1) 大阪府下における民間中高層共同住宅の地域分布は昭和30年代中頃から
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内環状線内南部にはじまり, やがて昭和44年頃市内全域に, また府下の主要鉄道沿線の
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中心15km圏に拡がるという傾向をとった.
2) その立地傾向として鉄道に沿って600m以内というのが一般的である.しかし昭和45年以降, 主要幹線道路に沿った立地, あるいは大型住宅団地開発地に接した立地の傾向も生まれてきた.
3) 大阪府下におけるこの共同住宅タイプの立地傾向は賃貸アパートと分譲アパートでは明確な相違があり, 前者は
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南部など南に多く, 後者は
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北部および北大阪に多い.
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