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クエリ検索: "リハビリテーション"
122,419件中 1-20の結果を表示しています
  • 日本
    リハビリテーション
    医学会
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2021年 58 巻 10 号 1188-1200
    発行日: 2021/10/18
    公開日: 2021/11/29
    ジャーナル フリー
  • ─理学療法士に求められるもの─
    辻 哲也
    理学療法学Supplement
    2017年 44S3 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/20
    会議録・要旨集 フリー
  • 7月豪雨災害を経験して
    *高林 亜希子, 手塚 昌男,
    リハビリテーション
    科 一同
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2007年 26 巻 65
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】  平成18年7月19日早朝、岡谷市において集中豪雨による土砂災害が数箇所で発生し、死者8名の他、多くの被災者が避難所生活を余儀なくされた。今回の災害は局所的であり、日中はほとんどの避難者が土砂撤去作業等に出かけていた。それに対し、リハビリの特長を生かして避難所での被災者支援活動を行った。またその経験からPTが院内災害対策委員会に入り、災害時マニュアルを作成したので報告する。
    【方法】 災害から1週間経過した7月27~30日までの4日間、避難所3箇所にて
    リハビリテーション
    科スタッフ(以下リハスタッフ)15名で支援活動を実施した。被災者総計265名中115名に実施。問診表にて評価し、スポーツトレーナー活動に準じた治療を、17:00から1時間、1人約5~10分実施した。後日、院内に災害対策委員会を設置。今回の経験から大災害直後からのリハスタッフの役割を検討した。
    【結果】  年代では60代が最も多かった。疲労部位は、腰部、肩、下腿三頭筋の順に多く、既往歴に腰痛・肩痛・膝関節痛のある方は特に痛みを訴える傾向にあった。痛みの強い方にはアイシング後にマッサージ、筋緊張が高い方にはストレッチ後にマッサージを行った。3,4日目には作業等をしている方のリピーターがあり、また生活不活病者は見られなかった。後日、緊急時マニュアルを院内で作成。リハスタッフは災害直後には軽傷者をリハ室へ誘導し、見回りや経過観察を行う。重傷者を検査室、レントゲン室、手術室、病室へ搬送する。中長期から生活不活病予防のための活動を行う役割となった。
    【考察】 今回の災害は局所的であり、大災害時とは違い市の行政は保たれ、通勤通学や土砂撤去作業等、外出が可能であった。また高齢者、障害者は病院や施設への入所が可能であったという条件と、リハスタッフの活動により避難者の疲労と緊張を緩和でき、結果として生活不活病の予防につながった。長野オリンピックより継続しているスポーツトレーナー活動が生かされたのではないかと考えられる。以上の経験から、災害時医療の中でリハスタッフは、中長期時に被災者の心身の疲労蓄積予防と避難生活の長期化による生活不活病の予防および、災害直後から救護活動に係わっていく必要があると考えられた。
    【まとめ】 豪雨災害の被災者に対して、避難所での支援活動を行った。急激な重労働、環境の変化による心身の疲労蓄積した避難者が多く、それに対しマッサージ、ストレッチ、アイシング等を施行し、疲労緩和に有効だった。後日、院内で災害直後からのリハスタッフの役割を検討し、大災害緊急時のマニュアルを作成した。
  • 大橋 正洋
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2006年 26 巻 3 号 274-282
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/10/05
    ジャーナル フリー
    モデル事業の間に,国立リハセンターのデータベースへ登録された高次脳機能障害は 424 例であり,この 76 %が脳外傷であった。米国では脳外傷法が制定され,行政が毎年多額の補助金を,脳外傷発生数調査や脳外傷者の地域生活支援のために支出している。神奈川リハ病院においては,モデル事業の間に外来を受診した脳損傷者が増え,その 68.3 %が脳外傷者であった。それらの患者の調査では,身体的に障害が軽度でも認知的に障害が重度である脳外傷者の障害像が明確に示された。脳外傷リハにおいては病院治療終了後も継続的な支援が必要となる。モデル事業後の高次脳機能障害への取り組みは,障害者自立支援法のもとで都道府県に 1ヵ所「高次脳機能障害支援センター機能」を有する拠点を指定し,そこに「高次脳機能障害支援コーディネータ」を配置して,総合相談,専門的マネジメント支援,地域支援,啓発と研修活動を行うことになる。
  • ―症例報告―
    岡村 陽子, 原 行弘
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2005年 25 巻 1 号 17-25
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/06/09
    ジャーナル フリー
    慢性期の患者では認知機能の新たな改善が期待されないためか, 認知リハは行われない傾向にある。本症例では発症後10年以上が経過しているが, 注意訓練を主体とした認知リハの結果, 認知機能の改善が認められた。症例は1991年12月もやもや病, 脳出血の発症から高次脳機能障害を呈した33歳の女性。認知リハ開始前の初期評価において全般的な知的低下, 記憶力の低下, 注意力低下が認められたため, 段階的に注意賦活訓練, 視覚認知訓練, 代償手段活用訓練を, 1ヵ月に1度の外来訓練に, 家庭で行う課題を併用して実施した。認知リハ後は知的機能, 注意力, 記憶力に改善がみられ, 日常生活でも記憶の代償手段の利用が可能となった。訓練前評価から個々に見合った認知リハ計画を立案し推進することが, 改善に寄与したと思われた。慢性期の患者に対しても, 集約的な認知リハの遂行で高次脳機能の維持や改善が可能であると推察される。
  • 橋本 圭司
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2012年 32 巻 3 号 360-366
    発行日: 2012/09/30
    公開日: 2013/10/07
    ジャーナル フリー
    高次脳機能障害の
    リハビリテーション
    のポイントは, 急性期から回復期, 慢性期にかけて, 「できないこと」を責めるのではなく「できること」を伸ばすポジティブな行動支援を一貫して行うことである。そして, 患者を支える周囲の理解を得るために, 聞き手にとってわかりやすい言葉を用い, できるだけ書面に残して情報提供を行う。また, 本人にとってわかりやすい環境を整える「環境の構造化」が有効なことが多く, 在宅環境を見据えた支援が必要である。高次脳機能障害者に対する集団治療プログラムは, 当事者の社会性向上, 社会参加支援に一定の効果が期待でき, 適切な治療環境を与えることで, 患者と支援者は, 問題の本質に気づき, 適切な代償法を習得する。この分野の支援を充実させるためには, 言葉や文章だけではなく, 医療, 福祉, 教育, 各分野の人々の顔がお互いに見えるような, 真の連携およびネットワークの構築が必要であろう。
  • 寺井 敏
    日本老年医学会雑誌
    2018年 55 巻 2 号 259-267
    発行日: 2018/04/25
    公開日: 2018/05/18
    ジャーナル フリー

    目的:高齢者を含めた脳卒中患者における回復期

    リハビリテーション
    診療の現状について分析すること.対象と方法:当院回復期
    リハビリテーション
    病棟へ入院した147例を退院後の転帰先別に4群へ分類し(自宅:A,施設:B,老健:C,療養型病院:D),年齢,発症―入院期間,入院時NIHSS,在院日数,リハ総単位数,脳卒中病型,入退院時FIM評価,運動FIM利得・効率の各群間での差異について比較検討するとともに,65歳以上の高齢者(107例)へのサブ解析も追加した.結果:B,C,D群の平均年齢はA群と比べて高く,とくに,これら3群では女性が多くを占めその平均年齢は高齢化を呈していた.発症―入院期間,NIHSS点数,在院日数の各平均の値は,A,B,C,Dの各群の順に高くなっており,C,D群のNIHSS点数,在院日数の平均はA群と比べ有意に高く,在院期間内のリハ総単位数の平均はA群で少なく,C群で多い傾向を認めた.合併した脳卒中病型の分布には各群間での差はみられなかった.入退院時各FIM点数はA群からD群にかけて低値化を呈していたが,各群において退院時には有意な向上が示されていた.運動FIM利得,運動FIM効率の平均値は,D群で著しく低く他の3群との間に有意差を認め,B,C両群の運動FIM利得の平均値はA群と比べて高い値を呈していた.一方,高齢者では,その発症―入院期間は4群間で差を認めず,NIHSS点数,在院日数,在院期間内のリハ総単位数,ADL,運動FIM利得,運動FIM効率に関しては全対象例と同様の動向を示していた.なお,B,C両群の運動FIM利得の平均値は低下し,C群では運動FIM効率も減少化を認めた.結論:脳卒中患者における回復期リハ診療は有益であることが示された.入院時のADLレベルは転帰先別の退院時ADL区分と相関することが示唆され,FIM利得・効率は自宅退院を予測する指標とはならないものと思われた.また,ADLレベルの低い高齢者ではFIM利得が減少する傾向にあるものと思われた.

  • 加藤 弥生
    日本老年医学会雑誌
    2003年 40 巻 4 号 329-331
    発行日: 2003/07/25
    公開日: 2011/02/24
    ジャーナル フリー
  • 21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー
    各位

    暑い日々が続きますが、先生におかれましては、益々ご清栄の事とお喜び申し上げます。

    さて、昨年の第二回総会以来、研究の今後の方向が少しづつ明らかになって参りました。いよいよ一堂に会して、研究を深めたいと存じます。

    つきましては下記の通り、総会を開催いたしますので、ご参加いただきたくお願い申し上げます。

    21世紀

    リハビリテーション
    研究会

    総会日時 1999 8 31 日午後6 30 分より

    ところ リハビリエイド社会議室

    総会次第

    1・開会挨拶2・会長挨拶 3・運営委員会報告 副会長運営委員 4・講評と提案 副会長・顧問 5・質疑・討論 6・次年度関係事項 7・閉会挨拶

  • 総会議事録・予稿集 復刻
    21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー

    バイオフィリア

    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    1999 年8 月31 日

    会場 : リハビリエイド社会議室

  • 介護・依存から自立へ(高齢障害者が自分で生活できる健康を取り戻す。)
    21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー

    第4回21世紀

    リハビリテーション
    研究会

    2000年8月5日

    日本医科大学医療管理学教室第一講堂

    講演抄録集及び活動報告 復刻

  • 21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー

    総会(1 00 分~1 15 分)

    司会 滝沢茂男(バイオフィリア研究所)

    (会長挨拶) 木島英夫 木島整形外科医院・医学博士

    (介護・依存から自立へ・2025 年で16%弱と想定される要介護老人の発生を10%以下にする。)

  • 21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー

    1、次の出版は、PTによる他動運動と器具による自己他動運動「他動運動に代替する概念」の整合性を明らかにするものである。起立板による足関節矯正の訓練など既存の器具利用下肢訓練に対しても、利点欠点整合性を明らかにする。 2、座位による訓練について、訓練段階毎の標準化が望ましいが、困難である。ついては、ここから先は標準化できるというものもあり、それらについては標準化し、出来ないものは症例を列挙するなど、個別対応する中で記述したい。 標準化のために加速度の変化を利用する。 3、今後、訓練により歩けるようになった人の既往の病歴と状態を把握し、将来症例が増えた時点で纏め、既往病歴と状態に対応した「傾向と対策集」として、上記とは別に出版し、後のリハビリの指針にしたい。 そのために、寝たきり状態について、現病状と寝たきり期間、主たる原疾患、重複する疾患及びその他の理由と時期を確認すべきと考え、長岡病院他に於いて資料として調査、蓄積しうる基準を研究する。先行調査を予定している。 4、歩行器利用の生活文化の確立へ向けての研究

  • 21世紀
    リハビリテーション
    研究会
    バイオフィリア 
    リハビリテーション
    学会研究大会予稿集

    2013年 2013.4 巻
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/07/21
    会議録・要旨集 フリー

    1999 年8 月31 日午後6:30 からリハビリエイド社会議室において、第3 回総会が開催された。 顧問滝沢恭子から経過を踏まえた開会挨拶、福井圀彦会長から、挨拶と痙性の抑制について仮説が発表された。 続いて運営委員会報告として、副会長運営委員の慶応大学遠藤敏から国際PT 学会と下肢運動器の運動範囲について、北里大学長澤弘から科学技術庁の研究費申請以来の経過と機器開発について、昭島市在宅介護支援センター牧田光代から評価論文について説明があった。 さらに運営委員の社会医学技術学院久保田京子から次期出版について、事務局長リハビリエイド滝沢茂男から補足説明と欠席された副会長岡本病院岡本雄三の発表(地域ケアの核となるために)代読があり、引き続き自己紹介・発表として、新会員川崎医科大学附属川崎病院森田能子から歩行器利用について、岡本病院石丸知二から本リハシステム導入について、すずしろの里米田睦男から在宅リハについて、運営委員事務局次長・リハビリエイド青木信夫の挨拶があった。 また、オブザーバーの神奈川県産業技術総合研究所増田信次から機器開発について、通商産業省工業技術院・電子技術総合研究所知能システム部小野栄一の挨拶があり、欠席のジェトロイスタンブール尾澤潤一からの伝言披露があった。

    発行1999.10.1 21 リハ研事務局

  • 小山 祐見子, 安本 美帆子
    認知
    リハビリテーション

    2011年 16 巻 1 号 45-54
    発行日: 2011年
    公開日: 2023/09/02
    ジャーナル オープンアクセス

    継続的な認知

    リハビリテーション
    の実施で,高次脳機能障害は長期にわたって回復が期待できるとされている。しかし,実際には医療報酬や人員,設備等の問題から慢性期の患者に十分関われるだけの余裕が医療側にない。他方,患者側にしても急性期ほどの
    リハビリテーション
    (以下リハ)への意欲や期待は失われているように思われる。本症例は7歳時に崖から転落して広範に脳を損傷した18歳の女性である。養護学校卒業までは小児専門リハ施設に並行して通っていた。年齢制限によりその施設でのリハが終了となったことから当院での外来リハが開始となった。初期評価において注意障害,記憶障害,失語が認められたため,注意訓練を基盤にした高次脳機能障害へのアプローチを1年間実施した。リハ後は注意,記憶,言語能力に改善がみられ,行動観察上も変化を認めた。このことから系統的な認知リハを継続する意義と慢性期の患者の改善への可能性が確認された。

  • 加来 克幸
    昭和病院雑誌
    2005年 2 巻 1 号 93-100
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/09/13
    ジャーナル フリー
    MSWの業務は、高度化し、専門化する医療の中で患者や家族の不安感を除去する等心理的問題の解決を援助するサービスが求められ発祥して来た。 なかでも回復期リハ病棟の機能を十分に発揮するためには、適切な入院相談から入院、そして退院計画へと一貫して必要な支援が提供されることが重要であり、そのためには早めのゴール設定を行う必要がある。 当院の場合、カンファレンス等でゴールがほぼ決まると、MSW同席の上で主治医が患者・家族へ説明を行い、その結果で患者の退院先が決定される。自宅へ帰ることになる場合は、MSWが在宅生活へ向けた準備のため具体的な社会資源の活用の検討を始めることになる。 病病(診)連携システムのポイントとしては、転院前の段階から、発症前の生活状況の把握や、入院によって患者・家族が生活破壊を招くような経済的問題を抱えていないかなど、急性期病院のMSWより情報を得ておくことで、転院早期からMSWが的確にかかわりをもつことにある。 回復期
    リハビリテーション
    の課題としては、維持期
    リハビリテーション
    から、地域
    リハビリテーション
    へとスムーズに移行することで、的確な支援体制を確立し、回復期リハの役割を果たせないままに終わらない様にする事である。
  • -ユニット型空間構成の回復期リハビリテーション病棟に関する研究 その1-
    賀 馨, 宮崎 崇文, 三浦 研
    日本建築学会計画系論文集
    2015年 80 巻 709 号 495-504
    発行日: 2015/03/30
    公開日: 2015/03/30
    ジャーナル フリー
    The purpose of this study is to investigate about constant effect about the plan of pioneer rehabilitation ward of large-scale rehabilitation room is not installed. It is the recovery period rehabilitation-ward adopted unit-construction in the space fixed a sickroom mainly on a private room. The following knowledge were obtained: 1. The way to spend times "out of Rehabilitation" and a design method of the space around the sickroom which is spent the time of about 2/3 at the daytime in particular in conjunction with it were important. 2. The number of steps to be generated in a time zone of "out of Rehabilitation" to occupy a time of about 80% between from 7:00 to 19:00 should be added at rehabilitation time. 3. It is important to adopt a mechanism and the idea urging by movement and going up and down, attitudinal variation at the near position in the sickroom of the patient to capture the hospitalization life whole for rehabilitation. As well as rehabilitation, designing to be able to use them as the space which patient can use routinely is important.
  • 上田 敏
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2004年 24 巻 3 号 244-252
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/03/16
    ジャーナル フリー
    2001年5月の WHO総会で ICF : 国際生活機能分類が ICIDH : 国際障害分類 (1980) の改定版として採択された。これは第1には人が「生きる」こと,すなわち生活機能と,それが低下した状態である障害とを総合的に把握する概念枠組みとして,第2には国際的・学際的,また専門家と当事者との間の「共通言語」として作られたものであり,障害というマイナス面よりも生活機能というプラス面に着目し,かつ両者を生命・生活・人生の 3レベルで把握するという優れた特徴をもち,今後,医学・医療,介護,福祉,その他,専門職が対象者・利用者にサービスを提供するあらゆる分野に大きな思想的・実際的な影響を与えるものである。本論文では,現在のわが国で医療・福祉・介護の行政の中にすでに ICF の基本概念が相当程度にとり入れられていることを紹介し,ついで ICF の特徴と分類の概要,コーディングの実際について述べ,高次脳機能障害の臨床への応用について論じた。
  • 寺井 敏, 宮本 秀和
    日本老年医学会雑誌
    2007年 44 巻 4 号 476-482
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/09/06
    ジャーナル フリー
    目的:高齢者の入院比率の高い回復期
    リハビリテーション
    (以下リハと略す)病棟の現状を分析し,回復期リハの問題点と課題について検討した.方法:対象は当院回復期リハ病棟へ入院した232例(男性74例,女性158例;平均年齢78.6±12.9歳)である.これらの症例を脳血管障害(A群)83例と廃用症候群(B群)149例に分類し,両群で年齢,日常生活動作(以下ADLと略す)能力,在院日数,基礎疾患の内訳や入院中の合併疾患の発生頻度,入退院の動向などにつき後ろ向きに解析を試みた.結果:A, B群の平均年齢は,それぞれ,75.9±14.0歳,80.0±12.0歳であり,B群で有意に高かった(p<0.05).両群間で入院時Barthel Indexに差はなかったが在院日数には有意差がみられた(A群:140.9±9.4, B群:107.3±11.3;p<0.05).基礎疾患の内訳では,A群では脳梗塞例が55例と多く,B群では多彩な病因の中でも肺炎の占める頻度が33例と最も高かった.リハ期間中,A群中25例(30.1%),B群中40例(26.8%)では急性疾患への治療や専門的医療の必要性が認められ,両群ともその約半数は急性期病床への転出が行われた.入退院の動向では,紹介元はいずれも急性期病院が最も高い頻度を呈していた.回復期リハ病棟退院後に在宅または施設での生活が可能となっていた症例はA群中53例(63.9%),B群中109例(73.2%)であり,両群とも在宅復帰例のBarthel Indexの平均は80前後でほとんど全ての症例が介助歩行レベル以上の運動能力を有していた.一方,施設への退院例ではそのADLは低く,車椅子レベルを呈するものが両群とも約6割を占めていた.結論:高齢者では,リハ期間中も包括的で経時的な医療行為の介入が必要であり,在宅復帰には歩行可能レベルまでのADL改善が望まれると思われた.
  • 滝沢 茂男
    バイオフィリア
    リハビリテーション
    研究

    2017年 2017 巻 1 号 101-103
    発行日: 2017/10/03
    公開日: 2018/01/26
    ジャーナル フリー

     

    リハビリテーション
    (リハ)医学の再構築を通じ、持続可能な超高齢社会の構築を目指している本会は2013年10月15日に、在日本イタリア大使館と在イタリア日本大使館の後援の下、イタリア共和国キエーティ市で第10回国際大会「2つのパラダイムシフトの実現にむけて;リハ医学の再構築と持続可能な超高齢社会への高齢者の貢献を可能にする意識転換」を開催しました。

     本大会は、在日イタリア大使館からも評価されており、科学技術担当官からの感謝状に反映されています。以下日本語で記載された内容をご紹介します。

    感謝状

     「貴学会は各国においての国際学会を行い、リハ医学向上を通じ、各国国民の福祉の向上に貢献しています。その寝たきり老人等の高齢障害者の機能回復に関する活動は、各国政府から高く評価されています。

     本年、イタリア国キエーティ市において、第10回国際バイオフィリア

    リハビリテーション
    学会大会が開催されることとなりました。今回の大会の御成功と今後共この分野での二国間の協力関係の増進が益々強化されることを心から祈念いたします。

    開催に当たる関係者のご努力に敬意を表し、ここにイタリア政府を代表し、開催関係者を代表される国際バイオフィリア

    リハビリテーション
    学会理事長滝沢茂男氏に本感謝状を贈呈します。」以上全文をご紹介しました。また、甘利明経済再生担当、社会保障・税一体改革担当内閣府特命担当大臣から祝電を頂きました。本年2月に発行した「英文ジャーナル、バイオフィリア」には、国立大学法人岡山大学森田潔学長からご祝辞を頂いています。

     こうしたご支援から、我々の活動が社会のお役に立つ日が近づいているように思われます。読者諸兄の我々の活動へのご参加を期待します。

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