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クエリ検索: "中野英樹"
209件中 1-20の結果を表示しています
  • 澤佐 博行, 中野 英樹, 越地 耕二, 周 英明
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    1995年 115 巻 4 号 545-550
    発行日: 1995/03/20
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
    It can be expected that a coplanar waveguide (CPW) bend would present different transmission characteristics from those of a microstrip-line (MSL) bend because, unlike MSL, CPW has a signal conductor and two ground conductors on the same side of the substrate. This paper describes the crosstalk characteristics of two adjacent CPW bends separated by a ground conductor and formed on a printed circuit. Grosstalk characteristics of CPW bends of various line-separations at near and far ends were studied and compared with those of two adjacent straight CPW's, and also with those of MSL bends of the corresponding structures. Excepting the case of close coupling, crosstalk characteristics of CPW bends generally show a maximum at some frequency.
  • 小暮 裕明, 中野 英樹, 越地 耕二, 周 英明
    回路実装学会誌
    1997年 12 巻 5 号 369-373
    発行日: 1997/08/20
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    外部電磁界が電子装置の開口部を介して結合するときの, 装置筐体内の電磁界解析を行い, サセプティビリティについて検討を行った。モデル筐体のひとつの面に開口部を設け, 筐体外から平面波を照射したときの筐体内の電磁界分布について, TLM法を用いて解析し, 装置内の回路は筐体の各固有モードによって大きく影響を受けることが明らかになり, 共振周波数が実測結果とよく一致した。これにより誤動作の原因となる結合エネルギの大きい周波数および回路位置が筐体の形状のみから予測でき, このことはイミュニティを考慮した筐体の設計が可能であることを示唆している。
  • 村田 伸, 中野 英樹, 安彦 鉄平, 岩瀬 弘明, 豊西 孝嘉, 松倉 祥子, 児島 諒
    ヘルスプロモーション理学療法研究
    2017年 7 巻 3 号 109-113
    発行日: 2017/10/06
    公開日: 2017/10/05
    ジャーナル フリー

    本研究は,開発した下肢がむくみ難いパンプス(開発パンプス)を紹介するとともに,そのむくみ抑制効果について検証した。方法は,開発パンプスと一般パンプスを交互に履くクロスオーバーデザインを採用し,かつそれぞれのパンプスが対象者に分からないようブラインド化して効果を検証した。なお,下肢のむくみは下肢容積を水置換法によって計測することで判定した。対象とした女子大学生12名両下肢24肢の登校時と下校時の下肢容積変化量を比較した結果,開発パンプス装着日は-15.4±19.5ml,一般パンプス装着日は41.7±14.0ml であり,有意差(p<0.05)が認められ,開発パンプス装着日の下肢容積の減少が確認された。このことから,開発パンプスの下肢のむくみに対する一定の抑制効果が確認された。

  • 窪田 哲男, 箱山 明義, 長谷川 靖信, 越地 耕二
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2003年 123 巻 7 号 1212-1218
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/04/19
    ジャーナル フリー
    A new sealing structure for helical heater terminal used in a combination heating microwave oven is suggested, and its sealing characteristics are investigated by analysis and measurement. The new structure is simply a conductor tube coaxially covering the heater at the input terminal. With an optimally-designed structure of this type, the transmission coefficient of the heater at 2450 MHz can be reduced to -47dB in TLM analysis and -50dB in measurement. When installed in a test set, the power leaking out from the heater terminal is found to be less than 0.2mW/cm2.
  • 高梨 茂, 東平 靖雄, 鈴木 秀昂, 扇谷 正三郎, 作間 彰, 木村 勝彦
    YAKUGAKU ZASSHI
    1975年 95 巻 8 号 897-900
    発行日: 1975/08/25
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    After oral administration of an antitussive, Eprazinone hydrochloride [1-(2-ethoxy-2-phenylethyl-4-(2-bezoylpropyl) piperazine dihydrochloride](I), two metabolites were identified from both urine and bile of rats, rabbits, and humans. Three Dragendorff reagentpositive spots were detected on thin-layer chromatograms of the benzene extracts from urine and bile. Methanol-eluted substance of each of the spots isolated from the thin-layer plate was submitted to gas-liquid chromatography, infrared spectroscopy, and rechromatography over thin-layer with the authentic Eprazinone [1-(2-ethoxy-2-phenylethyl)-piperazine](II), and 1-(2-hydroxy-2-phenylethyl) piperazine (III). These results suggested that II was a product formed by the cleavage of an N-C bond of the Mannich base moiety in Ia, and III was formed by its deethylation.
  • 乾 恒夫, 井内 秀典
    金属表面技術
    1981年 32 巻 7 号 352-354
    発行日: 1981/07/01
    公開日: 2009/10/30
    ジャーナル フリー
  • 小室 裕明, 志知 龍一, 中野 英樹, 毛利 志保
    火山
    1997年 42 巻 2 号 153-157
    発行日: 1997/04/30
    公開日: 2017/03/20
    ジャーナル フリー
  • 金谷 浩一郎, 恩田 達也, 桜庭 正則
    日本鉱業会誌
    1982年 98 巻 1130 号 349-354
    発行日: 1982/04/25
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
  • 澤佐 博行, 中野 英樹, 越地 耕二, 周 英明
    回路実装学会誌
    1995年 10 巻 1 号 43-48
    発行日: 1995/01/20
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    共平面形線路 (CPW) では, 信号導体と同一平面上に2つの接地導体がある線路構造のため, その曲がり部における信号の透過特性には, マイクロストリップ線路 (MSL) とは異なる特性が現れることが予想される。本論文は, CPWのプリント線路の曲がり部の特性について論じたもので, 曲がり角が一定で, 角形および円形の曲がり部を持つMSLとCPWを作製し, その透過レベルの周波数特性の測定を行い, 比較検討を行っている。さらに, 直線状の線路とも比較を行っている。CPWの曲がり部の透過特性において, MSLにはない独特の透過レベルの落ち込みが生じていることを見いだしている。また, CPWにおいて, 曲がり角を変化させるとその落ち込みの生じる周波数が変化するが, クランク状やS字状の線路では, この落ち込みが生じない。このことから, CPWの2つのスロットの行路差に注目し, 落ち込み周波数の解析をしている。さらに, この落ち込みレベルを改善するために, 内導体オフセットのある曲がり部を提案し, 測定およびシミュレーションによって特性の改善を確かめている。
  • 稲富 佳洋, 村田 奈芳, 中野 英樹, 田村 春人, 鈴木 卓, 大澤 勝次
    園芸学研究
    2004年 3 巻 4 号 329-332
    発行日: 2004年
    公開日: 2008/03/15
    ジャーナル フリー
    北海道を中心に28の生息地から採取し,栄養繁殖により増殖し,札幌で生育させたギョウジャニンニクについて,萌芽期の早晩性の系統間差を明らかにした.草丈は,系統を比較する上で萌芽期の指標として有効である.2000年から2001年にかけての2年間の調査から,萌芽期の早晩性は安定した遺伝形質にあることがわかり,早晩性に基づき系統を3グループに分類することができた.RAPD分析による系統分類は,20種類の異なるプライマーを用いて成功した.検出されたバンドの数から遺伝的距離を算出し,28系統を大きく6群に分けることができた.萌芽期の早晩性およびRAPDという異なる指標によって独立に得られた二つの分類に関連は認められなかったが,どちらも同一市町村内の異なる生息地から採取した系統の遺伝的距離が近いことを示していた.系統間の萌芽期の違いを明らかにしたことは,ギョウジャニンニクの新品種育成に有効である.
  • 金井 健
    映像情報メディア学会技術報告
    2002年 26.28 巻 ROFT2002-45
    発行日: 2002/03/19
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本報告は複写機のスキャナユニットでの利用を想定して,FDTD法により大開口部を有する筐体からの電磁波の共振周波数特性解析について述べたものである。開ロ部の面積を変化させて開口部近傍の電界から共振周波数を抽出し,得られた共振周波数での筐体内磁界分布を解析した。
  • 窪田 哲男, 井崎 学, 周 英明, 越地 耕二, 菊池 嚴夫
    電気学会論文誌D(産業応用部門誌)
    1998年 118 巻 5 号 674-675
    発行日: 1998/05/01
    公開日: 2008/12/19
    ジャーナル フリー
  • 小室 裕明, 和田 浩之, 中野 英樹, 毛利 志保, 志知 龍一
    日本火山学会講演予稿集
    1994年 1994.2 巻
    発行日: 1994/10/20
    公開日: 2017/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 村田 伸, 安彦 鉄平, 中野 英樹, 阪本 昌志, 鈴木 景太, 川口 道生, 松尾 大
    ヘルスプロモーション理学療法研究
    2022年 11 巻 4 号 151-156
    発行日: 2022/02/28
    公開日: 2022/03/25
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,母趾外反角(hallux valgus;HV 角)軽減シューズが外反母趾女性の歩行に及ぼす効果を検証することである。外反母趾のある女性12名(平均年齢24.8±11.5歳)を対象に,HV 角軽減シューズと外見が同じコントロールシューズを履いた際の歩行パラメータを比較した。その結果,HV 角軽減シューズを履いて歩くと,歩幅が有意(p<0.05)に広がり,両脚支持時間は有意(p<0.05)に短縮して,歩行速度が有意(p <0.05)に速まった。一方,歩隔,足角,歩行角,立脚時間,遊脚時間の5項目には有意差は認められなかった。有意差が認められた歩幅,両脚支持時間,歩行速度の効果量はΔ=|0.46|~|0.60|の範囲にあり,HV 角軽減シューズが外反母趾女性の歩行に及ぼす一定の効果が示唆された。

  • 第7報 心臓組織: Lipoprotein Lipase 活性に及ぼす多糖類ポリ硫酸エステルの影響について
    行方 正也, 中野 英樹
    日本老年医学会雑誌
    1965年 2 巻 3 号 188-193
    発行日: 1965/08/31
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    Heparin を静注すると速やかに血液中に Lipoprotein Lipase が出現するが, 一方ラットの脂肪組織を Heparin の存在下に In Vitro で Incubate すると速やかにメディウム中に Lipoprotein Lipase が遊離することが認められている.
    そこで今回著者らはラット心臓組織の Lipoprotein Lipase 活性におよぼす影響を Heparin および In Vivo で Heparin 同様に脂血清澄作用を示した数種の多糖類硫酸エステルについて検討するとともにさらに一連の Oxidized Starch Sulfate を用いて Lipoprotein Lipase 活性に対する多糖類硫酸エステルの分子重合度と硫酸基含量との関係を検討した.
    実験方法は Cherks らの方法を参考にした. ラット (呑竜系♂) の心臓を摘出後ただちに冷下スライスまたはホモジエネートを調製しその100mgを検体200μg/ml含有pH 7.4 Krebs-Ringer Phosphate Buffer 中37℃60分 Incubate しその遠沈上清0.5mlに人工リポたんぱく質液 (牛血清アルブミン, 5% Coconut Oil Emulsion および新鮮な血清より成る) 0.5mlを加え37℃30分反応させる. 反応液を5%トリクロル酢酸で除たんぱくしてその滬液につき Lambert-Neish 法によって Glycerol 定量を行なって Lipoprotein Lipase 活性を測定した.
    Preincubation 時に諸種の多糖類硫酸エステルを添加して Lipoprotein Lipase 活性化作用を測定し, Heparin の場合を100として比活性を求めた結果は Chondroitin Sulfate=-19, Carrageenin=44, Fucoidin Sulfate=-39, Dextran Sulfate B.P.=41, Dextran Sulfate=70であり, また Oxidized Starch Sulfate I-V (〔η=0.026, S%=3.7, 6.5, 8.0, 10.1, 12.7) はおのおの17, 28, 50, 61および70とほぼS%に比例して活性の増大が認められた.
    さらにこれらの活性増大作用には組織からの Lipoprotein Lipase の遊離とともに Lipoprotein Lipase 賦活作用も含まれることがわかった.
  • *若田 哲史, 中野 英樹, 原 奈央
    日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集
    2025年 3.Suppl.No.1 巻 O - 13
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/30
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに、目的】

    サルコペニアは加齢に伴う骨格筋減少と定義され(Rosenberg, 1989)、進行により転倒、骨折、障害、死亡などを引き起こす (Schaap et al., 2018)。また、サルコペニアは生活習慣によっても影響を受けると報告されており(Wong et al., 2008)、その中でも、特に喫煙はサルコペニアに重大な影響を与える(Locquet et al., 2021)。一方職業と生活習慣は密接に関連し、職業間で身体活動、生活習慣、生理学的特徴、および社会的要因が異なる(Tsutsumi et al., 2001)。しかし職業の中でも京都の西陣織職人の健康状態に関する報告は少ない。西陣織職人における喫煙とサルコペニアの関連性を理解することは、地域医療の観点から最も重要である。本研究の目的は、西陣織職人におけるサルコペニアと喫煙の関係を明らかにすることである。

    【方法】

    本研究は横断調査とした。対象は2022年4~12月に当施設の健康診断を受診した60歳から92歳までの167人とした。参加者のサルコペニアはAsian Working Group for Sarcopenia (AWGS)2019に準拠して評価された。また参加者の喫煙習慣について質問が実施された。解析は目的変数をサルコペニア、説明変数を職業、共変量を喫煙の有無、性別、年齢、退職からの年数としてロジスティック回帰分析を実施した。

    【結果】

    参加者における職業の内訳は西陣織職人、ブルーカラー、ホワイトカラー、その他の労働者で、それぞれ15人、71人、25人、 56人であった。ロジスティック回帰分析の結果、西陣織職人はサルコペニア有病者 (オッズ比=1.87、95% CI=0.89~2.11、 p=0.04)、喫煙 (オッズ比= 1.82、95% CI=0.72 ‒ 2.51、 p=0.01)、年齢 (オッズ比 = 0.22、95% CI=0.05 ‒ 4.18、p=0.00)が影響因子として抽出された。

    【考察】

    西陣織職人の健康状態についての先行研究は少ない。西陣織職人の多くは自営業であり退職を躊躇し働き続けている。また、家族経営による形態が多いことから関係者の多くは限られた学歴しか持たず、この問題の一因となっている可能性があると考えられる。Murakami et al. (2023)は個人の学歴が健康に影響を与える可能性があることを示している。西陣織職人のサルコペニアを防ぐためには、職場での戦略の促進が不可欠である。

    【倫理的配慮】

    本研究は、京都民医連中央病院臨床研究部の研究倫理委員会の承認を得て実施した (承認番号:131)。また、対象者には書面や口頭にて説明を行い、同意を得て実施した。

  • 金井 健
    映像情報メディア学会技術報告
    2001年 25.30 巻 ROFT2001-49
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    開口部のある筐体の内部にプリント基板を配置し, FDTD法による放射特性解析を行った。これにより筐体内での放射源の位置により放射特性が変化する事, 伝播経路が筐体寸法に依存する場合, 筐体寸法の変化で放射特性が変化する事が分かった。
  • 山本 浩人, 中野 英樹, 石垣 智也, 森岡 周
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-KS-44-2
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    近年,運動学習効果に対して,課題前の安静時脳活動が関与することが明らかにされつつあるが,環境に適応して行く適応的運動学習もその例外でない(Wu, et al., 2014)。これに対して,課題前だけでなく課題中の休息時においても,学習と関連した脳活動が生じている可能性もある。また,適応的運動学習の構成要素には身体の時間的,空間的な制御が含まれ,これら制御の違いに関連する脳活動は,異なる可能性が考えられる。そこで本研究では課題前だけでなく,課題休息時においても学習と関連した脳活動が認められるかを明らかにすること,適応的運動学習における休息時の時間的・空間的制御に関連する脳活動を明確化することを目的とした。

    【方法】

    対象は右利きの健常成人25名(平均年齢24.0±3.5歳)とし,学習群12名,コントロール群13名にランダム割付けした。課題は非利き手でのトラッキング課題とし,学習群は操作する指標が画面上に表示され,コントロール群では指標が表示されない設定とした。課題3試行を1セットとし,計10セット実施した。課題のセット前後には90秒間の閉眼安静を計11回設けた。行動指標として,空間的誤差は指標とターゲットの距離の絶対値,時間的誤差はターゲットに対する指標のY軸上の差を平均した値とした。脳波は国際10-20法に基づく64ch(sampling rate:512Hz)で記録した。安静状態90秒間から前後15秒間を除外した60秒間を解析対象とし,power spectrum解析によってβ波(12.5-30.0Hz)のパワー値を求めた。対象領域は運動学習に関係する左右の運動関連領域と頭頂皮質領域とした。行動指標は一元配置分散分析(多重比較検定法:Bonferroni法),Region of Interest(ROI)におけるパワー値の群間比較には対応のないt検定を用いた。学習効果と群間比較によって有意差が認められた領域との関係を,Pearson積率相関係数を用い統計処理した。有意水準は全て5%とした。

    【結果】

    学習群の空間的誤差にのみ有意な学習効果を認めた(1セットv.s2~10セット:p<.01)。パワー値の群間比較では,コントロール群に比べて学習群の全てのROIにおいて,全セットで低値を認めた(p<.06~.001)。空間的誤差と左運動関連領域のパワー値との間に,学習効果が高いものほどパワー値が低いという有意な負の相関(課題前r=-.58,p<.05,3セット後r=-.60,p<.04)を認めた。時間的誤差と左頭頂皮質領域のパワー値との間でも,同様に有意な負の相関(課題前~3セットまでr=-.58~-.77,p<.04~.003)を認めた。

    【結論】

    本研究は,適応的運動学習における時間的・空間的制御に関連した課題前および課題間の安静時脳活動を明らかにした。その脳活動は,課題に対する運動シミュレーションを反映したものであることが示唆された。以上の結果から,運動学習過程において,課題中のみならず,課題前・課題中の安静状態を考慮に入れた理学療法介入を実施する重要性が示唆された。

  • 澳 昂佑, 木村 大輔, 松木 明好, 井上 純爾, 服部 暁穂, 中野 英樹, 川原 勲
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-NV-30-1
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】脳卒中患者は,明らかな感覚障害がないにもかかわらずバランス障害をきたすことがあり,原因の一つに足部体性感覚,前庭覚,視覚の感覚統合障害がある。これは,入力される感覚情報の処理で,一部の感覚情報に誤って依存度を高めてしまう感覚の重みづけ(sensory weighting:SW)の障害であることが報告されている。しかし,脳梗塞後のSW,運動機能の変化に着目した症例報告はない。我々は,脳梗塞患者1症例に対して感覚の再重みづけトレーニング(sensory reweighting training:SRWT)を4週間実施し,SW,運動機能の変化を検証したので報告する。【方法】対象は脳梗塞発症1ヵ月経過した70歳代の女性とし,病巣は左放線冠であった。SIASは,握力を除き,満点であった。認知症,高次脳機能障害,整形外科疾患はなかった。介入前後に立位におけるSWを評価するため,Stephen R,1994らの方法を参考にフォースプレート(アニマ社製MG-100)を使用し,視覚,前庭,足底感覚の感覚貢献度指数を算出した。値が高いものほど,立位制御への貢献度が高いことを示す。転倒リスク評価としてFBS,TUGを評価した。屋外歩行の実用性を評価するため,10m歩行テストを評価した。先行研究を参考にカットオフ値(FBS:45点以下,TUG:14.0秒以上,10m歩行テスト:11.6秒以上)を設定した。歩行立脚時間の左右対称性を評価するsymmetry index(SI)を算出した。SIは0に近いほど左右対称であることを示す。各評価は介入前後を比較した。SRWTは対象者にディジョックボード(酒井医療株式会社製SPR-2600)上にて閉眼で右片脚立位を取らせ,セラピストは約1Hzの頻度でディジョックボードを前後左右ランダムに動揺させ,転倒に留意し実施した。1セッションを2分,1日に20回,週5日,4週間実施した。【結果】感覚貢献度指数は,視覚が-15%から31.4%,体性感覚-40%から44.4%,前庭覚が155%から24.2%となった。FBSは42点から47点に,TUGは17.8秒から12秒に,10m歩行テストは13.7秒から11.7秒に改善した。SIは介入後に-25から-2となった。【結論】下肢の感覚障害や運動麻痺がないにもかかわらず,介入前のFBS,TUGは転倒危険を示した。歩行はSIより左右非対称となり,右下肢立脚期の短縮した歩行を示し,10m歩行の結果,非実用性を示した。感覚貢献度指数は同年代の正常値と比較し,前庭覚が異常な増加を示した。これは立位姿勢制御において,前庭覚に依存した結果,バランス能力,歩行能力が低下していることを示唆する。介入後の感覚貢献度指数は正常に近づき,FBS,TUG,非転倒危険値を示し,10m歩行テストは屋外歩行自立に近い値を示した。このことはSRWTによってSWの正常化を誘導し,結果として立位バランス,歩行能力改善に寄与した可能性を示唆する。限界点として1症例の報告であるため,自然回復などの影響を精査できない。しかし,脳卒中患者に対するSWへの着目する理学療法の重要性を示した。
  • 大西 広志, 横山 彰仁, 平田 信太郎, 中島 拓, 大成 洋二郎, 香河 和義, 中島 正光, 河野 修興
    アレルギー
    2004年 53 巻 8-9 号 940-
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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