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クエリ検索: "中枢神経系"
33,008件中 1-20の結果を表示しています
  • 村田 佳応
    医療
    1994年 48 巻 4 号 309-312
    発行日: 1994/04/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    症例は39歳男性. 平成4年6月頃から気分の落ち込み, 家人とも会話が少なくなり近医にてノイローゼと診断され, 抗不安薬を処方されたが, 症状は改善しなかった. その2ヵ月後には多弁, 夜間外出など躁状態となる. 他院にて炭酸リチウムを処方されたが2年前からトキソプラズマ性網絡膜炎を指摘されており, トキソプラズマ性脳炎による躁状態の可能性もあると説明された. 平成4年9月国立霞ケ浦病院精神科初診となる. 来院時には意識障害が明らかであり器質疾患を疑い頭部CT施行した. 大脳半球に等~やや高吸収域の病変を認め, 造影により増強像を認めた. 脳神経外科に転送したが, 病理学的にはB cell typeの頭蓋内原発性悪性リンパ腫であった. 本疾患で躁状態を呈することは少なく, また初期に意識障害が明らかでなく診断が困難であった症例である.
  • 田中 暁, 澤田 直樹, 神尾 昌則, 望月 敏弘
    臨床血液
    1996年 37 巻 11 号 1322-1324
    発行日: 1996年
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル 認証あり
    A 61-year-old man with multiple subcutaneous, ileocecal and neurologic manifestations was reported. Histological examination of subcutaneous and ileocecal mass showed non-Hodgkin's lymphoma (diffuse medium cell type [LSG classification]), B-cell type. Headache, somnolence and incontinence of urine were considered owing to the CNS involvement by lymphoma cells. The cranial CT findings showed diffuse spread involving the lateral and third ventricle and hypothalamus with adjacent edema. Then he was treated by VEMP regimen and repeated intrathecal MTX injections. The neurologic remission with improvement of cranial CT findings was obtained and he has been free of the disease for 15 years.
  • *廣畑 俊成
    日本臨床免疫学会総会抄録集
    2006年 34 巻 S2-2
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    全身性エリテマトーデス(SLE)における中枢神経病変は本症の難治性病態の1つで、特に精神症状(ループス精神病)が臨床上問題となる。ループス精神病においては、血清中抗リボソームP抗体と髄液中の抗神経細胞抗体の上昇が見られることをこれまでに報告してきたが、ループス精神病患者の髄液中には抗リボソームP(C末端22ペプチド)抗体(抗P)の上昇はみられない。一方で、神経細胞の表面に存在するグルタミン酸レセプター(NR2)に対する抗体がループス精神病患者の髄液中に存在することが最近報告されている。しかし、血清中に抗NR2抗体が存在しても中枢神経病変を惹起し得ず、本抗体の中枢神経内での産生または脳血液関門の障害による中枢神経内への流入が病態形成上必須である。我々は最近、活性化ヒト末梢血単球表面に抗P抗体が結合するとヒト末梢血単球からのTNF-αやIL-6の産生を著明に増強することが明らかにした。これらのサイトカインはいずれも血管内皮細胞の接着分子を介して免疫担当細胞の脳内への侵入を促進する可能性がある。また別に、TNF-αは脳血液関門の機能を障害することが知られており、抗P抗体はTNF-αを介して脳血液関門の透過性を亢進させ抗NR2抗体の流入を促進する可能性も考えられる。このように抗P抗体は、中枢神経内における抗NR2抗体などの抗神経細胞抗体濃度を上昇させる働きをしているものと考えられる。
  • 末廣 健児, 石濱 崇史, 後藤 淳
    関西理学療法
    2008年 8 巻 7-11
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    ジャーナル フリー
    Toilet activity, which is done every day attended with the physiological phenomenon of "excretion", has high necessity in the activities of daily living (ADL). We analyzed it in terms of "sense", and describe how to guide a person who has difficulty in this activity, with some specific approaches. It is important to carry out all of the activities of daily living not only in the rehabilitation room but also in a practical environment, and we need to take it into consideration in the physical therapy.
  • 堀 泰雄, 服部 幸雄, 森脇 晃義, 林 泰資
    岡山医学会雑誌
    1991年 103 巻 3 号 31-44
    発行日: 1991/06/18
    公開日: 2009/08/24
    ジャーナル フリー
  • 工藤 玄恵, 前田 陽子, 清水 雅子, 前田 明
    日本臨床細胞学会雑誌
    2003年 42 巻 4 号 275-280
    発行日: 2003/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:脳腫瘍細胞診において比較的容易に組織型を判断しうる包括的な見方を考案したので報告する.
    対象と方法:日常遭遇する機会の多い良性星膠腫, 悪性星膠腫, 膠芽腫, 毛状星膠腫, 上衣腫, 稀突起膠腫, 髄芽腫, 髄膜腫, 神経鞘腫, 下垂体腺腫, そして転移性腫瘍を選んだ. それら検体の圧挫法によるPapanicolaou染色標本を低倍率で観察し, 細胞出現パターン別に包括的に分類した. 同時に, 各型に属する腫瘍間の鑑別に有用な所見を探索した.
    結果:出現パターンは集合型, 孤立散在型, そしてその両者の混在する混合型に分けられた. 集合型には, 密着塊状集塊と, ライトグリーン淡染性基質に平面的結合を示す集塊があった. 前者には髄膜腫, 神経鞘腫, 上衣腫 (乳頭型) が, そして後者には良性星膠腫, 悪性星膠腫, 膠芽腫, 髄膜腫, 神経鞘腫 (変性部分) が該当した. 孤立散在型には稀突起膠腫, 髄芽腫, 髄膜腫, 下垂体腺腫が, また混合型には膠芽腫, 髄膜腫, 転移性腫瘍が該当した. 核線は, 神経上皮由来の腫瘍に出来やすいが, その他の原発性腫瘍にはほとんどなく, その存在は組織型の鑑別に役立った. また, 星膠腫における良性・悪性の鑑別には血管間質や細胞・核の形状差が有用であった.
    結論:本観察法は簡便で, 一般臓器・組織細胞診と同じ感覚で脳腫瘍細胞診を行える特長がある.
  • 阿部 喜弘, 栗原 紀子, 菅井 宏治, 吉川 和行, 金友 高史, 津田 雅視
    医療
    2002年 56 巻 2 号 121-124
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 森田 伸也, 北岡 壮太郎, 高橋 遼平, 環 聡, 松本 一宏, 篠田 和伸, 香野 日高, 水野 隆一, 吉田 理理, 浅沼 宏, 中川 健, 大家 基嗣
    移植
    2023年 58 巻 Supplement 号 s339_3
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    【目的】移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)は、腎移植後1~2%に発症し、そのうち

    中枢神経系
    原発PTLDは5~15%とされる。
    中枢神経系
    病変の有無は予後不良因子の一つとされ、早期の診断および対応が重要となる。当院における腎移植後
    中枢神経系
    原発PTLD症例を臨床的に検討した。【対象と方法】当院で腎移植を施行した181例中、腎移植後に
    中枢神経系
    原発PTLDを発症した6例を対象とし検討した。【結果】男性3例、女性3例で、移植時年齢は平均37±7歳(12-53歳)であった。全例生体腎移植であり、ABO血液型適合移植が5例、不適合移植が1例であった。
    中枢神経系
    原発PTLDの発症年齢は、平均51±4歳(42-63歳)で、腎移植から発症までの期間は平均164±44ヶ月(61~370ヶ月)であった。3例は寛解し、3例は、PTLDにより死亡された。【考察】
    中枢神経系
    原発PTLDは様々な症状を呈し診断に難渋することもある。また、抗体・抗癌剤が血管・脳関門を通過しにくいことが指摘され、他のPTLDよりも予後が悪いとされる。文献的考察を加え報告する。

  • ―特にNarcolepsyに対する臨床脳波学的検討―
    日笠山 一郎, 緑川 隆
    医療
    1973年 27 巻 1 号 74-76
    発行日: 1973/01/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
  • 村松 幹司, 山田 恭聖, 戸苅 創
    周産期学シンポジウム抄録集
    1998年 16 巻
    発行日: 1998年
    公開日: 2024/07/29
    会議録・要旨集 フリー

     はじめに

     図1は低酸素—虚血実験ラットモデルでの神経細胞障害部位(大脳皮質)の病理写真である。免疫組織化学法によってグリア細胞を抗体染色しており,損傷のひどい部位の周辺にまばらに陽性細胞を認める。強拡大で観察すると典型的なグリア細胞が観察できる(図1-A)。また同様に別の抗体を用いると,同じ領域にマクロファージも観察することができる(図1-B)。これらは低酸素・虚血による神経細胞障害に炎症性細胞が何らかの形で関与することを示唆している1)

     低酸素・虚血といった侵襲が脳に起こるとエネルギー代謝やカルシウムの流入など神経細胞に直接に作用する変化が起こる。と同時にサイトカイン産生を促し,グリアやマクロファージなど炎症性細胞の活性化が行われる。特に脳の中ではマクロファージやマイクログリアなどが活性化し,一酸化窒素(以下NO)を産生するinducible NO synthase(以下iNOS)が誘導され,生成されたNOはパーオキシナイトライトなどのfree radicalとなり,二次的な細胞障害を引き起こすとされている2)(図2)。

     今回われわれは低酸素性虚血性脳症の幼若ラットモデルにて

    中枢神経系
    ,特に大脳皮質での神経細胞障害における炎症性細胞とNOとの関係をiNOSを指標に実験的に検討したので報告する。

  • 高橋 健太, 鈴木 忠樹, 片野 晴隆, 長谷川 秀樹
    NEUROINFECTION
    2020年 25 巻 1 号 125-
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/13
    ジャーナル フリー

    【要旨】

    中枢神経系
    では病原体の感染により種々の病態がもたらされる。病理学的には脳炎・脳症は組織形態により区別される。形態観察で炎症が認められる場合に脳炎、炎症を欠くものが脳症とされ、これらは宿主側の反応の違いによる。感染症の病理学的検索では、同一検体上で病原体の感染とその結果としての組織反応や形態変化の関係性を併せて評価することが重要となる。本稿では病原性微生物の感染による脳炎および脳症の代表的疾患につき病理組織像を提示しながら概説し、感染症が疑われる原因不明脳炎に対する国立感染症研究所感染病理部における網羅的な病原体の新規検索法についても紹介する。

  • 金澤 貴広
    作業療法学芸雑誌
    2023年 1 巻 46-52
    発行日: 2023/06/30
    公開日: 2023/07/12
    ジャーナル フリー

    在宅で訪問看護サービスを利用している脳卒中高齢者は増えており、運動、活動量が低下することで、自宅に引きこもりとなり、身体機能の低下がさらに強まる可能性がある.また、精神機能や認知機能、さまざまな合併症を招き起こす恐れもある。今回、在宅訪問ビリテーション(以下在宅訪問)にて、脳梗塞により右運動麻痺を呈した60歳代女性を担当した.事例は、回復期病院を退院後、過食による体重増加や、身体面、精神面の低下を来していた。多職種と連携した包括的アプローチが、身体面、環境面、家族支援を試みた結果、事例を取り巻く環境が変化したことで、ADLが自立し、外出支援に繋がった。このように、多職種連携による包括的アプローチにより、在宅生活の支援を促したと思われる。

  • 特に諸種薬物の灌流液排出量と血圧に及ぼす影響について
    平島 毅
    日本薬理学雑誌
    1962年 58 巻 2 号 214-223
    発行日: 1962/03/20
    公開日: 2010/07/09
    ジャーナル フリー
  • ラットにおける周産期および授乳期投与試験
    古橋 忠和, 加藤 育雄, 野村 章, 仲吉 洋
    CHEMOTHERAPY
    1983年 31 巻 Supplement3 号 968-986
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Ceftazidime (CAZ, SN 401) の0.25, 0.5および1.0g/kg/dayを, ラットの周産期および授乳期に静脈内投与し, 新生仔 (F1およびF2) に対する影響を検討した。
    妊娠中の母獣については, 0.25g/kg/day以上の用量の投与群では摂餌量の減少, 0.5g/kg/day以上の用量の投与群では体重増加量の抑制傾向がみられた。しかしながら, 分娩時の母獣に異常は認められなかった。また, 哺育期間中の母獣では, 0.25g/kg/day以上の用量の投与群で摂水量の増加が認められたのみであった。
    母獣の剖検所見としては, 0.25g/kg/day以上の用量の投与群において, 盲腸の拡張がみられた。
    F1の出生率, 生存率, 哺育率については, 検体投与各群と対照群との間に有意差は認められなかった。出生時のF1で平均体重の減少が0.5g/kg/day投与群では雌雄, 1.0g/kg/day投与群では雄にみられたが, その後の体重の推移に異常はなかった。3週齢時のF1の剖検において, 0.25g/kg/day以上の用量の投与群で盲腸の重量増加が認められた。
    その他, F1の外形, 内臓, 骨格の異常, 生後分化, 機能・行動・学習検査および生殖能力について, 検体の影響と考えられる所見は認められなかった。
    以上, 本実験条件下におけるラットの周産期および授乳期投与試験でのCAZの最大無作用量は0.25g/kg/day付近と考えられるが, 1.0g/kg/dayを投与しても母獣の生殖, F1およびF2の発生, 生育に重篤な異常は認められなかった。
  • ラットにおける器官形成期投与試験
    古橋 忠和, 武井 あき子, 本多 伴子, 仲吉 洋
    CHEMOTHERAPY
    1983年 31 巻 Supplement3 号 940-960
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Ceftazidime (CAZ, SN 401) の0.25, 0.5, 1.0および2.0g/kg/dayをラット胎仔の器官形成期に静脈内投与し, 胎仔ならびに新生仔 (F1およびF2) に対する影響を検討した。
    母獣については, 0.25g/kg/day以上の用量の投与群で妊娠中に摂餌量の減少, 摂水量の増加, 体重増加量の抑制ならびに盲腸の拡張がみられた。
    21日間哺育後の母獣の剖検でも, 0.5g/kg/day以上の用量の投与群で盲腸の拡張がみられた。
    胎仔に関しては, 1.0g/kg/day以上の用量の投与群で雌胎仔の体長および体重の減少, 2.0g/kg/day投与群で第7頸椎体の骨化率の低下が観察された。なお, 外形, 内臓および骨格の異常ならびに骨格変異に関しては, 検体の影響と考えられる所見は認められなかった。
    F1については, 2.0g/kg/day投与群で出産日の延長傾向, 出生率の低下, 出生後1週間の平均体重の増加, 耳介開展の促進がみられたが, 4日後生存率, 哺育率に差は認められなかった。その他, F1の外形, 内臓, 骨格, 臓器重量, 機能, 行動, 学習, 生殖能力などに関しては, 検体投与によると考えられる変動は認められなかった。
    また, F2の観察においても検体投与によると考えられる所見は認められなかった。
    以上, 本実験条件下におけるラット器官形成期投与試験の次世代ならびに次々世代に対する最大無作用量は0.5g/kg/dayと結論された。
  • 高木 卓爾, 松本 隆, 杉山 尚武, 春日 洋一郎, 福岡 秀和, 永井 肇, 小川 雄之亮
    周産期学シンポジウム抄録集
    1984年 2 巻
    発行日: 1984年
    公開日: 2024/05/07
    会議録・要旨集 フリー

     I はじめに

     周産期に問題となる

    中枢神経系
    奇形の種類,症候,手術適応,予後について報告し,超音波診断装置で出生前に発見された
    中枢神経系
    奇形の取り扱いの問題点についても,脳神経外科医の立場から述べる.

  • 異常発生について
    中村 和成
    脳と発達
    1975年 7 巻 3 号 181-189
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2011/05/24
    ジャーナル フリー
    中枢神経系
    の先天異常の臨界期はorganogenesis, histogenesis, functional maturation にわたつている.本研究においては代表的な二, 三の脳の先天異常のmorphological differentiationについて検討を行なつた.
    1) organogenesis
    a) 無脳症: 無脳症の原因は神経管の再開放すなわち外脳症で起こると主として推測されているが, 著者はholoprosencephaliaのある種のものからも無脳症のいくらかのものができてくることを推察した.ヒトの無脳症の特長の一つは
    中枢神経系
    における異常血管の増殖すなわちarea cerebrovasculosaであつて, これは終脳から脊髄に向つて増殖していくが, そのoriginについても推察を行なつた.
    b) holoprosencephalia: holoprosencephaliaの各型は矢状方向に大脳半球が侵されていくと, holo-ventriculusに, 前額方向に終脳と間脳が侵されていくと, それらのhypoplasiaないしdysplasiaに, 水平方向に嗅脳とその他のものが分かれると無嗅脳症になるというように, 脳の構築の乱れの方向に従つて分類される.この考えは他の脳の先天異常にも及ぼしうる.
    2) histogenesis
    a) neuroblastないしspongioblastのヘテロトピー: 終脳と小脳のヘテロトピーについて, これらの細胞の源をmatrixにおけるmaturationの見地から検討した.
    b) core形成: ヒトのporencephaliaないしminimalbraindamageとラット胎仔脳における実験的なcoreとを比較検討した.
    3) hydroencephalodysplasia: hydroencephalodysplasiaの型についての一つのパターンを髄液と脳構造の異常との間の相関から作り上げた.
    更にmajor malformationsのEEGを脳におけるelectric activityのoriginという点で検討した.
  • 平山 恒憲, 藤田 武久, 松岡 和彦, 城田 和彦, 安保 和俊, 橋本 清
    脳と発達
    1997年 29 巻 1 号 55-60
    発行日: 1997/01/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は, 初診時年齢11歳8カ月の女児.全身性ループスエリテマトーデス (SLE) の診断のもと, ステロイドパルス療法中に高血圧が出現し, 全身性の痙攣発作を来した.この時, MRIT2強調像で左後頭葉を中心とした高信号域を認めたが, 神経学的に異常はなかった.2カ月後にはT2強調像で多発性の高信号域を認めた.しかし, 治療開始から5カ月後のMRIでは, 白質に点状の高信号域を認める程度で, 以前見られた多発性の病変は消失していた.現在も神経学的な後遺症を認めていない.このような頭部MRIにて可逆的変化を呈したSLEの症例は成人で報告はされているが, 我々が検索し得た限り, 小児の報告例はなかった.
  • 金澤 貴広
    作業療法学芸雑誌
    2024年 2 巻 37-44
    発行日: 2024/06/30
    公開日: 2024/06/30
    ジャーナル フリー

    訪問作業療法士は、在宅でのリハビリテーションを提供する専門職であり、利用者様の「生活」する上で必要な能力を回復させるだけでなく、利用者様自身が主体的な生活を獲得し、社会参加できるよう支援ことが求められている。今回、在宅リハビリテーション(以下在宅リハ)にて脳梗塞により右運動麻痺を呈した80歳代女性を担当し、他職種と連携して、包括的なアプローチにて身体面、環境面、家族支援を試みた。事例は、回復期病院退院後、身体、精神面が共に低下して悪循環となっていた。運動療法を開始して、事例を取り巻く環境が変化することで、ADLが自立し、外出支援に繋がった。このように包括的にアプローチでしたことで、在宅生活の支援を図られたと思われる。

  • 瀧下 修一
    日本内科学会雑誌
    2000年 89 巻 9 号 1786-1791
    発行日: 2000/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
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