態で町の小学校に通っている。本研究は、子どもの遊びをはじめ、学校・家庭生活に焦点を当て、牧畜区の「逆留守子ども」の生活環境づくりを検討する。
    【方法】2010年7月に内モンゴル自治区において、教育関係の行政に対するヒアリング調査並びに西ウジュムチン旗に居住する子どもの家庭を訪問し、保護者に聞き取り調査を行った。調査地は
    モンゴル民族
    の比率が高く、典型的な牧畜区であるシリンゴル盟の東ウジュムチン旗と西ウジュムチン旗を調査対象地域とするが、本研究では西ウジュムチン旗の事例を取り上げる。
    【結果】西ウジュムチン旗ではモンゴル族の小学校は2校があり、その中、1校は学制寮や食堂等整備された寄宿制小学校であり、2006年10月に8箇所の小学校を合併し、再建設された学校でもある。調査した事例により、多くの子どもは学校の寮に入居せず、通学方法等は個人的、家庭ごとに解決を図っている。
  • *野村 理恵, 中山 徹, 今井 範子, 婭 茹, 咏 梅
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2008年 60 巻 2P11
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/10
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】中国・内モンゴル自治区では、かつて
    モンゴル民族
    が遊牧生活を営んでいたが、近年は牧畜民の定住化が進行している。本研究では、古くから牧畜業を営んできた
    モンゴル民族
    を対象にその定住過程と定住による生活変化及び居住空間の変化について明らかにすることを目的とする。
    【方法】調査地は、内モンゴル自治区シリンゴル盟鑲黄旗である。日本家政学会第59回大会にて発表した調査家庭※1に対し、2007年7月に追調査を行った。「ホト」と呼ばれるいくつかの世帯が集まった宿営地集団が拡大し、定着化する過程や「ホト」内のコミュニティ形成に着目してヒアリング調査を実施した。
    ※1日本家政学会第59回大会研究発表要旨集p.132
    【結果】「ホト」の拡大要因として、家族の結婚に伴う世帯分離が挙げられる。1世帯に1つの住居を構えることが多いが、その住居がゲルから固定家屋であるバイシンへ移行したことにより、「ホト」の規模が拡大している。バイシンの導入は、1960年代の人民公社時代、漢民族が運転手として配属され、当該地域に定住し始めたことがきっかけであった。その後、
    モンゴル民族
    の間でもバイシン建築が加速した。更に世帯が増えると遠隔地に「ホト」を形成するようになり、1968年には1つであったものが、1970年から1980年代に分離し、現在では4つの「ホト」が1~2kmの距離で隣接している。各「ホト」には7~8世帯が居住しており、互いに協力して牧畜経営をしている。「ホト」間でも家畜の飼料栽培や井戸水の利用、家畜の洗浄等を合同で協業している。1980年代より実施された土地政策及び2000年代の旱魃の影響で、かつては馬群の放牧を行っていた調査家庭では馬をすべて手放し、現在は牛と羊の定居放牧を行っている。
  • 那 順
    日本機械学会誌
    2013年 116 巻 1141 号 854-855
    発行日: 2013/12/05
    公開日: 2017/06/21
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • ―教員研修会に着目して―
    陳 烏日汗
    アジア教育
    2021年 15 巻 56-67
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/28
    ジャーナル フリー

      The reform of ethnic minority education in China demands curricular restructuring as well as the improvement of ethnic language pedagogies. Further, it also requiresdue concern for the qualifications and abilities of the teachers.

      The development of education for ethnic minorities in China has progressed rapidly, with new initiatives taking place in recent years. However, this study aims to elucidate the current situation by investigating teacher training. Programs as the present circumstances have not yet been sufficiently illuminated. The study found, through observations and interviews at teacher training programs, that the knowledge and teaching skills of teachers of ethnic language education have improved because of new teaching methods, introduced in these courses. Interestingly, the formation of a sense of community among teachers at the training programs has encouraged a continuous enhancement of the abilities of teachers.

  • 三田 拓遂, 出口 清孝
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2001年 2001.1 巻 F-15
    発行日: 2001/08/10
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
  • 筒井 香, 佐久間 春夫
    日本体育学会大会予稿集
    2010年 61 巻 03-3P-P51
    発行日: 2010/09/08
    公開日: 2017/04/06
    会議録・要旨集 フリー
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