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クエリ検索: "京都市立稲荷小学校"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • -GPSとPDAによる環境教育支援システム-
    守屋 和幸
    システム農学
    2004年 20 巻 2 号 146-152
    発行日: 2004/10/10
    公開日: 2022/06/03
    ジャーナル フリー

    2002(平成14)年度より小学校に導入された「総合的な学習の時間」の中で行われている環境教育を支援するためのシステムの開発を行った。このシステムでは、野外での自然観察と、教室内での学習を支援することを目的としている。開発したシステムでは、野外での自然観察で収集・作成した観察記録やデジタルカメラの画像に観察した場所の位置情報を付加することにより、Geograhpic Information System(GIS)としての機能を与えている。このシステムは、1)野外での自然観察を促すために、Gloval Positioning System(GPS)と携帯端末(PDA)を用いて特定の場所で情報を提供することと(教材提示システム)、学習者が興味をもった対象物について、その場で観察記録を簡単に作成・保存する機能(観察記録収集システム)、2)野外観察で作成した観察記録やデジタルカメラの画像を、教室内でクラス全員が自由に閲覧し、情報の共有を図る機能(情報共有システム)、3)位置情報付の観察記録やデジタルカメラ画像を素材として、児童がHTML文書を作成するための機能(教材作成システム)、などを備えている。このシステムの特徴は、1)自然観察を行う者が、自発的に位置情報付きで自由に観察記録を作成することができること、2)作成した観察記録や撮影した画像にメタ情報として位置情報が付加されているのでGISデータとしてそのまま利用できること、3)自然観察会等において、過去に収集・作成された情報を特定の場所でPDAに提示することができ、学習者への対象物に対する関心の惹起ならびに対象物への観察を促すことなどが挙げられる。

  • *松尾 佳秀, 大崎 智弘, 安川 直樹, 阿部 光敏, 酒井 徹朗, 守屋 和幸
    日本林学会大会発表データベース
    2004年 115 巻 P2007
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    2002年度から全国の小中学校に「総合的な学習の時間」が導入され、地域に根ざした教育、生徒の自主性を重視した教育が期待されている。文部科学省の学習指導要領[1]によると、「総合的な学習の時間」では、「横断的・総合的な課題などについて、自然体験や社会体験、観察・実験、見学・調査などの体験的な学習、問題解決的な学習を行う」ことが新たに必要とされており、各小中学校では具体的な実施方法を模索している。また、パソコンやインターネットなどが導入され、今後ますます情報教育が実践されていくことが予想される。
    本研究では、「総合的な学習の時間」において、特に野外での理科教育・社会科教育を主な対象としてモバイル機器を中心とした情報機器の利用方法の確立を目的とした取り組みを行った。
    実践概要としては、2003年度、
    京都市立稲荷小学校
    では「稲荷のまち&稲荷山 自然調査隊」というタイトルで総合的な学習の時間を行っている。タイトルにも使用されている稲荷山は、小学校に隣接している伏見稲荷大社を含む山で、全員で年に3回稲荷山登山を行う学校林に近い形の山である。稲荷小学校での総合的な学習の時間の進め方は、年間の学習テーマが設定されており、生徒はその枠内で各自の課題を設定し、課題の解決方法も自ら考案し、実行する。課題解決に向けた方向付けは、中間的におこなうクラス内での意見交流会と、担任の教師からの指導を元にして行う。まず小学生が独力で課題解決の方法を考える。ある程度独力で課題に取り組んだところで、意見交換会を行い、課題解決への方向修正をおこなう。次に、学習課題が似ている生徒同士でグループによる課題解決をおこなう。最後に、個人で発表用コンテンツを作成する。今年度の具体的な日程としては、稲荷山取材活動を7月1日・8月29日、課題決定を9月から10月上旬にかけて、調べ学習&コンテンツ作成を11月下旬から2月中旬まで、意見交流会を12月5・12日という形で行った。
    システムの概要としては、稲荷小学校での総合的な学習の時間に導入したシステムとしては3つある。まず、取材活動時に導入したPDA・GPS・デジタルカメラを用いた取材システムは、以前に野外環境学習の支援を目的として構築したPosInfoシステム[2]を小学生用のインタフェースと取材用の機能に改良したものである。
    次に、課題決定時に導入した情報交換ソフトは、取材システムを使って生徒が取材したファイルを一括して閲覧し、興味を持った対象物に関する写真などのファイルを自分専用のコンテンツ素材として選択的に保存するものである。
    最後に、コンテンツ作成時に導入したコンテンツ作成ソフトは、情報交換ソフトで絞り込んだ素材を用いて、選択形式のクイズ問題を作成し、取材システムに載せるためのコンテンツ作成を支援するソフトである。
    結果としては、情報交換ソフトでは、他人の素材を、生徒が自分専用のコンテンツ素材として保存したものが、5年生で78.0%、6年生で73.4%であった。評価の結果、操作性と機能および楽しさに対する主観的評価は良好と言うことができ、ストレスなく情報収集、共有をおこなう最低限の機能が満たされているといえる。
  • 平島 和雄, 綿越 貴久, 坂本 英房, 安川 直樹, 守屋 和幸, 酒井 徹朗
    教育システム情報学会誌
    2007年 24 巻 4 号 343-351
    発行日: 2007/10/01
    公開日: 2020/12/17
    ジャーナル フリー

    We have developed a support system for an observation class for elementary school children in outdoor social educational facilities (zoos, botanical gardens, etc.). Collaborative data gathered with the use of mobile information devices and displayed with summarized observation results have been implemented in our system. We also have evaluated a learning program in units of classrooms through a practicing class.

  • 山内 弘継
    心理学研究
    1971年 42 巻 4 号 220-223
    発行日: 1971/10/10
    公開日: 2010/07/16
    ジャーナル フリー
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